車の査定額が0円~1万円以下の時それ以上に支払いが発生しているのを知っていますか?
ディーラーの下取りや買取店での買取りにおいて、あなたの車が1万円程度より下回った場合は、実はあなたに支払いが発生している可能性があるというお話しをしたいと思います。
ん?1万円もらっているんだよね?と思ってしまうでしょう。
確かに単純に考えれば、その通りで1万円程度の受け取りはあるのですが、実際には見えないところで、あなたの支払いが発生しており、その1万円を上回っている可能性がるんです。
頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっていると思うので、一旦まとめます。
査定額が0円~1万円程度の場合でも、実質あなたの負担額は数万円にものぼっていることもある。
これがどう言う事なのかを説明して行きますね。
査定額が0円~1万円程度では本来戻って来る額以下
ディーラーの下取りや買取店の買取りで出て来た査定額が0円~1万円程度である場合は、本来であればあなたに返金されるべき額より下回っているという事です。
どういう事かと言うと、車の買取額には本来返金されるべきものが3つ含まれているでお話ししているように、
- 自動車税
- 自動車重量税(廃車時)
- リサイクル預託金(廃車時以外)
- 自賠責保険料
は、本来であれば、あなたに還付または返戻されるべきお金(以下、還付額)であるという事なんですね。
しかし、多くのディーラーや買取店、販売店では買取額(下取額)にこれらの還付金や返戻金は含まれるものとして査定をするのですが、廃車にするような車の時は多くの場合、査定額が還付額よりも下回るケースの方が多いという事になります。
本来であれば、これらの戻って来る還付額よりも査定額が上回っているというのが普通になりますよね。
何故なら、自分で廃車手続きを済ませた場合は、還付額は確実にあなたの手元に戻って来るお金だからです。
しかし、業者としては、これらの還付額を懐に入れたい(利益にしたい)と思っているので、当然ながら査定額の方が低くなるということになります。
ちょっと具体的に見てみましょう。
例えば、15年落ちの車検が9か月残っているグロリアを12月にディーラーの下取り0円で売却して廃車となる場合で見てみると
自動車税の還付されるべき金額:14,649円
(自動車税年額58,600円÷12か月(月割)×残月3か月(1月~3月まで)=14,649円)
自動車税額一覧
総排気量 | 12年以内の車輌 | 13年以降の車輌 |
---|---|---|
1リットル以下 | 29,500円 | 33,900円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 | 39,600円 |
1.5リットル超 2リットル以下 | 39,500円 | 45,400円 |
2リットル超 2.5リットル以下 | 45,000円 | 51,700円 |
2.5リットル超 3リットル以下 | 51,000円 | 58,600円 |
3リットル超 3.5リットル以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3.5リットル超 4リットル以下 | 66,500円 | 76,400円 |
4リットル超 4.5リットル以下 | 76,500円 | 87,900円 |
4.5リットル超 6リットル以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6リットル超 | 111,000円 | 127,600円 |
自動車重量税の還付されるべき金額:9,225円
(自動車重量税額24,600円÷24か月(月割)×車検残月9か月=9,225円)
自動車重量税額一覧
重量 | 3年車検 | 2年車検 |
---|---|---|
0.5トン以下 | 12,300円 | 8,200円 |
0.5トン超~1トン以下 | 24,600円 | 16,400円 |
1トン超~1.5トン以下 | 36,900円 | 24,600円 |
1.5トン超~2トン以下 | 49,200円 | 32,800円 |
2トン超~2.5トン以下 | 61,500円 | 41,000円 |
2.5トン超~3トン以下 | 73,800円 | 49,200円 |
自賠責保険料の返戻金:8,620円
自賠責返戻金一覧
残保険期間 | 普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|---|
23か月 | 22,240円 | 20,840円 |
22か月 | 21,270円 | 19,920円 |
21か月 | 20,290円 | 19,010円 |
20か月 | 19,310円 | 18,090円 |
19か月 | 18,330円 | 17,180円 |
18か月 | 17,360円 | 16,260円 |
17か月 | 16,380円 | 15,350円 |
16か月 | 15,400円 | 14,430円 |
15か月 | 14,420円 | 13,520円 |
