絶版車であるシルビアの中古車価格はASK
車名には、それぞれのメーカーが拘ったものが付けられているケースが多いですが、日産車には人の名前の車名が多いですね。
セドリック、グロリア、フェアレディー、シルビア、おっとフェアレディーは人名ではありませんね。
今回は、そんな車名の中でもイズムが10代の頃に乗っていたシルビアについてお話したいと思います。
こんにちは~
シルビアは初めて買った車なので思い出深いイズムです^^
シルビアの歴史
シルビアは、日産を代表するスペシャリティーカー。
80年代は、ライバルのホンダ・プレリュードと人気を2分していました。
しかし、3代目や4代目はWRCなどにも参戦した硬派な車でもあります。
ボディースタイルは、車名のシルビアから連想できる流麗な2ドアクーペと3ドアハッチバッククーペの2種類。
兄弟車には、ガぜールもありました。
これを知っている方は80年代に青春時代を過ごされた方でしょう。
80年代末には、それまでのスタイルを改め硬派路線へ方向転換することに。
今でも、ドリフト小僧御用足しのS13・S14・S15へと続く日産・FRスポーツの系譜です。
買取に関して言えば、初代モデルこそクラシックカーとしての価値は高いモノがありますが、それ以降のモデルは未知数です。
ですので、査定価値はあまり期待できないでしょう。
ただ、3代目と4代目にFJ20+ターボ搭載車がありましたので、国産絶版スポーツ車専門店で査定が付くかもしれません。
FJ20は、当時のスカイラインにも搭載された80年代を代表する2000ccのスポーツエンジンです。
今回は、現在でもたまに街中で見かけるS13~S15モデルを中心に紹介します。
5代目:S13(1988~1993年)
歴代シルビアの中でも最高の販売台数を誇る5代目。
キャッチコピーは「アートフォースシルビア」。
ボディーデザインは、1988年のグットイヤーデザイン大賞に輝いた流麗な2ドアクーペスタイル。
グレードは、トランプカードからとったJ’s・Q’s・K’s。
搭載エンジンは、1800cc直4DOHCのCA18DEとターボのCA18DET。
J’sは、1800ccDOHCのNAのベースグレードで、Q’sはその豪華版。
ターボ搭載の最上級グレードはK’sで、この中ではQ’sが一番の販売台数を誇ります。
1991年のマイナーチェンジで、排気量が拡大されて2000ccのSR20エンジンに変更されました。
6代目:S14(1993~1998年)
ボディーサイズは、3ナンバーに拡大され車内空間の拡大を図り、より高級路線に振りました。
しかし、ベースシャーシは先代と同じで大柄なボディーにしたため車重増加となり、先代モデルのようなシャープな運動性能とはいかず、走り屋からは敬遠されてしまうという結果に。
搭載エンジンは、2000ccのSR20エンジンながらパワーアップがはかられて、NAは160PSでターボ車は220PSとなっています。
皮肉なことに、人気のないことから格安で手に入れられるので、ドリフト愛好者には未だに人気のあるモデルです。
グレード名は、S13と同様のJ’s・Q’s・K’sを踏襲しました。
7代目:S15(1998~2002年)
2ドアクーペでFR駆動の伝統を守ってきたシルビアの最終モデルとなります。
肥大化したボディーのシェイプアップをはかり5ナンバーに戻りました。
搭載エンジンは、名機の誉れ高いSR20。
さらなる最高出力の向上が図られ
、NAで165PSターボ搭載車は250PSの最高出力を発揮します。
グレード名は、改められてNAエンジン仕様がspec.S、ターボ搭載がspec.Rの2グレードの展開でした。
残念ながらシルビアは、この7代目S15で生産終了となっています。
マニアに人気のシルビア
一部マニア(ドリフト)には、絶大なる支持を得ています。
今のところ、トヨタ86以外に新車販売されている調度良い2ドアクーペのスポーツモデルは残念ながら販売されていません。
中古車価格は、まさにASK状態です。
査定価格は、もっとも状態の良い最終型で走行距離も3万キロ未満の場合は約120万円前後、S13の初期型で走行距離が5万キロ以内のものでは約5万円の査定となっています。
シルビアは、販売中止から13年も経っていますので、通常の中古車店や買取店では買取価格が厳しいのが現状です。
スポーツカー専門店や、絶版国産スポーツカー専門店に査定を依頼されるのが賢明となるでしょう。
価格推移は、年々低くなりますが大きく下がる要因はないので、そこまで急いで売却する理由は見当たりません。
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