高速道路について徹底解説!知ってる様で知らないこと
高速自動車国道と自動車専用道路の違い
高速自動車国道と自動車専用道路、一見して見分けることができない場合もありますが、両者は法律的にも作られ方、管理方法に関しても全く違うものです。
高速自動車国道
高速自動車国道、通称「高速道路」は、国の管轄下で建設され、100%国庫からお金が出ており、建設計画も実際の建設も国に依頼された業者が行うことになっています。
管理は、直接国が行っているわけではなくネクスコが行っていますが、このネクスコももともとはJH、日本道路公団という特殊法人が民営化された企業で、実質的には国が行っているようなものというわけです。
道路交通法では、特別な道路、高速自動車国道としての条文に従うこととなり、最高速度の速度制限は100km/h、最低速度制限も50km/hと設定されています。
取り締まりは、各警察本部配下の高速道路交通警察隊、通称「高速隊」が行っていて、取り締まりに使うのは一般的な白黒塗装のパトカーと覆面パトカーで、白バイは存在しません。
覆面パトカーは主にクラウン、スカイライン、マークXなど大排気量エンジンを搭載したセダンモデルを使っており、どの場合も高速隊用にチューニングされていて市販されているモデルよりもパワーアップされているようです。
きっと追跡しやすいようにそうしたのでしょう。
それからいわゆるネズミ捕りですが、こちらはすべて固定型、移動型オービスで行うようになっています。
これは高速道路上で路肩とは言え、車をとめさせることが危険な行為となるためで、車をとめさせることなくスピードの取り締まりを行うことができる手段として用いられているわけです。
ちなみに高速隊は交通機動隊とは別の部隊となりますが、制服は交通機動隊と同じ水色のものを着用しています。
自動車専用道路
自動車専用道路は見た目こそ、高速道路と似たようなものを持ちますが、似て非なるものです。
この道路は高速自動車国道のように100%国の資金で作られているものではなく、一部、あるいはそのほとんどを地方自治体の資金で賄っています。
管理は、一部ネクスコが行っているところもありますが、基本的には高速道路株式会社法に則って設立された特殊会社によって行われています。
東京にある首都高速道路の首都高速道路株式会社、地方都市の大阪にある阪神高速道路の阪神高速道路株式会社などといったものがそれに該当します。
この道路は見た目はどうあれ高速自動車国道ではなく一般道であって、法律上でも一般国道として扱われます。
従って、最高速度の制限は最大で60km/hで高速自動車国道のように最低速度制限は存在しません。
確かに一般道で何km/h以上で走れというもの無理な話です。
ただ、一部特例として70km/h、80km/hという速度制限がされている場所もありますが、あくまでも特例ですのでそれ以外の部分はすべて一般国道として扱われます。
取り締まりに関してはこれも一般国道と同じで、所轄系、方面系、交通機動隊、そして一部高速道路交通機警察隊が入ってきています。
使用される車両は一般道を走るものと同じで、白黒パトカー、覆面パトカー、白バイ、道路によっては原付バイクなども使われることがあります。
ネズミ捕りは、光電管からレーダー、固定型オービス、移動型オービスと様々で、路肩が広いところに車を止めせるような形で行われているようです。
ちなみに自動車専用道路に「○○高速」といった名前がついている場合がありますが、それらはあくまでも名称の一部であって、高速自動車国道を示すものではありません。
首都高速と呼ばれているから100km/hで走れると思ったら大間違いです。
バイパスは一般道?高速道?バイパスとは?
