これで買い叩かれない!車の査定額はこうして大きな差が出る

「もっと高く売れたんじゃないか!?」と車を売った後に感じたことはありませんか?
車を売却後に色々と調べてみると相場より10万円も低い額で売ってしまっていた・・・何てことは良くあることなのです。

では、どうすれば高く売ることができるのか?
それをこちらの記事ではお話ししていきたいと思います。

  • なぜ業者によって査定額が大きく違ってくるのか
  • 売る側と買い取る側の心理
  • 高く売れる時期と方法

に付いて深く掘り下げて行きます。

 

これを読むだけで、買い叩かれずに高く売る方法が理解できると思います。
では、行きましょう!

 

初めての査定額は相場とかけ離れている

車を買取店で売る時にやはり一番気になるのが、いくらで売れるかだと思います。
それを知るために普段はくだらない(失礼しました!)WebサイトやSNSしか見ないパソコンやスマートフォンで、一所懸命になって、自分の車の車名と「買取金額」などといったキーワードで検索をするわけです。
それで出た結果が、「○○万円から○○万円」なんていういい加減なものだったり、あるいは「まったく分からない!」ということになります。
中には中古車販売店のサイトから同じような車の中古車金額を調べて、そこから想定したマージンを差し引いた金額を自分の車の買取金額とすることもあるでしょう。

 

買取金額が明確でない理由

「これだけ情報化社会が進んでいるのに、買取価格すら調べることもできんのか!このポンコツスマートフォンがぁ!」などと言いたくなりますが、それじゃスマートフォンやパソコンがかわいそうですよ。
スマートフォンやパソコンは情報を表示するためだけのものですから・・・。

 

要するにインターネット上でそういった類に情報が明確に出されていないということです。
それにはいろいろな意味があるわけですが、その一つが買取金額はその時、その時で違うということがあります。
中古車相場というものに変動があることが大きくかかわっており、この中古車相場の動きによって同じ車でも価値が変わり買取金額も変わってくるということです。

また、同じ車でもそれぞれ価値が違うということがあります。
同じ自動車メーカー、同じ車種、同じ年式の車でも走行距離、車の傷み、故障や事故の内容や頻度などによって車の価値が違うため、1つの数字として出すのは忍びないということになってしまうわけです。

 

そしてもう1つ、買取店によってどれだけピンハネするかにもよります。
中古車オークションで50万円で落札されるような車だとして、A社では10万円しか利益と実際のコストとして差し引かなければ40万円で買い取りますが、B社では利益を20万円も取るとしたら買取金額は30万円になるということです。

こういったことから、この車はこの金額で買い取りますよ・・・ということが明確には言えないのです。
だからいくら検索しても正確な買取金額がわからないということ。

 

融通が利くからこそ危ない

インターネットで検索しても明確な数字でないということはある意味で既成事実がないということ、ということはその金額をつけるのにもかなり自由度があるということです。

50万円の価値がある車でも10万円で買い取ります・・・といってもいいですし、損を覚悟で(そんなこと絶対にありえないが・・・)80万円で買い取ってもいいということになってしまいます。
ただ、だいたいいくらぐらいになるということはなんとなくわかりますので、その範囲での話となりますが、だからといって買取店がいきなり相場の満額を言ってくるわけがない!

 

買取店の買取金額は、中古車オークションでの実績から生まれる相場に従って作られる買取相場なるものに照らし合わせて決められ、その金額から自分のところでの利益や名義変更にかかる手数料、人件費、移動にかかる費用などを差し引いた金額で買い取ります。

その金額を査定をした後に査定額として聞くことができるわけですが、最初に聞くことができる査定額は、その買取店が十分な利益などを確保することができる金額よりはるかに低くなることがほとんどです。
そりゃそうですよ。
できればたくさんの利益を得たいわけですから、最初から買い取ることができるぎりぎりの金額を言うより、最初はかなり低いところから始めて客側に不満が出たら少しずつ上げていって、限界値になる前に「OK」が出たらラッキーっといった具合で進めるのですから、いきなりいい金額は出しません。

