査定とは

ここでお話しする内容には、少し難しい言葉も出てきますが、別に分からなくても大丈夫なことなので、意味はスルーしてもらってもOKです^^

 

査定は一般財団法人日本自動車査定協会が定める査定基準にそって行われる場合がほとんどで、日本自動車査定協会では自動車販売店での、中古車取引きにおける中古車価格が、全国どこでも同じ基準で行われるように、査定士の技能検定試験と技能向上研修を行っています。

 

同協会は中古自動車査定制度の普及定着に努めている第三者機関であって、査定士は全国で約14万人もいると言われているんですね。

ただ、出張査定にくる査定士のほとんどが、この査定士資格は持っていませんが。

 

経済産業省と、国土交通省の指導のもとに設立された機関で、買取店のほとんどすべての会社が、この中古自動車査定制度の定めた査定方法を、ベースに中古車の査定を行っているんです。

 

中古自動車査定基準では、自動車の部位ごとに減点、項目と点数を設定していて、査定では、チェックの方法のほとんどがマニュアル化されています。

だからこそ、買取業界が急成長しても耐えてこられているということです。

 

そして、買取専門店が全国ネットワークの場合は、フランチャイズで共通の査定フォーマットを利用している場合もあるんですね。

こんなことから誰が査定士ても同じような評価になるということ。

でも、実際に提示される査定額は買取業者によって違いますけどね^^

 

実車を見ながら査定するのは当然ですが、自動車検査証(いわゆる車検証ですね)・整備手帳(メンテナンスノート)・保証書取扱説明書定期点検整備記録簿自動車リサイクル券自賠責保険証も必須のものとなっていて、実車査定を受ける前には全て揃えておくようにしましょう。

これらはなぜ必要か?

それは、盗難車ではないという証拠になるからです。

業者としても買取した後に、その車が盗難車であるということが発覚すればえらいことになってしまいますから・・・

売主に返金を求めても、盗難車を売るような人が返金するわけもないですし、その頃には連絡が付かなくなっているでしょうからね。

 

ちょっと話しが固くなり過ぎましたね。

簡単に・・・査定というのは

  • 今までその車に乗っていた人が何人いて、
  • どのような状況のもとで走らされていたのか、
  • メンテナンスはしっかりとされていたのか、

今までの扱い方や、乗る人に寄って車の状態が変わるので、それを項目別に見ていくというのが査定なんですね。

その上で適正な評価をして金額を決めていくんです。

 

逆に考えると、この基準や項目を理解していれば自分の車を売る時にとても有利になりますよね^^

 

では、その基準と項目はどんな物なのかを見て行きましょう!

 

査定の項目と基準

まずは、査定の標準となる基準を覚えましょう。

  • 外装は無傷でキレイであること
  • 内装は無傷でキレイであること
  • エンジンが走行に支障がないこと
  • 足回りが走行に支障がないこと
  • 車検の残月数が3ヶ月以上であること
  • 走行距離は標準であること
  • タイヤの溝の残りは1.6ミリ以上あること
  • 事故修復歴がないこと
  • 改造などがされていないこと
  • 腐食などが見られないこと
  • 臭い等がないこと

上記に記載した11個の項目が査定する上で標準となる物です。

そこから、実車に対して比較していきます。

 

例えば、内装が傷だらけであれば減点となり、エンジンが問題なければ減点はされません。

更に具体的には、以下を読み進めて下さいね。

 

加点と減点

査定では、加点減点方式が取られていて、標準よりも良い場合は加点、悪い場合は減点となります。

具体的に上げていってみますね。

 

車両本体では、主に

外装内装エンジン足回り装備品加点と減点の対象になり
電装減点の対象になります。

 

その他の物では

タイヤ・走行距離加点と減点の対象になり

車検の残月数・自賠責保険の残月数加点の対象になり

修復歴・改造・特殊形状などが減点の対象になります。

 

これから査定に出そうと思っている自分の車と照らしあわせてみて下さい^^

どうですか?

変な改造などはしていませんか?

自分でもお金をかけずに元に戻せることや、やれることは沢山ありますので、査定の前に試してみて下さいね。

 

次回は、査定の流れについてお話していきますね^^

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