未使用車の探し方と購入方法
「新しくて綺麗な車輌で、尚且つ走行距離も短く新車に近い車を買いたいと思っている。」
「未使用車って聞いたことがあるけど、具体的にどんな車なの?」
「未使用車を買うにはどこをどう探せば良いの?どうやって購入するのかな?」
新車または中古車を探したことがある方なら、一度は聞いたことがあると思われる「未使用車」。あなたは未使用車に対して、こんな疑問を持っていませんか?
- 未使用車ってどんな車輌なの?
- どうして未使用車が出て来るの?
- どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるの?
- 実際に未使用車はどれくらい安くなるの?
- 未使用車の具体的な探し方を知りたい!
このような疑問や知識をこの記事ではお話しして行きたいと思います。
未使用車とは
未使用車とは、読んで字のごとく使われていない車という事ですね。正確に言うと、名義が登録されて車検を通した状態の使われていない車となります。具体的に言うと、初年度登録から数か月(6か月)程度しか経っておらず、走行距離も数km~100km程度で、ディーラーから流通した車輌の事です。
ちなみに、未使用車は、一昔前は新古車と呼ばれるのが主流でしたが、新車と間違う恐れがあるなど問題があった為、自動車公正取引協議会から指摘が入り、初めて消費者が聞いても間違う事がない「登録済み未使用車」という名称になりました。ちなみに、軽自動車の場合は届出済未使用車です。
しかし、販売する上で登録済み未使用車と言っていると長すぎる為に、未使用車と俗称で使われている事が多いのが現状になります。
ですので、未使用車、新古車というのは間違った使い方であるという事は覚えておきましょう。ただ、購入する側にとってはどれも同じ意味にはなりますので、意味だけ分かっていれば問題ないと思います。なお、この記事上でも登録済み未使用車の事を未使用車と言わせていただきますね^^;
でも、なぜ未使用車があるのか不思議だと思いませんか?ディーラーは何故売らないし使わない車輌をわざわざ登録して中古車市場へ流すのでしょうか?
未使用車が流通する仕組み
未使用車が中古車市場へ流れて来る理由はいくつかあるのですが、最も多くの未使用車を作り出す要因は、自動車メーカーのノルマや自動車ディーラーの販売実績にあります。
街中で良く見る自動車ディーラーは、車輌を生産している自動車メーカー(日産やトヨタ、ホンダなど)とは別会社で、メーカーから販売委託を受けて全くの別会社が自動車ディーラーとして車を販売しているんですね。ですので、ディーラーはメーカーの下請け的な存在になります。そうなるとメーカーが「この車種は何台以上売って下さいね。」と設定した目標(ノルマ)を達成しようとディーラーは躍起になって販売するのですが、もし、目標台数に達しなかった場合は、自社で目標をクリアする台数分購入し登録してしまいます。
そうすることで、メーカーに対して目標を達成した事をアピール出来ますし、メーカーから目標達成のお礼として報奨金が支払われるのです。この報奨金が大きく目標を達成する為に購入した車輌を中古車市場へ売却して出たマイナス分を差し引いても利益が出るので、ディーラーもどんどん購入してしまうんですね。
これが未使用車が中古車市場へ流れる最も大きな理由となっています。
なお、人気車種などは事前に売れるであろう台数分をストックしておくこともあり、その売れ残りが未使用車となる事もありますし、お客さんから受注したものの急にキャンセルになった車輌も未使用車となり中古車市場へ流通する事もあるようですね。
未使用車のメリット
未使用車の最大のメリットは、車輌を安く購入する事が出来るという事でしょう。多くの方がこれを理由に未使用車を狙います。なお、車輌代金が安くなる事で同時に消費税も安くなりますね。
また、諸費用も安くなるというのも大きいでしょう。具体的には、既にディーラーが登録している為に、車検が付いているので、自動車重量税の納税や自賠責保険料の支払いは既に済んでおり、自動車税も納税済みとなるので、一般的に車を購入する時にかかる諸費用よりもかなりお得になると言えます。
ちなみに、未使用車は中古車になるので、自動車取得税は新車に比べて3分の1程度と圧縮されるのも嬉しいところでしょう。
未使用車は、中古車市場に出て来るのが、新車から数か月以内ですので、当然のことながら新車保証が付いています。未使用車を購入後はディーラーへ行き「新車保証の継承をお願いします。」と伝えるようにしましょう。親切な中古車店の場合はそういった新車保証継承も済ませた状態で引き渡しになることもあります。
未使用車は、ほぼ新車であり誰も乗り回していないので、整備も最低限ですし、車検も通しているので、新車はもちろん一般的な中古車を購入する時よりも納車が早いという特徴があります。新しい車を購入したら早く乗りたいというのが心情だと思いますので、ある意味メリットと言えるでしょう。
未使用車のメリットをまとめると
- 車輌が安い
- 消費税が安い
- 自動車重量税が不要
- 自賠責保険料が不要
- 自動車税が不要
- 車検が付いている
- 新車保証が付いている
- 納車が早い
となりますが、逆にデメリットも存在しますので、以下良く理解しておいて下さい。
未使用車のデメリット
未使用車は、ディーラーが登録して中古車市場に出て来る為、あなたに車が渡った時点であなたが2番目のオーナーになるので、あなたが売却する時にはワンオーナー車として売ることは出来ません。すなわち未使用車は2オーナー車になるという事ですね。ですので、ワンオーナー車よりも査定は安くなります。ただ、未使用車という事は理解される為、そこまで大きく差が出るほどではないでしょう。
新車時の車検は3年ですが、未使用車が中古車市場へ流通するまで数か月くらいの時差がある為、車検が2年半など半年ほど短い可能性が高いです。ただ、半年くらい車検期間が短くても新車よりも割引率は確実に高いので、そこまで意識する必要はないでしょう。
未使用車の最大のデメリットは、好みのボディカラーや装備の車輌が見つからない可能性がある、売り切れてしまうのが早いという事です。メーカーオプションなどは当然ながら付ける事は出来ませんし、欲しいボディカラーや内装など条件に当てはまる車輌が見つかるとは限りません。また、一般的な中古車よりも未使用車の数は少ない為、争奪戦になることもしばしばありますので、事前に条件を絞り出しておいて、それに合致している車輌を見つけた場合は即決出来る状態にしておくことが重要になるでしょう。
未使用車ってどれくらい安いの?