だからこそ「値上げ交渉はしなさい」ということになるのですよ。

 

なんとなくふわ~とした感じになってしまったので、これならきっとわかるかもしれません。
日常的に行っている買い物、これを例として見るとわかりやすいと思います。

例えば、自分がお店のオーナーでたくさん儲けたいとします。
しかし、関西の方が来て、「すこし、負けて~な~」などいったとします。
商品の定価は1000円、仕入れ値は300円、最低の利益は300円、コストが100円で、値引きできる金額が最大で300円、これが値引きの限界値です。
この状態で、あなたは最初の値引き額をいくらといいますか?

査定バカだったら900円や950円といいますね。
それならたいして利益が減らないので、痛手も被らない、むしろこれで売ることができるのだったらラッキーです。
700円といえるのにあえて950円というのはできるだけ利益を得たいという思いと、さらに「もっと負けて~な~」といわれた時のために余裕を持っておきたいから。

立場は逆でも買取店も同じ、安く買うほど利益が高くなり、そして営業成績がアップ、昇進や昇給につながるので最初は激怒されない程度の安~い金額を査定額とするわけです。
ですので、買取店の相場や中古車相場などの金額とはかなりかけ離れた金額になってしまうということ。

 

査定士(営業)と売主は常に真逆の立場にある

何か物を買う時、できるだけ安く買いたいと思っている人、手を上げて~!
ハイ、全員ですね。

じゃあ、ネットオークションに出品したもの、入札額が高くなった方がいいと思う人、手を上げて~!
ハイ、全員ですね。

買う時は安く、売る時は高く、これって当たり前のことですよね。

 

主婦の方ではたった1円安いというだけで、自転車で隣町のスーパーマーケットまで爆走しながらキャベツを買いに行く人もいるぐらい、安く買うことに固執する、体力の消耗を考えたら赤字が出そうな気がしますが、体力はどうやらコストではないらしい^^。
一方で、ネットオークションでも入札額がどんどん上がるように、商品名や説明文を工夫したり写真をよく見えるように撮ったり加工したりと一生懸命になります。

これらのことは一般消費者レベルの話ですが、これと全く同じことが買取店と車を売りたいと思っている人間の間にもあるのです。

 

安く買いたい買取店

買取店は業者間だけで行われる中古車オークションで出品した車が落札されることを目的とした業者です。
中には直接中古車販売なども行っているところもありますが、すべて中古車オークションに出品するというのが基本になります。

オークションは落札率6割程度といわれていますが、その辺はプロですから、落札されそうな金額を設定して出品するので、上手く回している会社はもっと高いと思われます。
その落札されそうな金額というのは中古車オークションでの相場から出されることになり、買取店はその相場の該当車種の金額を仮に落札される金額、要するに転売することができる金額として想定し、そこから自社の利益などを差し引いた金額を買取をする時に使うことができる金額、早い話、買取金額の上限とするわけです。

ですので、100万円で落札されるであろう車を120万円や150万円で買い取ることなどあり得ません。
しかし、その逆は大いにあるのです。

 

100万円で落札されそうな車なら利益とコスト差し引いた分を70万円としても、その70万円で売ったとしても利益やコストを回収できるわけです。
しかし、買取店ではその差額を利益のメインとしているので、できるだけその差額が大きい方がいいわけで50万円、30万円、一番うれしいのは0円で引き取るということが一番有難いわけですね。

1台の車を買い取って保管して、輸送して、名義変更したとしてもかかるコストはどんな車でもたいした違いはありませんし、その金額もたいしたことはない、人件費なども買い取った車の台数で割ればたいしたことはない、ということは安く買えば買うだけ自分のところの利益が上がるということになります。
要は買取店からすれば、1円でも安い金額で買うことができれば利益が増えるので安く買いたいということです。