都市部の外れ、あるいは地方都市などによくあるのがバイパスと呼ばれる道路です。
バイパスとは、すぐそばを迂回することを示しますが、道路においても同じ意味で使われます。
バイパスは例えば常に混雑している市街地や道路幅が狭く絶対的な交通量が多い地域をなるべく通らせないように作った道路のことで、迂回する道路よりも道路環境が良いことが多く、まるで高速道路のように快適に走れるようになっています。
迂回ルートですので、最終的には迂回する形となった道路と合流することになりますが、バイパスの規模によっては相当走らないと元の道路に戻ることができなかったり、目的地を過ぎてしまうこともありますので、初めて通る場合は注意が必要でしょう。
バイパスは一部、高架となっている部分もあり、歩道などの設置もされておらず、信号などもほとんどないことから高速自動車国道と勘違いしてしまいがちですが、パイバスはあくまでも一般道の迂回ルートですから一般道であることに間違いはありません。
その場所によって違いはありますが、制限速度は当然ながら一般道の最高値となる60km/hで、取り締まりなども普通の国道と同じように行われます。
バイパスが作られる理由にはいろいろなものがあり、市街地の渋滞防止、走りにくく事故の多い部分の迂回、山道の迂回、湾や湖を直線的に走るためなどで、中には高速自動車国道の迂回路、バイパスのバイパスとして作られているところもあるようです。
高速道路の路肩とは(目的と規制)
高速道路には道路の一番左側に路肩というものが設置されています。
路肩は法律で最低でも1.7メートル以上、交通量の多い高速道路では2.5メートル以上なければならないとされています。
この部分は車道でも車線でもありませんので、この部分を走行してはいけません。
高速道路での路肩は、警察に停止を求められ時、危険を回避する時、故障などを起こした時以外は走行しても止めてもいけないことになっています。
警察に停止を求められた時というのは要するに交通違反で捕まった時、危険を回避する時というのは、たとえば前方で交通事故が起きて車両火災が発生して近づくと危険であるとか、急に体の調子が悪くなり、運転を継続できなくなって仕方なく停止せざるを得ない時、故障などを起こした時というのは・・・そのままの意味ですね。
要は何か特別な事情があった時だけ走る事、止まることができるというのが路肩の使い方ということ。
ではなぜ、そういった理由がある時以外は使えないのでしょうか。
それだけの幅を確保するのであれば、路肩ではなく車線として使って渋滞を減らすことに使ったらどうなのか?と思ってしまいますよね。
実は路肩に路肩本来の役割というものがあるのです。
もちろん先程のような致し方ない理由で使うということもありますが、高速道路での路肩の使い道は道路管理のため、あるいは緊急車両を走らせるために用意された、いわゆる「スタッフ・オンリー」の車線なのです。
例えば、この先で人身事故があったとすると当然ながら高速道路は渋滞となります。
そうなると事故現場に警察車両や消防車両、救急車、ネクスコ車両などが向かうことになりますが、道路が渋滞していたのでは中々現場に行くこともできず、もしかしたら助かる命も助からないかもしれません。
警察車両やネクスコのランドクルーザーがいかなければ、現場処理や交通整理ができないので、渋滞もより一層延びることになるでしょう。
なので、そういった車両を優先的に何の弊害もなく走らせるために作られたのが高速道路上での路肩というものなのです。
だから間違っても疲れたから一休み、おしっこしたいから、電話がかかってきたからと言って路肩に止めてはいけませんし、渋滞しているからと路肩を走行する行為などもしてはいけません。
高速道路のトンネルで無灯火は違反行為
高速道路はスピードレンジが高いため、できるだけ直線に近くなるように作られています。
カーブがあるとそれだけ危険だからです。
そのため、時には山を削ったり、トンネルを作ったり、谷を超えるため橋を作ったりと既存の地形を無視するようなつくりをしなければならないこともあります。
特に山が多い日本ではトンネルを掘ることは高速道路を作るうえである意味で必須項目となっています。
山の中を通過するように作られている中央高速道や上信越自動車道などはとにかくトンネルが多い高速道路として有名です。
先ほども言ったように高速道路のトンネルではスピードレンジが高いこともあって、危険な状態と見られています。
そのため道路交通法では、トンネルを走る時は中の照明がいくら明るくても必ずヘッドライト、ポジションランプ、テールランプの3つの灯火類ををつけなければならないとされています。
中には昼間でも外よりもトンネル内の方が明るいのではと思うくらいこうこうと照明が付けられているトンネルがありますが、それでも形としてヘッドライトまでつけなければならないとされているので、点ける必要性があります。
3つの灯火類といっても自動車の作りとしてヘッドライトを付けるモードへ切り替えれば、自動的にポジションランプもテールランプもつくことになりますので、特に意識する必要はなくヘッドライトが付くモードに切り替えればいいだけです。
トンネル内でヘッドライトをつけないで走ると、道路交通法違反の無灯火走行となり、反則金6000円、反則点数1点が付加されます。
明るくて前がはっきり見えるのにヘッドライトを付けることを強要するのもなんとなく納得がいかないところですが、実は視界を確保するという目的以外にももう一つ理由があるのです。
それが自車アピールです。
街中を昼間にもかかわらずヘッドライトを点灯して走るオートバイを見かけたことはないでしょうか。
あれも法律でヘッドライト常時点灯が義務付けられているからなのですが、そういったことに至ったのは面積が狭いオートバイが目立ちにくいということから、オートバイがいるということを周りにアピールするために義務化されたのです。
トンネル内でのヘッドライト点灯も同じことで、視界が悪く何かあっても逃げ場のないトンネル内で事故でも起こしてしまったら大変なことになります。
それを避けるために車の存在を周りに知らせて、できる限り交通事故が起こらないようにしようという意味合いが含まれているのです。
高速道路ではタイヤ空気圧を高くって本当?