ここまで読んでいただくと未使用車が良いという事は理解出来たと思いますが、具体的にどれくらい安くなるのか?これって結構重要ですよね。そこで実際にグーネットに掲載されている未使用車と同条件の車輌で新車の見積りシミュレーションから価格の差を見てみましょう。
トヨタのエスクァイアxiです。未使用車だと229.8万円になっていますが新車だといくらでしょうか。
新車だとほぼ同条件の車輌で279.3万円ですね。差額は、49.5万円!大きな差があるのが分かります。
日産セレナハイウェイスターVセレクション2の未使用車は、249.8万円。
新車だと291.8万円ですので、差額は42万円になりました。
ホンダヴェゼルハイブリッドRSホンダセンシングは、未使用車で259.8万円。
新車で284.7万円ですので、差額は24.9万円です。
続いて、軽自動車のダイハツミライースLは、未使用車で93万円。
新車では、108万円ですので、差額は15万円です。
スズキハスラーAオートマ4WDの未使用車は、97.5万円。
新車は、122.1万円ですので、差額は24.6万円となっています。
車輌はランダムに選びましたが、普通自動車で24.9万円~49.5万円の差額、軽自動車で15万円~24.6万円の差額となっていました。
車輌代が高くなればなるほど未使用車と新車の差額は大きくなるので、高額な車輌を購入しようと思っている方は、未使用車のメリットを思いっ切り享受出来るでしょう。
試乗車や展示車は未使用車とは違う
未使用車を探していると、試乗車や展示車という言葉も耳にすると思いますが、こちらの試乗車や展示車は未使用車とは全く違うものですので注意しましょう。どのくらい違うかと言うと、新車と新し目の中古車くらいの違いです。分かり難いですよね。以下、詳細を説明します。
未使用車というのは、前述して来たように新車を登録しただけの中古車ですので、中古車の部類にはなりますが中身は新車と変わりません。
しかし、試乗車や展示車はこれとは少し話しが違うんです。
試乗車は、その名の通り新車の購入を検討しているお客さんが試乗する為に用意された車輌になるので、日々不特定多数の人に運転されることとなり、走行距離も未使用車や展示車に比べると走っているというのが普通です。要は走行距離が短めの中古車と同じになるということ。それなら、不特定多数の人が乗っていない走行距離が短めの中古車を選んだ方が良いでしょう。
展示車は、ディーラーの展示室に飾られた車輌になりますが、多くの場合はメーカーが提供するか、格安でディーラーが購入している事が多いようです。見た目は一般的な新車と変わりありませんが、メーカーの製造過程で出て来る新車としては販売出来ないような車輌を展示車として利用している事が多く、板金されていたり、小さな問題があったりする場合があります。
ですので、未使用車と試乗車及び展示車は別物と考えるようにしましょう。
ただ、前述したことを理解した上で未使用車と同時に試乗車や展示車も検討するというのはありだとは思います。
未使用車の探し方
未使用車は、一般的な中古車と比べても流通する台数は少なく、探し難いというのが実情ですので、色々な方法を使い探す方が良いでしょう。
未使用車の探し方は、主に以下の3つです。
- ディーラーの認定中古車販売店
- ポータルサイト
- オーダーを出す
ディーラーの認定中古車販売店
あなたが欲しい車種のディーラー認定中古車販売店のサイトのキーワード検索で「未使用車」と入力してから検索をかければ未使用車を絞り込むことが出来ます。以下は日産の中古車サイトです。
検索結果では141台の未使用車が絞り込まれました。
こちらはホンダの認定中古車サイトである、ホンダオートテラスというサイトになります。
未使用車で絞り込むと110台が該当しました。
このように、フリーワードで検索が出来るディーラーの中古車サイトであれば、未使用車を検索することが容易です。
ポータルサイト
中古車のポータルサイトから未使用車を絞り込むことも可能です。中古車ポータルサイトと言えば、goo-netとカーセンサーですね。
goo-netの中古車検索の「詳細条件の絞り込み」から、「未使用車ナンバ取得済」にチェックを入れて検索することで未使用車を絞り込むことが可能になります。
また、カーセンサーでも同じように中古車検索で「詳細な条件を追加」から、「登録(届出)済未使用車」にチェックを入れて検索をすれば未使用車のみを表示させることが可能です。
オーダーを出す
オーダーを出すと言うと大げさですが、ガリバーのクルマコネクトやズバット車販売を使って未使用車を探してもらうだけです。
クルマコネクトの場合は、チャットでの相談になるので電話が嫌い苦手という方に向いていますし、面倒なやり取りはいらないとにかく早く探して欲しいという方は電話で相談が出来るズバット車販売が向いているでしょう。
クルマコネクトってどんなものなの?と疑問に思った方は、クルマコネクトの体験談を見ていただければ楽に未使用車を探すことが出来るというのが分かりますよ。また、こちらの新車や中古車を値引きなく安く購入する方法も役立つと思いますので、ご興味があれば読んでみて下さいね。
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