 

高く売りたい売り側

安く買いたい買取店に対して、そこで車を売りたいと思っている売り側は全くその逆で、できるだけ高く売りたいと思っています。
まあ、それも当然のことです。
どんな理由で売るのかは人それぞれですが、少なくとも多額のお金を払って買った車ですから、その時のお金の回収やその車に掛けた愛情をきちんと評価してもらいわけですので高い方がいい、何かしらの理由で現金を手に入れたい、新車を買う資金にあてたいという方であれば、ある意味で死活問題かもしれません。

まあ、これは極端な話になりますが、買取金額が安かったために借金返済ができなくて大変な思いをしたり、新車の自動車ローンがギリギリである程度の頭金を用意しないと自動車ローンを使って新車を買うことができなかったり、といったことになることもあります。
とにかく高く売りたい、10000円でも1000円でもいいから高くしてほしい、これが売る側すべての願いじゃないでしょうか。

 

買う側・売る側の気持ちは正反対

安く買いたい買取店と高く売りたい売り側、気持ちの上では全く交わることがないわけですが、それを何とか妥当なところで落ち着かせたのが買取金額なわけです。

ただ、それに至るにはいろいろなことがあります。
安く買いたい買取店では、難癖をつけて車の評価を下げる、再査定で減額することを想定している、消費者では知ることができない相場の動きや中古車市場の動きなどをさも当然のようにぶつけてきて安く買おうとします。
売る側は、車をきれいにしたり、高く買ってくれる買取店を探したり、トークに磨きをかけるといったことをするのです。

その中で時折、トラブルなどが起こるわけで、なかなかスムーズに売買契約を結ぶことができなかったりするのです。
安く買うためにはひどいこともするという業者も存在します。

 

売主の知識不足による査定士の丸め込み

現物があってそれを買い取る、一見非常に単純なことのように思えます。
確かに3000円で売られている音楽CDを間違って買ってしまったからといって友人に売る時など、もともとの価値が明確に分かっていることですので、売る側も3000円以上で売ることもないですし買う側もまさか未開封のものなのに中古だから100円で売れなんてことは言いませんよね。
そんなこと言ったら査定バカだったらそいつには売りません。

しかし自動車の買取はそこまで単純ではありません。
そもそも自動車の価値というものは、新車販売価格が仮に300万円だったとしても1年後の価値など千差万別で、250万円のものもあれば50万円ぐらいのものまであります。

先程のCDのように価値自体が固定で3000円ということが周知の上で、そして未開封であるとことであれば買う側も何の文句も出ないはずです。
しかし、自動車の場合は、同じ車だとしてもそれまでの経過によって価値が大きく変わるので、言うなれば突っ込みどころ満載なわけですね。
買取店はそこを利用してできるだけ安く買おうとします。

 

自動車を知らない方が多すぎる

自動車は一つの工業製品ですが、例えば家電製品などと違って、買ったものをそのまま使い続けて壊れたら買い替えるというものではありません。
そういったものであれば、劣化による多少の価値の低下はあるものの、壊れてなければ価値がある壊れていれば無価値といった見方ができますが、自動車はそうではない、ボディが傷ついているのであれば、それを直せば価値を取り戻せる、エンジンが壊れていても修理に出せば価値を回復することができるものなのです。
もちろん、どこがどういった形で故障しているのか、直すにはどうしたらいいのか、このまま放っておいていいものなのか、すぐに直した方がいいのかなどを知っていなければならないもので、要するに車に対してある程度の知識がなければ、まともに乗ることなど所有することなどできません。

しかし、現実的に車を所有するほとんどのドライバーがそういったことをほぼ分かっていない、ひどい人だとこの車のエンジン排気量がどれくらいあるのか、どこにエンジンがついているのか、FFなのかFRなのかといったことも知らない人もいるぐらいです。
こんな状態で買取店で車を売ろうとすればきっといいカモになることでしょう。

