現役買取店の店長が暴露!車買取りで横行する談合の真実。正しい対策と間違った対策

あなたは談合と聞くと、

  • 「自分には関係ない」
  • 「どこか遠い関係のないところで行われている」
  • 「国の大きなお金が動く時に行われるもの」

などと思っていませんか?

でも実際には身近なところで談合と言うのは行われている可能性もあるのです。

 

これは、車の売却時にお世話になる買取店の営業マン同士で行われることもありますので、あなたのとても身近な話しになります。

これから車を売却しようと考えているのであれば

  • 談合とはどういったものなのか?
  • 具体的な談合の手口
  • どうすれば談合を防ぐことが出来るのか?

を知っておく必要があるでしょう。

 

そこで、イズムは知り合いの買取店の現役店長に直接お話しを聞いて来ましたので、これら全てを暴露したいと思います。

こういったあくどい事をする買取店は許せませんが、巧妙な手口で談合をして来るためにお客側からは談合をされている事すら気が付かないというのが現状です。

 

そして、談合は、お客が不利益を被る事に直結しますので、最も大切なのは、あなた自身が談合の被害に合わないことです。

その為には、談合をする側の手口を知り、談合をされているかも知れないと気が付くことが重要になりますので、具体的にどうすれば談合だと気づくことが出来るのか?という事も合わせてお話しをして行きたいと思います。

なお、談合の対策方法がネット上で拡散されていたりしますが、間違った対策も拡散されてしまっていますので、その辺にも触れて行きますね。

 

未だに談合は存在するのか?

車の買取店同士で談合が行われていると一時期話題になりました。

というのも、車の実車査定の際に、買取店の営業マン同士がお客が見ていないところでじゃんけんをしているのがマンションの防犯カメラに映っていたという事件が起きたんですよね。

これをきっかけに車の買取りでは、談合があるということが世間に知れ渡りました。

 

それから随分と時間は経ちましたが、今現在でも談合は行われているのか?知り合いの買取店店長に聞いてみたところ、

「談合は間違いなく未だにあるね。危険なのが談合をしている本人たちは罪の意識は全くないってこと。成績のため、給料のため、色んな言い訳を付けて私利私欲に走っているというのが実情だよ。

これには企業体質も関係してきていると思うよ。買取店が乱立して以来、安く買い取ることがきつくなって来たから、企業としても厳しくノルマを課すという状況が続いているよね。存続していくためには致し方ないところではあるが、そういう時代でもなくなって来てるってのが俺の正直な意見。

実際、うちはノルマ何てないし社員にも厳しく安く仕入れろ!何て言ってないよ。まぁ、うちは買取ルートが確立されているから出来てるだけってのもあるけどねぇ。」

と談合はあると断言していました。

また、談合は営業マンだけの問題ではなく、企業体質にあるとも言っていたので、そう簡単にはなくならないというのが実情なのでしょう。

 

ちなみに、知り合いの買取店は、昔は一括査定などに参加して買い取っていたのですが、現在では新車ディーラーの顧客が「下取りだと安いからもう少し何とかなんない?」と言われた時に、新車ディーラーの営業マンからそのお客さんを紹介してもらい下取りよりも高く買い取るという方法で仕入れをしているとのこと。

ただ、この方法もディーラーとしてはグレーだから、内々で行われているらしいので、どこのディーラーとかは教えてくれませんでした^^;

 

談合はなぜ始まった?

そもそも車の買取りで談合はなぜ始まったのか?これも店長に聞いてみました。

店長「一括査定が原因だよ。」

査定バカ「えっ?どう言うこと?」

 

店長「昔は車の買取りって、買取店にお客さんが来店してきて査定を受けてたんだよね。でも、買取店が乱立して来たことと、一括査定が出来たことで競争が激しくなり、家まで行きますよ~という様にサービスが過剰になってきちゃったんだよ。

その副産物として出て来たのが談合。」

査定バカ「具体的にどんな事が起こって談合が起こりだしたの?」

 

店長「お客さんの家に行くようになると、買取店の営業マンは約束の時間に遅れてはならないと早めに行くよね。そうすると、まだ前に呼ばれてた買取店の営業マンがセールストークしてるわけだよ。

営業マンは、1日に4件5件のお客さんの家を回るのが当たり前だったから、何度も同じ営業マンと顔を合わせる。そうなると『おっ、また会ったね』と親しくなって来るのが当然、それを毎日、何か月も繰り返していると連絡先を交換して、何社もの買取店の営業マン同士が知り合いになると。

知り合い同士が一括査定で同じ家に呼ばれれば、自然と仲間内で成績を分け合うようになるよね。」

査定バカ「うん。」

 

店長「今までは、実際に競り合って100万円が限界の車は98万円とかで買い取るしかなかったのに、知り合い同士しか集まっていなければ、話しを合わせて70万円で買い取ることが出来るようになるわけよ。1回で30万円もの利益を抜くことが出来るなら、今まで1回で数万円しか利益が抜けなかったと考えると、数回に1回自分に買い取る番が回って来るだけで、今まで以上の成績は残せるし、競り合うフリをするだけで実際に競り合う訳じゃないから、精神的にも楽になる。

