ハイブリッド車とガソリン車では最終コストを考えてから購入
つい先日、友人からとても難しい質問を出されました。
ハイブリッドカーと燃費が良いコンパクトカー(ガソリン)では、いったいどちらがお得なのかと。
これって実は、一言では答えられないとても難しい質問なのです。
それは、車の使い方や状況によって答えが変わるから。
こんにちは~
誰もが困る質問でも答えてしまうイズムです^^
ハイブリッド車・ガソリン車どっちが経済的?
ガソリンの値段が高騰を続けているので、車を買い換えを検討されている方は、ハイブリッド車かそれとも第三のエコカーのガソリン車のどちらにしようか、なかなか決められない方も多いのではないでしょうか。
ハイブリッド車にすれば、燃費もよくなりガソリン代も少なくてすみますが、単純にガソリン代が安くなっただけで、本当にお得なのでしょうか?
車輌の価値は、ガソリン車に比べてハイブリット車の方がとても高価になります。
車両価格、燃料費を考慮した上で、どちらが本当にお得なのか検証してみましょう^^
実例:トヨタ・カローラフィールダーのハイブリッドとガソリン車で比較
トヨタ・カローラフィールダーのハイブリッド車で一番下位グレード。
1500ccエンジンにハイブリッドシステムを搭載していて、ハイブリッドシステムはアクアと共通です。
車両価格は、2,160,771円(メーカー希望価格 税込み)FFの2WDでミッションは、CVT。
燃費は33km/L(JO08モード)。
対するトヨタ・カローラフィールダーのガソリン車のグレードは1.5X。
1500cc直4・DOHCのガソリンエンジン。
車両価格は、1,640,572円(メーカー希望価格 税込み)FFの2WDでミッションは、CVT。
燃費は、19.6km/L(JO08モード)。
アイドリングストップ機能は、メーカーオプションのため付けずにいきますね。
この2台の価格差は、2,160,771円ー1,640,572円=520,199円になります。
この価格差を、ガソリン代に換算すると何年で取り戻せるか計算してみましょう。
先に記載した通り、カローラフィールダーのハイブリッドの燃費は33km/L(JO08モード)です。
平均的な、1年間の走行距離10000kmを走るものとして、33km/Lで割ると1万キロ走行するのに必要なガソリンは303リットル。
一年間のガソリン代が、303リットル×ガソリン代150円(現在では160円近くになっていますが・・・)=45,450円となります。
次に、カローラフィールダーのガソリン車1年間のガソリン代は、いくらになるのでしょうか。
これも先に記載した通り、燃費は19.6km/L(JO08モード)です。
平均的な、1年間の走行距離10000kmを走るものとして、19.6km/Lで割ると1万キロ走行するのに必要ガソリンは510リットル。
一年間のガソリン代が、510リットル×ガソリン代150円=76,500円となります。
ガソリン代が安くなればこの金額は安くなりますし、走行距離が少ない方はもちろん低い金額になりますが、その辺は加味しないで考えますね。
オプションのアイドリングストップ装置を付ければ、燃費は21km/L(JO08モード)まで伸びますが、車両価格なども変わってきてしまうので、これも加味しません。
ハイブリット車の価格差は、何年で取り返せる?
カローラーフィルダーで、ハイブリッドとガソリン車それぞれ1年でのガソリン消費量の差は、1年で10000km走行する人で303リットルー510リットル=207リットル×150円=31,050円です。
この差額から、車両価格の差額分をどれくらいで取り戻せるかというと、520,199円÷31,050円=16.753…約16年8ヶ月かかる計算に。
走行距離が、平均的な1万キロの2倍の2万キロ走行される方ならば約8年4ヶ月になります。
このことから、走行距離が多い人ほど車両価格の差額分を速く取り戻せることが分かりますね。
走行距離が、一年で5000kmなど少ない方は、車両価格の差額を取り戻すまでに16年8ヶ月の倍の33年も経過しないと取り戻せません。
はたして、33年以上も乗り続ける人はいるのでしょうか?
一般車とハイブリッド車(エコカー)の価格差と燃費の関係に付いては、こちらの記事でも詳しく視点を変えてお話ししているので、参考にしてみて下さいね。
ハイブリッドとガソリン車で比較の結果
ハイブリッド車は、1年間で約3万円ガソリン代がお得になってきます。
実例のカローラフィールダーのガソリン車は、アイドリングストップ機能が搭載されていない状態なので、オプションで取り付けるとさらにハイブリッド車とガソリン車の差は開くことになります。
また、ハイブリッド車は、新車販売時の値引きもあまりありません。
一方、ガソリン車の方は比較的値引きもあるので実際の価格差は、52万円以上になってくるでしょう。
さらに、ガソリン車ならば第三のエコカーと呼ばれているコンパクトカーや軽自動車などにすれば、さらに車両の価格差は広がりガソリン車の方がもっとお得と言うことになりますね。
ガソリン車の1800ccエンジン搭載の1.8Sで同じ方法で計算すると車両価格が約10万円ほどの差などで約2年で差額分を取り戻せます。
しかし、走りの楽しいスポーツエンジン・搭載モデルとハイブリッドのエコモデルを比べるのは無理があるかもしれませんが。
ハイブリッド車の査定
中古車査定では、ハイブリッド車は人気が高いことから高査定額が付くようですが、元々車両価格がとても高いので高い査定となるのは当たり前ですね。
ハイブリッド車やエコカーは通常の車より高く売れる!?でお話ししていますが、エコカー補助金でブームが作られているような側面もあるので、今後のハイブリッド車の値動きに注目しておきたいところ。
また、ハイブリッドカー人気だからといって、数年で売却してしまっては、とてもハイブリッド車の恩栄を受けられているとは言えないでしょう。
では、どんな人がハイブリッド車に乗ればお得になるのか?
走行過多の人には、ハイブリッド車はお勧め。
年間走行距離が、3万キロ以上の方はハイブリッド車を選ぶべきですね。
2万キロ程度の方は、12年くらい乗り続けるならば、購入してもいいかもしれません。
年間走行距離が、平均的な1万キロからそれ以下のひとはコンパクトカー(ガソリン車)で十分と言えるでしょう。
「いやいや、差額を取り戻すとかじゃなくてエコだからハイブリッドに乗るんだよ」と言われる方は、ハイブリッドカーは実はエコでない車でも書いたように、実はエコというイメージはメーカーから刷り込まれたものだということを知っておいて下さいね。
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