「高速道路に乗る時はタイヤの空気圧を高くする方がいい」何とも懐かしい言い回しです。
恐らく最近免許を取った方ならこういったことすら知らないでしょう。
イズムのように古くから車を乗ってきた人間なら知っていて、それを実行してきた方もいるかと思いますが、はっきり言って今の時代ではそれを行う必要はありません。
そもそもどうして昔はこんなことが言われていたのか、それはその時代に使われてきたタイヤ技術によるものなのです。
タイヤには現在でも二つの種類があります。
1つは皆さんおなじみのラジアルタイヤ、現代ではタイヤといえば何も言わなくてもこのラジアルタイヤを示すことになります。
そしてもう1つ現代ではトラックなどの一部の商用車などだけに使われていて、過去には一般的なものとされてきたバイアスタイヤです。
ラジアルタイヤとバイアスタイヤはタイヤの強度を作るカーカス(ワイヤー状の補強材)の敷き方に違いがります。
ラジアルタイヤは「ラジアル」という言葉が示すようにカーカスが並行におかれているもので、サイドウォール部からトレッド部、そして反対側のサイドウォールまで一本のつながりのあるカーカスをタイヤを横切るように巻かれているものです。
この巻き方からタイヤ全体の強度を上げることができます。
一方、バイアスタイヤはタイヤのトレッド面上で斜めになるようなカーカスの敷き方をしており、強度を上げるためにそれを左右から行うことでトレッド面の強度を確保した形で作られたものです。
両側のサイドウォール部から交互に斜めに一枚ずつ敷き詰めるといった形になっているためトレッド面はカーカスが二枚重なるようになるので強度がありますが、サイドウォールはたった一枚のカーカスしか敷かれていないので強度が弱くなってしまうわけです。
この部分が弱いとタイヤのサイドウォールがつぶれやすくなり、乗り心地は良くなりますが強度的には弱いタイヤとなってしまいます。
実はこのサイドウォールが弱いバイアスタイヤが過去の主力タイヤであったことから、空気圧を高めにしましょうということが言われるようになったのです。
高速道路では一般道よりスピードが速くなりますが、それと同時にタイヤの回転数も上がることになります。
タイヤが回転して路面をを転がる時に路面に接している時と路面に接していない時にサイドウォールのたわみの量が違うことになり、サイドウォールがつぶれたり、延びたりといった状態を繰り返しているわけです。
スピードが遅い状態であればその回数は少なくなるのですが、高速域では回数が多くなり、間隔も短くなるのです。
この状態でタイヤの空気圧が弱いとサイドウォールの強度もより一層弱くなるため、延び縮みが追いつかなくなってしまい、タイヤのトレッド面が波を打つようになってしまいます。
恐らく教習所でも教わったと思いますが、これがスタンディングウェーブ現象というものです。
これが起きると制御が難しくなり、ひどい場合ですとタイヤがバーストしてしまいとんでもないことになってしまいます。
これを起こさないようにということで言われ始めたのがタイヤの空気圧を高めましょうということで、空気圧を高めることでサイドウォールの強度を出そうとしたわけです。
要するにタイヤの空気圧を高めましょうというものはバイアスタイヤに対するものなのです。
現在主流となっているラジアルタイヤはタイヤの空気圧が極端に少なくなっている時以外はこういったことはまず起こりません。
ラジアルタイヤは高速道路でも一般道でも規定空気圧を守っていればいいのです。
高速料金割引きの裏技
高速道路は入口から出口までの距離を換算した形で料金が発生するものですが、ETCが普及したことによって、それに対応した様々な割引制度が用意されています。
ただし、残念なことにすべてETC利用でのETC割引となっており、従来通りの現金での支払いには対応していないものばかりです。
国としてはETCを推しているので致し方が無い事かも知れませんね。
平日朝夕割引
これはETCのポイント制度であるETCマイレージに登録されている方だけとなりますが、平日の月曜から金曜までの朝6時から9時まで、夕方17時から20時までに該当する路線を利用した時に割り引かれる制度です。
一部、高速道路以外の有料道路も含まれており、1カ月間で使った回数に応じて通行料金の30%か50%かのどちらかの割合で、マイレージの無料通行分として受け取ることができるというものです。
休日割引
土曜、日曜、祭日にETCをつかって該当する高速道路を利用した時に通行料金を30%割引にする制度です。
対象は普通車、軽自動車、二輪車だけとなります。
深夜割引
平日、休日問わず該当する高速道路を深夜0時から4時の間に利用した時に通行料金を30%割引にする制度です。