 

買取店の仕組みを知らない人が多すぎる

買取店は中古車市場のスタート地点として存在する業者で、早い話、中古車販売店の仕入れ先の末端となるものです。
買取店が車を買い取ってから中古車として中古車販売店の商品となるまでにいろいろな段階があって、その中を流通していくことで晴れて中古車となります。

簡単に言えば、買取店から中古車オークション、中古車オークションから中古車販売店といった流れになるのですが、その流れの中である程度はその車の価値が決まることになるのです。
いわゆる中古車相場などというものですが、この車でこの年式、これくらいの走行距離で○○万円といった形で具体的な金額が出され価値が決められます。

それには車の状態以外に中古車販売として需要による価値の上下も踏まえられており、買取店で車を売る、特に満足のいく高額買取を目指すにはこれも知っておかなければなりません。
それを知らないとこれもまたいいカモになりますよ。

 

カモになったパターン

自動車のことをまったく知らない方が買取店の査定を受けた際に異常に安い査定額が出されました。
営業マンにその理由を聞くと

「う~ん、冷却水がもれているので修理をしなければなりません、その修理費用を差し引いています」

といった答えが出ました。

どれどれということで車の下まわりをのぞき込んで見ると確かに路面には水が垂れた跡があって、エンジンの下側にはわずかに液体のしずくがついています。

ここで

「じゃあ、しかたないですね、その金額で結構です」

といってしまったあなた、カモられました。

 

エンジン周りから垂れる可能性がある液体というのは冷却水が漏れた時だけですか?
この問いに答えられない人、「なにいってんの?」と思った方はアウトです。

確かに冷却水がどこかから漏れるとエンジン下に垂れてくることがあります。
しかし、エンジン下から垂れてくる液体、特に水のようなものは冷却水だけではありません。
夏場に大変お世話になるエアコンからのドレンかもしれませんよ?というよりか、それまで何事もなく走れて、リザーバータンクの冷却水も減っていない状態なら間違いなくドレンです。

査定を行う前にエンジンをかけてエアコンと付けていませんでしたか?

エアコンをつけてドレンがエンジン下から出るのは当たり前、故障ではなく正常な証です。
それを営業マンは、相手が車のことに無知であることを利用して、冷却水の漏れということにして、故障車だから修理費用が必要ですということで安く買おうとしたということになります。

車の正常な状態、異常な状態をまったく知らなかったために50万円も安く売ってしまった方の話でした。

 

もう1つ、これは中古車市場で人気のある車であることを知らなかったばかりに大損をしてしまった方のパターンです。

車はダイハツのタント、3年落ちでも新車に近いぐらいの価格で売られることもある大人気ママさん車です。
買取でも平均して100万前後とかなりいい値で買い取られている軽自動車。

そういったことを知らないオーナーは査定を行って30万円の査定額が出され、あまりにも安いので文句言ったら

「所詮、軽自動車ですのでこの金額が妥当です」

「最近は少子化傾向で、こういった車が売れません、相場が下がっているのでこれが限界です」

などといってきました。

ここで中古車流通や現状を知らない方でしたらきっと

「あら、そうなの?じゃあその金額でいいわ」

と快諾してしまうのでしょう。

ハイ、見事に引っかかりました。

 

タントは今でも中古車市場で大人気、状態がいいものが入れば、すぐにはけてしまうことがあるくらいの人気車です。

「軽自動車だから?」

とんでもない燃費が良く維持費の安くて済む軽自動車だから高いのです。

「少子化?相場が下がっている」

待機児童が出るくらい子供はいるし、相場は上がりっぱなしです。

「どうせそんなこと知らないだろ?」ということで足元を見て、かなり安い査定額が突き付けられたというお話でした。

本当に「知らない」「無知」というのは恐ろしいものです。
それだけで50万円以上の損をしてしまうのですから、車を売る時もきちんと勉強をしておくべきだとイズムは思う次第です。

 

買取店の考え方(薄利多売)や販路(販売力)の差

車を高く売ろうとしている方のほとんどが一か所の買取店に頼るのではなく、複数の買取店で査定を行って、その中から一番高い金額を出したところで売ろうと考えているはずです。

その方法は正解です。
イズムも車を売る時はそうすることでしょう。
その時に1つだけ、おかしいなぁと思う部分はありませんでしたか?