14か月 | 13,450円 | 12,600円 |
13か月 | 12,470円 | 11,690円 |
12か月 | 11,490円 | 10,770円 |
11か月 | 10,530円 | 9,870円 |
10か月 | 9,580円 | 8,980円 |
9か月 | 8,620円 | 8,080円 |
8か月 | 7,660円 | 7,180円 |
7か月 | 6,700円 | 6,280円 |
6か月 | 5,750円 | 5,390円 |
5か月 | 4,790円 | 4,490円 |
4か月 | 3,830円 | 3,590円 |
3か月 | 2,870円 | 2,690円 |
2か月 | 1,920円 | 1,800円 |
1か月 | 960円 | 900円 |
- 自動車税が14,649円
- 自動車重量税が9,225円
- 自賠責保険料の返戻金:8,620円
合計で32,494円
本来であればあなたが受け取れる還付額は、32,494円だったわけですが、ディーラーの下取りで0円で引き渡しているので、32,494円をディーラーへ支払ったのと同じになりますよね。
そして、ディーラーはあなたが受け取らなかった32,494円を利益として受け取ることが出来るのです。
更に鉄くずとして、リビルドパーツ取り車として解体屋に数万円で引き渡して、更にお金を稼いでいます。
しかし、多くの方がこう思っているんです。
- 「廃車にするのに、0円でディーラーに引き取ってもらえたから助かった。」
- 「0円だと思ってたのに1万円で買い取ってもらえたよ。ラッキー」
中にはこんなケースもありますね。
- 「廃車料として8,000円取られてしまったけど、廃車にするんだから仕方ないか。」
- 「わざわざ、廃車にする車を1万円で引き取ってもらえて助かったよ。」
実際には、消費者が受け取る以上の支払いをしてしまっているということも知らずに、多くの人が感謝していたり喜んでいたりするのです。
もしくは、廃車料や引取料として数千円から1万円程度を支払い、更に消費者が知らないところでお金を支払っているのに、多くの人が助かった、仕方ないと思っているんですね。
要は、数万円も損をしているのに、みんな喜んでしまっている。
これは、知らないが故に起こる現象ですね^^;ですので、逆に言うと知識さえあればその数万円は手元に残っていたという事になります。
では、具体定期にどうすれば良いのかを見て行きましょう。
査定額が1万円以下の車を高く売る方法
まずは、ディーラーで下取りの査定額が0円や1万円などと言われてしまった場合は、買取店に査定を依頼するようにしましょう。
ディーラーの査定額の計算方法は、ディーラーの下取りが買取店を成り立たせているって知っていますか?でお話ししているように、独自の算出法になることが多いので、中古車としてまだ十分に価値があるにも関わらず、0円とするケースも多く見られます。
要はディーラーの下取りは、新車を売る為の取っ掛かりを作る為のものでしかないので、まだ市場としては価値がある車輌でも相応の年式走行距離では価値はなしとされる事が通例とされているんです。
ですので、そういった車輌の場合は、査定してもらう会社を買取店に変えるだけで、数十万円の価値(査定額)が出ることは良くあります。
そして、買取店でも査定額が0円や1万円以下の場合は、海外で人気の車種一覧を確認して該当しているようであれば輸出業者に査定を依頼してみるのが良いでしょう。
輸出対象外の車輌の場合は、廃車しか道は残っていないので鉄くずとして買い取ってくれる廃車専門店に査定を依頼するしかありません。
しかし、中には前述した自動車税・自動車重量税・自賠責保険料の還付金をあなたに還元する業者もいるので、そういった業者に査定をしてもらえば、査定額プラス還付額を受け取ることが出来るので、先ほどのグロリアの場合であれば査定額プラス3.2万円が手元に入るという計算になりますね。
ですので、廃車にするのであれば自動車税・自動車重量税・自賠責保険料の還付金をあなたが受け取ることが出来る廃車専門店で査定をしてもらうのが良いでしょう。
ちなみに、廃車専門店全てが自動車税・自動車重量税・自賠責保険料を戻してくれるわけではないので、業者選びは確りとする事が重要です。
上記の廃車専門店のサイトでは、概算でしかありませんが、還付額の簡易計算シミュレーターもありますので気になる方はシミュレートしてみて下さいね。
「あなたの還付金を今すぐチェック!」というところをクリックして
メーカーと車名、車検の期限を選択すれば、大よその還付額が計算されます。
価値がないと業者に判断された車輌でも実はそれなりの価値があったり、最悪でも還付金を手に入れることが出来るので、諦めずに少しでも手残りを多くするように行動してみて下さいね。
車を高く売るなら
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愛車を売却する際には、一括査定は避けては通れないですね^^
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