低年式過走行で需要のない車の売り先はディーラーや一般の買取店では損をする
車を売ろうと下取りや買取りの査定に出した時に、0円またはそれ以下となってしまう事ってありますよね。
そういう査定額が出て来るのには、走行距離10万キロは日本人の壁!?でもお話ししたように、日本では10年以上経過した低年式の車や10万キロ以上走行している過走行車は敬遠されていると信じられている事が背景にはあるものの、実は日本にある車で価値が0円以下になる車ってほぼ存在しないんです。
では、なぜディーラーや買取店は0円以下の査定額を出して来るのか?
今回はこの謎を解いて行きたいと思います。
また、あなたが持っている低年式過走行の車を0円以上で売る方法も最後にお話ししますね。
ディーラーや買取店が0円以下の査定額を出す理由
ディーラーの下取りで低年式過走行車の場合は、0円査定もしくは廃車料や処分費用という名目でお金がかかる事が多いですね。
なぜ、そうなるのかと言うと、下取りが安い4つの理由でも書いた通り、ディーラーには独自の査定基準があり10年以上経過するとどんな車もほぼ0円以下になってしまう計算式があるからです。
これにより、営業マンとしても金額を付けたくても付けられないというジレンマがあります。
ただし、イズムの読者で実際にあった、下取りの方が買取りよりも査定額が上回る例を見てもらうと分かるように、下取車を交渉の一部と捉えることで、本来の価値以上の査定額が出ることもありますので、必ず0円以下になるとは限りません。
ただ、これは本来値引きに回す分を上乗せしているだけの場合もあるので、一概に得をしているとは言い難い部分もあるんですけどね^^;
また、買取店が0円以下の査定額を出す最大の理由としては、儲けたいからです^^;
買取店は高く買い取ることが仕事ではなく、安く仕入れることが本来の仕事ですので、低年式過走行の車の場合は取り敢えず0円以下の査定額を出して来ることは良くあることですね。
ただ、これも本来は価値がある車の場合は、値段が付くこともあるので根気強く複数の買取店にあたってみる価値はありますが、どの買取店からも価値なしと判断されることも多々あります。
では、価値なしと判断した車を0円以下で引き取ってディーラーや買取店は得をするのでしょうか?
ディーラーや買取店が引き取った低年式過走行車の行き先
ディーラーや買取店は、0円以下で買い取った低年式過走行の車で利益を上げることは可能です。
可能と言うか、確実に利益を上げることが出来、損をすることはほぼ100%ありません。
それには2つの理由があるんです。
- 日本国内では価値なしと判断される車でも海外では価値が付くという事は普通にある
- 日本でも海外でも価値なしと判断される車でも鉄くずリビルドパーツとして価値が付く
これが全てでして、消費者には価値がないから0円以下としている車でも価値が必ず付きます。
海外需要
基本的にディーラーは日本国内の需要を基に価値を決めるので査定額は0円以下になることが多く、買取店はオートオークション相場を基に価値を決めるのですが落札相場が高くても日本国内では需要がないと判断した車に関しては、0円以下に敢えてすることがあるんです。
どういう事かと言うと、オートオークション相場で確りと価値がある車輌でも、消費者の考えでは10年以下10万以上の車輌は価値がないと考えている人も多いので、敢えて価値なしと伝えてみて納得しているようであれば、そのまま買い取るという手法なんです。
ですから、0円以下で買い取った車が数十万円~高いものだと100万円程度で落札されることもあるということ。
ボロ儲けですね。
まぁ、こういったところが車業界の旨味だったりもするんですよ^^;
鉄くずリビルドパーツ需要
ディーラーや買取店は低年式過走行車を買い取った時の最悪ケースとしては、車を廃車にするのですが、車を廃車するのにお金がかかると思っているのは残念ながら消費者だけです。
実は、廃車にする時にディーラーや買取店は車をどうするのかと言うと、解体屋に売ります。
そう、売るんです。
お金を払うのではなく売るので当然利益がでますよね。
その車は解体屋でどう使われるかと言うと、鉄くずとして1500ccくらいの車なら1万円くらいの価値になりますし、3000ccくらいの車なら3万円くらいにはなるでしょう。