イズムは思いました。
同じ車をまったく同じ状態で査定をしてもらったのにどうして買取店によって査定額に違いがあるのかと・・・。

イズムも過去に仕事用として使っていた軽ワンボックスバンを売ろうと3社で査定をしてもらった時に、一番安いところと一番高いところの査定額の差が30万円もついたことがありました。
同じ価値なら査定額は同じなはず、もちろん査定をした営業マンの査定の能力の違いというものはあってもここまでの差は生まれないはずです。

実はこの査定額の違いは営業マンの能力とか車の状態ではなく、買取店自体のスタンスや流通方法によって変わるのです。

 

買取店のスタンスの違い

皆さん100円ショップっていったことありますか?
その100円ショップで売られているものの中で、一般の店舗で100円以上の価格をつけて売られているところを見たことがあるでしょう。

同じ商品で価格が違う、この状況を生み出しているのは店舗側の利益に対する考え方の違いがあるからです。

仮に仕入れ値50円のボールペンがあったとしましょう。
100円ショップではそのボールペンを100円で売ります、その時に利益は50円です。
一方、文房具屋さんでは同じものを150円で売っています、その時に利益は100円で100円ショップの倍近く儲かることになるわけです。

しかし100円ショップでは安いということで一日に10本売れるところ、定価売りの文房具屋さんでは2本しか売れない、一日に利益として考えると100円ショップでは500円の儲けとなり、文房具屋さんでは200円の儲けとなります。
高い値段をつけてわずかしか売れないより、安い値段をつけて数多く売った方が利益が高い、いわゆる薄利多売という考えを持った店舗が100円ショップというわけです。

 

これと同じことが買取店でもあります。

特に日本全国にフランチャイズチェーン展開を行っている大手買取チェーン店などがそうなのですが、他の買取店では100万円で買い取っているものを110万円で買い取ります。
するとどうでしょう、「あそこは高く買い取ってくれるぜ~」などといってうわさが広がるわけです。
そうすると多くの方が車を売りに来て、1台の利益は少ないものの、それをたくさん買取ることでトータルの利益を増やすことができるようになります。

それにまとまった台数が集まれば、輸送する際のキャリアカーいっぱいに積むことができ、一度にたくさんの車を運べることから輸送費の節約にもなりますし、名義変更手続きも1度だけ運輸支局に行くだけで複数の手続きができてしまうので現実的な人件費の節約にもつながります。
こういうことがあるため、1台1台の利益は少なくても比較的高い金額で買い取ることができるのです。

 

流通の違い

イズムのサイト内で何度も言っていますが、買取店は買取って車を中古車オークションに出して、事実上、転売することで利益を上げています。
しかし、中にはそういった中古車オークションを使わずに自らが中古車販売をしたり、中古車販売店と直接取引をしたり、あるいは車によっては国内ではなく海外へ流してそこで販売するということを行うところもあるのです。

自社販売すれば輸送費もないですしオークションへの出品料支払いもない、中古車販売店との直接取引でもオークションの出品料、中間マージンをカットすることができるということで利益が大きくなることから、買取の際に買取金額を高くして買い取る台数を増やすことができます。

