急激な下落はないCLKだが年式相応に下降

2014年のF-1は、エンジンのレギュレーション変更でメルセデスの一人天下でした。

さて、今年からホンダがエンジンサプライヤーとして、F-1に復帰するのでどうなるのでしょうか。

 

メルセデスはF-1マシンやエンジンの他にも、F-1ファンにはお馴染みのセィフティーカーを提供しています。

それはメルセデスベンツのCLKです。(1997年、1998年、2003年、2006年採用)

 

本国ドイツでは、箱車のツーリングカーレース・DTMにも参戦していますね。

もちろん、日本でもツーリングカーレースのスーパーGT(GT500クラス 2002年)にHKSから参戦しましたが、トラブルに泣かされてたった1年で撤退してしまったのは惜しい限りでした。

 

DTM参戦記念モデルとしてCLK DTM AMG(クーペとカプリオレ)5400ccスーパーチャージャー搭載・V8DOHCで、そのままサーキット走行が可能なくらいのハイパワーマシンが限定100台で発売となりました。

まるでレーシングカーのような前後のブリスターフェンダーなどが、通常のCLKとは全く違った迫力満点のボディーデザインになっており、まさにレーシングマシンマニアには、垂涎のモデルです。

 

ということで、今回はレースマインドあふれるメルセデスベンツ・CLKクラスを紹介したいと思います。

 

初代CLK(1997~2002年)

Cクラスベースの2ドアクーペとオープンモデルのカブリオレがCLKです。

Cクラスをベースとしながらも、内容はその上のEクラスに匹敵する内容となっています。

 

流麗な2ドアクーペスタイルは、国産車ではもはや死滅してしまったような大人の高級クーペそのもの。

2ドアながら、後席をきちんと備え大人4人乗車もなんなくこなしてしまうのは流石メルセデスベンツです。

 

ボディー硬性は非常に高く、それはクーペボディーのみならずオープンモデルのカブリオレでもボディー硬性は十分に保たれています。

日本での輸入販売は、CLK200とCLK320で、搭載エンジンは、2000cc直4DOHCと3200ccV6SOHC。

 

2代目CLK(2002~2008)

2代目は、CLKという名を持ちながらも、同時期のEクラスと同じフロントデザインが採用されました。

ボディースタイルは先代同様に2ドアクーペとカブリオレ。

日本へは、CLK240とCLK320が輸入販売されました。

 

搭載エンジンは、パワーアップされて2600ccV6DOHCと3200ccV6SOHC。

駆動方式がFRでミッションは5速ATのみなのは先代と同じです。

特筆すべき点は、クーペながら後席が分割可倒式シートを採用しているため、長尺モノの積載が高級2ドアクーペなのに可能という点。

走りの性能だけでなく積載能力も備わった車です

 

国産車で、ライバルとしてあげるなら日産のフェアレディーZでしょうか。

しかし、使い勝手の点ではスキーやスノボまたはカーペットなどの長尺モノも難なく積めてしまうのは、ある意味メルセデスベンツらしくない?親切設計になっています。

残念ながら、フェアレディーZにはそのような使い勝手の良さはありませんね。

 

また、メルセデスベンツのステイタスと高級さや使い勝手の良さはまさに特筆モノです。

それでいて、中古車価格ではフェアレディーZと競合する価格なのですからどちらがお得かよ~く考えてみても良いかも。

 

2代目CLKクラスは2009年にモデルチェンジされ、それまでのCLKクラスからEクラスクーペへと呼び名がかわり、CLKクラスはここで生産終了となりました。

 

CLKシリーズの人気と査定

モデル最後の2008年式から5年前の2003年モデルの査定は約10~207万円程度となっています。

新車価格が550~1200万円した高級ラグジュアリークーペは、豪華仕様で高級な内装を誇り今でも一部マニアの間では羨望の眼差しで見られていますが、全体的には下火ですね。

 

人気の急激な下降はありませんが、年式相応緩やかに下がっているのは否めません。

売却を予定しているのであれば、やはり早めの売却がお得となることは間違いないでしょう。

 

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