しかも、その買取店毎に欲しい車種って違ってたりするから、欲しい車が来た時だけ買い取ることが出来るというメリットもあるんだよね。

そういった旨味を体験してしまうと、もう抜け出せないよね。

それと同時にLINEとかSNSも普及し始めて、その場にいない買取店の営業マン同士でも密に連絡を取り合うことが出来るようになったから、厄介なんだよ。」

査定バカ「どういうこと?」

 

店長「良く談合の対策は複数の買取店を同時に呼ばないこと。とか言われてるだろ?それでこの談合が防げると思ったら大間違い。

この旨味を知った営業マンは極力この談合という方法を使おうとするから、1社1社バラバラで呼ばれたとしてもお客さんの家に行く前にLINEで連絡を取り合い誰が呼ばれているのかを把握して、事前に誰が今回は持って行くのかを決めちゃってるんだよね。

1社づつ呼んで査定を受ければ談合は防げる大丈夫とか言っちゃっている人は、気が付かない内に談合に合ってる可能性あるよ。

だって、そうだろ?100万が限界の車だとしても、1社目が来て50万が限界ですねって言われて、2社目は53万が限界、3社目は55万円、4社目(今回買い取る番の人)が来て、今日なら特別に65万で良いですよ、丁度この車欲しいってお客さんがいたんですよね、お客さんはラッキーですね、何て言われたら、みんな50万円代だったのに、直で売れるお客さんがいるから65万円まで上げてくれた!って喜んで売っちゃうよね。

談合の怖いところは気が付かないって事なんだよ。だから、世間にも知れ渡らないし、もちろん買取店の会社自体にも分からない。」

査定バカ「めちゃ、具体的にありがとう^^ちなみに、談合ってどれくらいの頻度で行われているものなの?」

 

店長「これは一概には言えないけど、知り合いの買取店の営業マンだけが揃った時という条件が付いてるから、そう多くはないけど、少なくもないというのが正直なところかな。というのも、一括査定を申し込む時に郵便番号とか地域が分かる個人情報を入力から分かると思うけど、一括査定って地域で振り分けられる事が多いから、同じ地域なら同じ買取店が来ることって多いんだよね。

これはある意味、談合を避ける方法もここにあるとも言えるよ。」

査定バカ「なるほど。多くもないが少なくもない。談合を避ける方法も聞かせて欲しいな~」

 

という事で、お客に便利で喜ばれていた一括査定がきっかけとなり談合が始まったという事が分かりましたね。まぁ、それだけが原因だとは断定出来ませんが・・・

そして、注意したいのが、談合の対策として一度にたくさんの買取店を呼ばないで、1社づつ査定を受けることと良く言われているようですが、これは間違いだという事が分かりました。

良く考えるとネット社会でこんなアナログな対策で談合を防止出来る訳ないですよね^^;みなさん気を付けましょう。

 

談合を防止する方法

ここまで談合は未だに存在する可能性はあるということ、そして談合の具体的な手口に付いて買取店の現役店長のお話しを聞いて来ましたが、次は具体的に談合を防ぐ方法を聞いて行きたいと思います。

 

査定バカ「ずばり、談合を防止する方法は?」

店長「ない!」

 

査定バカ「え!?」

店長「嘘だよ。あるよ。

さっきも言ったように、査定に参加する買取店の営業マン同士が知り合いというのが、談合が起こる条件であるといったよな。だから、これを崩しちゃえば談合が起こる事はないってこと。

じゃあ一括査定は使わない方が良いのか?と言うとそういう訳でもないんだよね。一括査定で呼んでも、その地域の買取店に個別に連絡を取って査定に呼んでも談合に合う可能性は少し低くはなるがほとんど同じ。一括査定に参加してなくても買取店同士は知り合いのこともあるからね。でも、なるべくなら一括査定以外からも買取店を呼ぶことは重要かな、その方が談合に合う可能性を低くする事が出来るからね。」

 

査定バカ「談合が起こる可能性のある条件を崩す具体的な対策は?」

店長「談合の対策を具体的にか。

査定に呼ぶ買取店はなるべく多くすること。

一括査定以外からも買取店を呼ぶこと。

買取相場を把握すること。

以上。」

 

店長「査定に来てもらう買取店が多ければ多いほど談合の合う可能性は低くなるってのは分かるよね?」

査定バカ「査定に来てもらう買取店の中に知り合いじゃない営業マンが1人でもいれば談合は成立しないからだよね。」

店長「そう言うこと。」

 

店長「一括査定を使うのは楽だから良いんだけど、一括査定以外からも買取店を呼んだ方が良いね。これも知り合いじゃない営業マンを増やせる可能性は高まる。」

査定バカ「なるほど。」

店長「一番重要なのは、買取相場を把握することだよ。正直これが出来なきゃ、談合じゃなくても安く買い叩かれちゃうからねぇ。買取相場を調べる方法は査定バカくんが一番知ってるだろうから特に話さないよ(笑)」

査定バカ「確かに^^」

 