海外で人気のある商用バンや大衆車、クロスカントリー4WDモデル、SUVなどは海外に流して売れば日本での売値よりはるかに高い金額で売ることができるので、多額の輸送費をかけても買取金額を多少高く見積もっても十分利益を出すことができるのです。
ちなみに、国内で新車を600万円で買って、海外にそのまま流して800万円で売るという商売もあるくらいですから^^

利益を出すことができれば、無意味な査定額の減額などしなくても企業としては何ら問題がないというわけです。

 

買取店が最も高く車を買い取ってくれる時期はズバリ1月から2月

買取店の買取金額というのは常に同じではありません。
それは車の年式や走行距離、状態と言ったことではなく、時期つまり「何月か?」ということでも大きな変化があるのです。

女性が良く買う日焼け止めクリームなどもそうですよね。
紫外線が強くなる5月あたりから10月くらいまではよく売れますが、秋から春先にかけては美白を相当意識した人でない限り買うことはなく需要が減ります。
それと同じように買取店も時期によって需要が変わり、買取金額が変化するものなのです。

 

買取金額は中古車販売に左右される

買取店では買い取った車を間接的に中古車販売店に売却することで利益を上げています。
実際には中古車オークションなどが間に入る形となりますが、要するに中古車販売店が買取店にしてみれば、買い手、お客様というわけです。
その中古車販売店で中古車がバカスカ売れるような時期は、車が足らない状態となってしまい、「多少高くなってもいいからどんどん仕入れてくださいよ!」と買取店側に間接的な信号を送ります。

それを受けた買取店では、「中古車販売店が高く買ってくれるのなら、こっちとしても買取金額も高めに設定してどんどん仕入れてやろうじゃねぇか」てなことになるのです。
これがピーク時の買取金額の高騰です。

じゃそれはいつなの?ということですが・・・。

 

買取金額は中古車販売次第

売るために中古車が足りないから多少上乗せしてもいいからどんどん流してくれというのが買取金額の高騰の理由ですから、買取金額が高くなる時期というのは中古車販売店の需要が増える時期、中古車がたくさん売れる時期ということになります。
中古車がたくさん売れる時期はいつか?
それは中古車、新車問わず2月から3月あたりまでといわれています。
「言われています」といったのは、明確ではないため、一部で自動車業界の策略とか、年度末にガッポリ儲けておきたいからなどいわれていますが、ただ中古車に関しては実際に出来高が高くなっていることからまんざら嘘じゃないようです。

じゃあ、2月から3月あたりに買取店で売ればいいのね・・・ということになりそうですが、それじゃ遅い!

だってよく考えてみてください。
買取店で車の売買契約を済ましたからといって、翌日に中古車販売店にその車が売られていますか?って話です。

中古車として販売するには買取からそれなりの時間が必要で、名義変更手続き、オークション出品の準備、オークション会場への車の運搬、オークション出品、オークション会場から中古車販売への輸送、中古車販売店での車のちょっとした整備、販売の準備、販売といった形でいろいろやることがあるわけですよ。
中古車オークションに限ってみても毎日オークションが開かれているわけでもありませんし、必ずも落札されるわけではないので、最低でも1か月ぐらい前倒しじゃないと間に合いません。

それに合わせて買取店も年明け早々に買取強化策を取ってきますので、その時期、要するに年明けすぐ、正月気分が抜けたあたりから遅くても2月いっぱいまでに売ると買取金額が高くなることでしょう。

 

車の買取額は時期によって大きく変動しますが、その変動する理由は大きく分けて3つに分けられます。
その理由に付いては、車の売却で損をする時期、得をする時期に詳しく書かれていますので良ければ読んでみて下さい。

 

査定額を最も高く引き出す方法

買取店による査定で査定額を高くする方法は、インターネット上でもいろいろなことが言われていますが、その中で確実に高くすることができるのが、目の前で競わせること。
競わせる方法は、複数の買取店の営業マンを同日同時刻に呼び出して査定をさせて、その場で同時に査定額を発表させるというものです。

 