そして、更に流通量が多い車種は、リビルドパーツを取り出す車としての価値があるので、個別にパーツを売りさばくことで利益を上げています。
この様にして、日本における車の価値はないという事はほぼないのです。
ほぼ、というのは炎上車輌などの場合は、処分費用がかかる場合があるので厳しいこともあるので、一応ほぼにしておきました。
損をせずに低年式過走行車を売るにはどうればいいのか
では、あなたはどうすべきなのか?という事をお話しして終わりにしたいと思います。
答えはとても簡単で
- 海外需要のある車は輸出業者へ売る
- 廃車しかない車は解体屋に売る
ただ、これだけです。
どんな車種が海外で需要があるのかは、こちらの海外で人気の車種一覧を見て確認してみて下さい。
該当する車輌なのであれば「あなたの車種 輸出 買取」や「地域名 車買取 輸出」などネットで検索して探してみて下さいね。
ただ、直接個人から車を仕入れる輸出業者は少ないので、根気が必要になると思います^^;
該当しない車輌の場合は、解体屋に売ることになりますが、注意点が1つあります。
それは、あなたの車に適した売り先と売り方!大きく売却額が変わります。でお話ししているように、自動車税や自動車重量税、自賠責保険の還付分を受け取ることが出来る解体屋に売るという事です。
車検が多く残っていればいるほど、この還付額は大きくなりますので、車検期間が長い方は注意しましょう。
廃車にする車を高く売る方法は、車輌の排気量で大方の金額が決まっているので、ほぼほぼ電話1本で査定額が出るので、以下の方法を試してみて下さい。
一括査定と同じシステムの廃車買取.comに査定依頼を出して、電話で査定額を出してもらう、その査定額を基に廃車本舗で査定してもらい納得の行く額なのであれば売却するという流れが良いと思います。
ちなみに、廃車買取.comは一括査定システムですが電話が来るのは1社のみなので普通の一括査定と同じように電話に追われることはありません。
また、廃車本舗は海外輸出のルートも独自で持っているので、廃車ではなく海外需要のある車種に関しては、多少の色は付けてくれるので輸出業者を個人で探すのはちょっと不安だと思う方は、こちらを使ってみるもの良いかも知れませんね。
知識があるかないかで損するか得するかが決まる
多くの方が低年式過走行車を売却する時に、ディーラーや買取店で0円や廃車料・処分料と称してお金を取られてしまっています。
本来であれは充分に価値がある車なのに、お金を払う何て世界どこを見てもあまり存在しませんよね^^;
でも、それがまかり通ってしっているのが自動車業界なんです。
なぜ、こんな事がまかり通ってしまい現実に今でも行われているのか分かりますか?
それは、多くの消費者が価値のない車なんて存在しないことを知らないからです。
無知である為に本来であれば手にするお金を失い、更に手数料まで支払わされてしまっているんです。
ディーラーや買取店は、お客からお金を受け取り、解体屋に渡すだけで更にお金を受け取っています。
こんなに上手い話は他にはありませんよね^^;
あなたが受け取るべきお金を受け取り、WINWINの良い取引が出来ることを願っています。
車を高く売るなら
イズムが一括査定で愛車のアルファードを査定依頼してみると、最低査定額がカーチェンジA1の105万円、最高査定額はジーアフターの145万円でしたので、査定価格の差額は40万円にもなりました!
愛車を売却する際には、一括査定は避けては通れないですね^^
一括査定は業者からの電話がいっぱいなるので嫌!という方は、B to C中古車オークション(オークション形式の一括査定)のおまとめ査定がオススメです^^
連絡が来るのは1社のみなのに買取参加は7700社。
あなたの愛車を強化買取している業者を1社だけ選んで査定するならその場で相場がわかる!グーネット買取がお勧めです。
グー買取は、一括査定と併用することでいつの間にか安く買い取れてしまう業者同士の談合防止にも役立ちます。念には念をという方はどうぞ^^
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