中途半端な7人乗り高級SUVのヴァンガード

確か、江口洋介さんがヴァンガードのCMをやっていて「ヴァンガード!」なんて叫んでいたはずだなと思いネットで検索しましたがどうやら思い違いだったようです。

正確には、俳優の伊原剛志さんがCMに出演していて力強く「ヴァンガード!」なんて言う台詞がとっても印象的なCMでした。

まったく、私の思い違い?ヘアースタイルがモジャモジャの長髪なのでどこかで記憶がすり替わってしまったようですね。

 

こんにちわ~

記憶が思うように残らないイズムです^^

 

ちなみに、俳優の伊原剛志さんの後には、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんがCMをやっていました。

ということで、ヴァンガードに付いて。

 

アクテイブ&ラグジュアリーのSUV

ヴァンガードは、トヨタが「アクテイブ&ラグジュアリー」を目指して開発され2007年に販売された高級SUVです。

2013年に登場した新型ハリアーにその座を明け渡して、2013年末にひっそりと販売終了しました。

 

ヴァンガードの特徴は3列シート7人乗りの高級SUVで、ライバルは三菱・アウトランダーや日産・エクストレイルといったところでしょうか。

ベースとなったのはRAV4の3列シート7人乗り車ですが、これは輸出専用で国内では販売されていません。

トヨタは、RAV4と差別化するためにヴァンガードを高級路線に振ったのでしょう。

 

ボディーサイズは、全長×全幅×全高=4570×1815×1685とライバルに比べてかなり全長が短くなっています。

(ちなみに、アウトランダーの全長は4640mm)

4570mmという全長は、今の目線で見てもかなりコンパクトな仕上がりです。

 

車内長は、トヨタのプチバンのシエンタ以下なので、3列目のシートはかなり窮屈になっています。

ですので、長距離ドライブには向いていません。

あくまでも緊急用シートと割り切って使用したほうが良さそうです。

 

ヴァンガードの売りは、3列シート7人乗りですが、2列シート5人乗りもラインアップにはあります。

価格差は約4万円なので、3列シートのほうが多く販売されたことは言うまでもないですね。

グレードは、ベースグレードのSとその上級グレードのS・GパッケージとS・パッケージがあります。

 

ボディー背面には、スペアタイヤはなくすっきりとしたデザインになっています。

スペアタイヤはなく、パンク修理キットがついているのでパンク時にもまったく問題ありません。

ちなみに、現在では、かなりの車がスペアタイヤに変わってパンク修理キットになっていますね。

 

搭載エンジンは、2400cc直4DOHC(170PS)と3500ccV6DOHC(280PS)の2種類。

2400ccには、7速マニュアルモード付きCVTで、3500ccは、電子制御5速ATになります。

駆動方式は、販売当初は4WDのみでしたが、2008年には2400ccにFFが追加されました。

 

販売台数では、4WDよりもFFのほうが7:3で多くなっています。

やはりこの手の車種は、都会派SUVなのでFFの2輪駆動でも十分と考える人が多いのですね。

2400ccは、普段使いには必要十分な動力性能を得ています。

さらに、3500ccV6ならロングドライブをフル乗車でも難なくこなせる余裕のパワーがあるでしょう。

 

ヴァンガードの人気と査定

マイナーチェンジ後は燃費が若干改善されていますので、人気があるのは2010年マイナーチェンジ後のモデルです。

GやSパッケージなどの人気が高く反対に廉価なベースグレード(S)の人気は低いですね。

 

ヴァンガードのような3列シート7人乗り高級SUVは、市場的に難しいものがあるのか、それほど車種は豊富ではありません。

やはり、3列シート7人乗りならミニバンブームの現在ではベルファイヤーなどの高級ミニバンに流れて行ってしまうのでしょう。

加えて、ヴァンガードのように3列目があまり広くなくてくつろげないのは敬遠されがちです。

実質2列シートと同じですから。

 

ヴァンガードの人気は、緩やかに下がって行っています。

売却するなら早い時期がお得になるでしょう。

現在の査定額は、約80~200万円となっているようです。

 

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