まずは準備

まず出張査定を各買取店に申し込みます。
その際にこちらから日時を指定して、それに合わせてもらう必要があります。
それからその時に他の買取店が来るということは絶対に言ってはいけません。

普段は商売敵ですが、こういった時はお互いに連絡を取り合って、何やらこちらにとって思わしくない画策を張り巡らされたらたまりませんので、絶対に言わないようにしておきましょう。

 

当日・・・

査定当日になって各買取店から営業マンが来たら、来た順番に査定をしてもらいます。
査定が終わったら、その終わった買取店は一度、車から離れてもらう、他の買取店の営業マンと離れてもらう形を取ります。
これも談合を避けるためです。

そして、すべての買取店が査定を終えたら、こちらからこういいます。

「最低価格○○万円、周りに見せないようにして各自自分の名刺に裏に査定額を記入して渡してください」

ここでクローズドオークション開催というわけです。
最低価格を割り込んだものがあったら即刻却下、最低価格以上の査定額が書かれたものの中から、一番高いところで売ることを確約すればいいのです。

 

そしてもう1つ、オープンオークション型です。
魚市場でよくやる競りです。

これも同じように最低価格を設定しますが、今度は名刺に書いてもらうのではなく、口頭で査定額を伝えてもらいます。
そこで出された最高額より高い金額でもいいというところがあったら再度口頭で伝えてもらいます。
時には、「上司に聞いてみます」などといって電話を取ることもあるでしょう。

そしてこれ以上高くならないといった状態になったら、「そんな金額言っていません!」などと口約束だけでごまかされないように最高額を言ってきた営業マンの名刺の裏にその金額と直筆のサインをしてもらいましょう。
これで売却先が決定です。

このオープンオークションを実際にイズムが行った時の体験談がありますので、こちらもどんな感じで進んで行くのか理解できると思いますので、参考にしてみて下さいね!
イズムのフィットを一括査定で売ってみました。こちらの記事は一括査定の依頼から売却まですべてを体験談として記載しています。

 

クローズドオークションはあまり人気のない車の場合に有効ですが、中古車市場で引っ張りだことなっているような大人気車種はオープンの方が値が高くなりやすいでしょう。
ただ、突拍子もないような高額が出やすいのはクローズドの方で、両者とも一長一短といったところですから車種により決定するなり、あなたがやってみたい方でも良いですね^^。

イズム的には起死回生を狙うことができるクローズドオークションが好みです。
時間もかかりませんし、単純明快でよろしい。

 

と、ここまで自動車の査定額がなぜこんなにも業者によって大きな差が出るのか。
高く買い取ってもらうにはどうすれば良いのかをお話しさせてもらいましたが、高く買い取ってもらう秘訣を一言でいうなれば競合させること。
これにつきます。

さらに突っ込んだテクニックは多くありますので、イズムの記事を興味がありそうなものから読んでもらえれば身に付くと思います。
ぜひ、1円でも高く売れるように頑張ってみて下さいね!

車を高く売るなら

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イズムが一括査定で愛車のアルファードを査定依頼してみると、最低査定額がカーチェンジA1の105万円、最高査定額はジーアフターの145万円でしたので、査定価格の差額は40万円にもなりました!


愛車を売却する際には、一括査定は避けては通れないですね^^

車を高く売るには一括査定

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一括査定は業者からの電話がいっぱいなるので嫌!という方は、B to C中古車オークション(オークション形式の一括査定)のおまとめ査定がオススメです^^

連絡が来るのは1社のみなのに買取参加は7700社。



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あなたの愛車を強化買取している業者を1社だけ選んで査定するならその場で相場がわかる!グーネット買取がお勧めです。

グー買取は、一括査定と併用することでいつの間にか安く買い取れてしまう業者同士の談合防止にも役立ちます。念には念をという方はどうぞ^^


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もし、内容が少しでも気に入っていただけましたら、いいね!等お願い致します。

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