店長「あっ、あと中古車オークションのユーカーパックも最近良いよね。これを使うと普段談合をしている買取店も絶対に談合をすることは出来ないからね。」

査定バカ「そういう手もあるね~。色々と話しを聞かせてくれてありがとう!」

店長「どういたしまして!3万で良いよ。」

査定バカ「あぁ、じゃあ3万ウォンで。」

 

談合の正しい対策は3つある

談合の対策は、以下の3つ。

  1. 買取相場を知ること。
  2. 多くの買取店に査定を依頼すること。
  3. 一括査定以外からも買取店に査定を依頼すること。

この3つの対策を全て行うことで談合は100%回避することが可能です。

多くのサイトで言われている、

  • 買取店を同日同時刻に呼ばないこと。

は、間違った対策だという事を今一度確認しましょう。

同時に複数の買取店を呼んでも査定を受けても、1社づつ査定を受けても少ない買取店しか依頼していない場合は、SNSで連絡を取り合い事前にどこの買取店が参加しているという事は分かってしまいます。むしろ、同時に呼んで査定をして貰った方が良い可能性もありますね^^;

また、こんなアナログな対策ではなく、重要なのは買取相場をあなた自身が把握することなのです。

 

買取相場を把握するには、以下の記事を参考にしていただければ、あなたの車の買取相場を知ることが出来ますよ。

買取相場を知ることで、相場からかけ離れた価格で買取店が競い合っているという事が明確に分かりますよね^^談合に合わない為にも、買取相場は事前に自分自身で調べるようにしましょう。

 

なお、多くの買取店に査定を依頼するには、一括査定を使うのが一番良いですが、多くの買取店に依頼してしまうと対応が大変になってしまうので、申込みをする際にある程度で良いので買取店を絞ることも必要です。まず、【プリウス売却体験談】車を売るなら大手の買取店が良い?それとも名の知れない買取店が良い?でもお話ししているように、大手買取店は高額査定を出すことは滅多にないので、外してしまいましょう。

高く買い取ってもらうには中小の買取店を多く入れることです。なお、1つの一括査定では絞り込みし過ぎて少ないようであれば、違う一括査定を使って同じように絞り込んで依頼するのもありですね。

お勧めの一括査定は

の2つです。ズバット車買取比較は、中小が多く参加しており強い競合がひしめき合っていますし、カーセンサーは参加企業がとにかく多く依頼出来る買取店数が多いので、談合対策にはピッタリです。どちらも査定を依頼する買取店を選択する事が出来るので、なるべく大手は外すようにしましょう。

 

最後に一括査定以外からも買取店に査定を依頼するには、個別に近所の買取店をあたっても良いですが、自宅まで来てもらえるかどうかは分かりません。なお、買取店の店舗回りはしないようにしましょう。売ると言うまでしつこく営業されてしまったり、ここでも談合が起きる可能性がありますので^^;記事が長くなってしまっているので、詳しくはお話ししませんが、店舗回りほど危険な行為はないので避けた方が良いですね。

では、どうするかと言うと、イズムが最もお勧めしたいのがグーネット買取で1社から2社を選んで査定を依頼するという方法です。一般的な一括査定は近くの買取店を絞り込むのに対して、このグーネット買取は、車種別に強化買取りをしている買取店を絞り込んでくれるので、一括査定で集めた買取店と競合させることで思わぬ高値が出る可能性が高まりますし、同時に談合対策にもなりますね。

 

車の買取店の談合は、お客は無知であるという事を理解した上で行われているので、あなた自身が知識を付けて正しい対策を取れば100%防止することが可能です。買取店は無防備なお客からは暴利を得て、知識を持つお客には薄利でという商売ですので、確実に知識を持っている方が有利になります。今回ご紹介したのは、談合を防止する方法ですので、車を高く売る方法ではありませんが、これらを知っていて実行することで、あなたの利益は大きく守られる事になるでしょう。

談合に関しては、車一括査定を申込む前に知るべきこと車一括査定のデメリット・トラブルとそれらの解決策でもお話ししていますが、これらの記事でお話しした内容の大元は買取店の店長から聞いた、ここでの内容を査定バカなりにまとめたものとなります。

 

車を高く売るなら

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イズムが一括査定で愛車のアルファードを査定依頼してみると、最低査定額がカーチェンジA1の105万円、最高査定額はジーアフターの145万円でしたので、査定価格の差額は40万円にもなりました!


愛車を売却する際には、一括査定は避けては通れないですね^^

車を高く売るには一括査定

>> ズバット車買取比較 <<



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一括査定は業者からの電話がいっぱいなるので嫌!という方は、B to C中古車オークション(オークション形式の一括査定)のおまとめ査定がオススメです^^

連絡が来るのは1社のみなのに買取参加は7700社。



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あなたの愛車を強化買取している業者を1社だけ選んで査定するならその場で相場がわかる!グーネット買取がお勧めです。

グー買取は、一括査定と併用することでいつの間にか安く買い取れてしまう業者同士の談合防止にも役立ちます。念には念をという方はどうぞ^^


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