外環道迂回利用割引
これは高速道路の割引制度ではなく高速道路を利用するために発生する割引制度となります。
都心部発限定の割引制度で、首都高速を利用し東北道、関越道、常磐道といった高速道路に流入する際に外環自動車道を1ジャンクション間だけ使った時に適用されるもので、外環自動車道、首都高速の料金が一定の金額分、割り引かれることになるものです。
アクアライン割引
これは時間、日付、曜日に関係なく、東京湾アクアラインを利用した際にETC利用者だけに適用される割引制度です。
割引額は軽自動車で1830円の割引、普通車で2290円の割引といった具合にかなり安くなります。
普通車で800円になるので、現金払いの方はかなりの損をすることになりますね。
関越特別区間ETC割引
関越道の水上インターチェンジから湯沢インターチェンジの一区間分の利用料金のキロ単位の金額が安くなるもので、普通車で420円分の通行料の割引を受けることができます。
この一区間だけを走る時だけでなく、この区間を含んだ形、たとえば練馬インターから湯沢インターまでといった場合でも適用されます。
障害者割引制度
これは身体障害者手帳の交付を受けている方が運転したり、重度障害者の方が同乗する時に適用されるもので、事前に個人の登録、車体の登録、ETCを利用する場合はETCカードの登録を行ったうえで受けることができるものです。
割引率は路線や距離によって違いますが、最大で50%の割引を受けることができます。
これらのものは2017年現在、行われている割引制度ですが、過去にはもっといろいろな短期間の割引制度がありました。
例えば2007年の12月に行われた関越自動車道の土日・祝日渋滞対策割引、これは渋滞の多い区間の利用を分散させる意味合いで、関越自動車道の東松山インターまで、上信越自動車道、北関東道から練馬インターまで、圏央道のあきる野までの区間で降りる都心部へ向かう上り線だけに適用されていました。
それから大惨事を引き起こした東日本大震災と原発事故に関わる料金無料制度も2011年の12月から2012年3月までおこなわれていました。
これは地震、津波の被害者の避難、原発事故による避難を強いられた方、復興のための車両などが該当し、東北自動車道の一部、常磐自動車道の一部などが無料で通行できるというものです。
高速道路の最低速度
スピードレンジが高く、交通の流れも速い高速道路、初心者やあまり高速道路を走らない方ですと、そのスピードに圧倒されてしまい委縮してしまいがちです。
そのためどうしてもスピードが遅くなりがちですが、高速道路では怖いからといってあまりにも遅いスピードで走ってはいけないことになっています。
遅ければ安全・・・こう考えている方も多いかと思いますが、周りの車が早いスピードで走っている中で、1台だけ遅いスピードで走っていることはかなり危険なことです。
100km/hで流れている中で、20km/hで走る車があるとするとそのスピード差は80km/hになります。
これは80km/hで走っている時に急に目の前に大きな固定された障害物が現れるのと同じで、急減速や急ブレーキなど高速道路上では最も危険とされることを行わなければならないのです。
そこで法律では高速道路では指定がない限り、最低速度50km/hと決めています。
制限速度より速く走れば捕まりますが、遅く走っても捕まるということです。
もちろん渋滞や特別な理由がある場合はその限りではありません。
高速道路の最高速度を120kmへ引き上げへ
2016年に警視庁が高速道路の最高速度引き上げを発表しました。
その制限速度は120km/h、現行の100km/hより20km/hほど高くなる形となります。
これには自動車のハイパワー化、性能の向上、安全性の向上などによって、120km/hでも100km/hの時と安全面に関してたいした違いがないということとスピードアップによって渋滞の緩和を目指そうというものです。
とりあえずが2017年に東北自動車道の花巻南インターチェンジから盛岡南インターチェンジまでと新東名高速道路の新静岡インターチェンジから森掛川インターチェンジの間で試験的に、110km/h制限で行うことになっています。
スピードが上がることで事故が起こりやすくなるのではないかということが言われていますが、はっきり言って現状でも120km/h制限と同じような流れとなっているので、それは全く関係ないでしょう。
それよりも100km/hで抑えることのストレス、警察車両の存在によるストレスを考えたら、むしろこの方がストレスが少なくなることから事故が起こる可能性が低くなると思われます。
要するに今まで「法律」というもので抑え込まれていたものが、合法となったというだけのことですので、運転する側としては喜ぶべきでしょう。
雨天時の高速道路で注意すべきハイドロプレーニング現象とは
雨がたくさん降って路面に水たまりができるような状態になった時に気を付けなければならないのが、スリップ事故です。
雨で路面が濡れることでタイヤとの間での摩擦係数が少なくなり、ちょっとしたことでスリップを起こしてしまいます。
このスリップはタイヤに無理な力が加わった時、たとえば急発進、急ブレーキ、急ハンドルといったことですが、こういったことを行うと出やすくなりますので、なるべく一定のスピードで、同一車線を走るのがいいといえるでしょう。
しかし、そういった運転を心がけていてもスリップを起こすことがあります。
その原因となるのがハイドロプレーニング現象というものです。
過去にもこのハイドロプレーニング現象によって、夏しか出てこない(?)歌謡バンドのベーシストが事故を起こし、同乗していた女性を死なせてしまったという痛ましい事故がありました。
それだけハイドロプレーニング現象というのは怖いものなのです。
ハイドロプレーニング現象というのは早い話、タイヤがボートのように水面を滑っていく現象です。
タイヤには路面とタイヤの間の水分を排水するためのトレッドパターンが刻まれていますが、それがあったとしても大量の水があると排水しきれず、路面とタイヤの間に残ってしまい、タイヤがその上をすべるようになります。
そうなるとどうなるかというと、タイヤが完全に水の上に乗っているので、全くの操作不能となってしまい、タイヤの直進性能も失われますし、グリップ性能もゼロに違い状態となります。
ブレーキを踏んでも止まらない、ステアリングを切っても曲がらない、慣性によって前に進むだけということになってしまうわけです。
こうなる原因はスピードとタイヤ溝の深さや形状、そして路面の状態です。
スピードが遅ければ排水できなくても水に乗る可能性は低く、自重によって上から押し付けられる力が優るのでこの現象には至りませんし、タイヤ溝がきちんと深く残っていれば、排水性能が高くなるのでこちらも可能性が低くなります。
路面が濡れていなければ絶対に起こりませんし、アスファルトが黒く濡れる程度では起こりません。
となると防ぐ方法はスピードを低めにすること、タイヤ溝を深い状態に保つこと、そして水たまりを見つけたらできるだけ避けることです。
高速道路での運転は一般道路とは違う
高速道路は車線も余裕がありますし、対向車線はありますがほとんどの道路で完全に隔離されているのである意味では一方通行と同じで同じ方向に走ります。
交通事故の相手となりやすい歩行者や自転車は基本的には皆無です。
これほど安全に走ることができる道路はないかと思うのですが、やはりスピードレンジが高いことから気を付けなければなりません。
スピードが上がれば制動距離が延びる、視野が狭くなる、ちょっとした瞬間よそ見をしていただけでかなりの距離を走ってしまうといったことがあるわけです。
ですので、一般道を走る時よりも前方、後方、左右の確認をしっかりとする必要があるでしょう。
それから流れに乗ることも必要です。
周りが100km/hで走っているのに自分だけ80km/hで走っているのは自分は安全だと思っているようですが、周りからすれば非常に危険なものです。
いわゆる「走るシケイン」となってしまい、追突の危険性が高まりますし、周りに迷惑をかけてしまうことになりますので、自分だけのことを考えるのではなく周りのスピードに合わせて走ることが重要です。
また、車線の選び方も重要です。
高速道路では一番右側は追い越し車線となっており、追い越しをかける車のみ走ることが許されています。
それ以外の車線は走行車線でどの車もずっと走ることができます。
高速道路を走っているとこれを無視している方を結構見かけますね。
最低速度ギリギリで走っているのに、走行車線の右側を走っていたり、走行車線と同じスピードで追い越し車線を走っていたり、逆に追い越しをするに走行車線内で行ったりといった感じです。
これらの行為は周りに大迷惑をかけることになりますし、場合によっては違反行為で検挙されることにもなりますので、絶対にやめましょう。
高速道路はとても利便性が高く全員がルールを守れば基本的には安全性の高い道路です。
しかし、誤った知識でルールを無視してしまったり危険な行為をしてしまうとスピードレンジが高い高速道路では大事故に発展してしまう可能性が極めて高くなります。
正しい知識を付けて基本的なルールを確り守ることが、自分や家族の身を守る一番の方法だという事ですね。
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