中古自動車査定士
提供:JAAI
中古車の査定は誰でも行なえるというわけではなく、正式には、技能検定に合格した、資格ある人だけが行なうことができるものです。
そうした資格を持っている人のことを「中古自動車査定士」と呼びます。
ただ、、普段査定に来る査定士さんのほとんどは、この中古自動車査定士の資格は持っていません。。。
中古自動車査定士になるには、まず、査定協会が実施する3日間の講習を受け、技能検定試験に合格し、査定協会に登録されることが条件となります。
そして、査定士には、2つの種類があり。
ひとつは小型車査定士。
この資格を持っていると、乗用車や商用車、そして最大積載量4t未満の貨物車の査定を行うことができます。
もうひとつは大型車査定士。
この資格を持っていると、上記以外の大型貨物車やバスなどの査定を行なうことができます。
では、中古自動車査定士になるにはどうすれば良いのかをお話ししていきますね。
中古自動車査定士には、「中古自動車査定士技能検定」に合格して初めて査定士なることができます。
この試験は年に2回(6月・12月)実施されており、各地の会場で実施されます。
実施者は一般財団法人日本自動車査定協会です。
上記で説明したように査定士には2種類あり、乗用車や商用車、最大積載量4t未満の貨物車の査定ができる「小型車査定士」と、大型貨物車やバスなどの査定ができる「大型車査定士」があります。
どちらの資格を取るかによって、試験内容が変わってきます。
そして、受験者は、次の条件をそれぞれクリアしている必要があります。
- 小型車査定士を受験する場合…普通運転免許以上を持っていること。
- 大型車査定士を受験する場合…大型第一種免許以上を持っていること。また、自動車の販売・整備の経験が少なくとも半年以上あること。
- 査定協会が実施している3日間の講習を終了していること。
…このような条件をクリアしている人が、技能検定試験を受けることができます。
試験内容としては、中古自動車査定制度について、中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準、自動車の構造について、機能及び取扱い、保安基準について、その他自動車に関する法規、その他査定に関する事項・・・となっています。
こうした技能検定試験に加えて、査定の実技試験が行われることになります。
そして試験に合格した人だけがオークション会場などの査定にあたっているので、消費者は安心して車を購入することができるんですね。
試験は各地で行なわれているので、中古車買取り店などのスタッフとしてお仕事している方や、これから自動車業界に就職をするという方は是非チャレンジしてみても良いかも知れませんね^^
みなさんは、「査定士技能コンテスト」というものがあることはご存知ですか?
より良い査定が出来るように定期的にコンテストを開いて技術の向上を目的とした催し物で、査定士の信頼度アップにもつながる大切なコンテストとなっています。
「査定士技能コンテスト」の開催者は、試験を実施し合格した査定士たちを登録・管理している組織である一般財団法人日本自動車査定協会で全国に52個の支所を持っている団体です。
「査定士技能コンテスト」は、普段それぞれの支所で開催されますが、5年に1度は各地から選手を集め、全国大会が実施されており、査定士の技術の向上を図ること、またそれに加えて、査定制度を世間にアピールする目的をふまえています。
買取専門店が増えたことによって、査定士じたいにあまり良いイメージを持っていない方も多いかも知れませんので、アピールをする良い機会なのではないでしょうか。
コンテストは学科試験、実車査定技術に分けられており、学科は100点満点、実車は1台に付き200点満点で、2台行なうため、合計で500点満点となります。
支所で行われるコンテストでは、優秀な査定士に対して、「最優秀査定士賞」「優秀査定士賞」が授与され、高得点を獲得した選手は更にブロック大会へと進み、中古自動車査定技能コンテストの全国大会に出場することになります。
全国大会で入賞した査定士には賞状が授与されるようです。
選手に選ばれることで信頼性が高まり、高得点を獲得することで技術の高さが証明されることになりますので、ぜひ頑張って欲しいものです。
選手はもちろんコンテストに向けて一生懸命勉強しますから、おのずと知識や技術力はアップしますので、本気で取り組んでいる方にとっては、とても有意義なコンテストとなっているのは間違いなさそうですね。
ついでに、査定における中古自動車検査制度というものの解説もしちゃいますね!
中古自動車検査制度とは、昭和54年4月1日に制定された制度で、経済産業省(当時の通商産業省)と国土交通省(当時の運輸省・建設省)の指導のもとに制定されました。
そのころの国内の状況としては、経済の急成長と同時にテレビや洗濯機、冷蔵庫が一般的となり、クーラーや自動車が出てきた時代で、生活が豊かになってきたころです。
自動車を持つことが一般的になるにつれ、自動車は一家の資産でもあり、日本の産業を支える一つの重要な存在ともなりました。
そこで、自動車をある一定の基準にのっとって評価するために、中古自動車検査制度が設けられたのです。
現在では、中古自動車検査制度は中古車市場にとって、なくてはならない存在となっています。
この制度があるからこそ、中古車市場は混乱することなく、一定の基準に従って流通が円滑に行なわれているのです。
今や中古車市場は、国にとっても大きな市場となっており、国民の大多数がこの市場を利用していることになります。
中古自動車検査制度は、消費者の利益の保護にもつながっていると言うことですね!
最近、わざわざ新車をあえて購入する若い世代が少なくなってきました。
というのも、品質の良い中古車が多く出回っているため、経済的なことを考えて、中古車で十分…、という結論に達するんですね。
また、新車から数年間で価値は大きく下落すると、理解が深まったのも要因のひとつでしょう。
中古車市場が人気を博しているのも、中古自動車検査制度がひとやくかっていたと言う背景もあります。
査定と言う面で、ここまで勉強しなくても良いかも知れませんが、こういった事を頭に入れておくだけで、その業界の筋が見えてきますので心の余裕に繋がり結果的に査定価格アップに役立つかも知れませんので一応こういうことも勉強しておいても良いですね^^
長くなりましたが、イズムから解説出来る知識でした♪
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中古自動車査定士なんか、相当な馬鹿でも合格できるような資格です。
3日間講習やって、そのテキストを見ながら試験をするというお粗末さながらの天下り期間特有の資格です。
こんな資格を取っても意味ないんで止めた方が良いです。
国家資格でも何でもなく、ただの民間資格です。
通りすがりさん
こんにちは~
査定バカです^^
コメントありがとうございます。
確かに中古自動車査定士は、誰でも取る気があれば取ることが出来る資格です。
査定バカの知り合いの車屋店長も資格を取ったけど、失効してしまって以来そのままだと言っていました^^
査定士で重要なのは知識と経験ですね。
初めまして。今年受験予定です。中古車を扱うのは、知識と経験に勝るものはないと思いますが、私は両方浅く、販売業を開業して3年目なので信用力と勉強の為にとっておこうと思います。経験の長い方には不要かもしれませんが。。事前に勉強など皆さんされないものなのでしょうかねー
kkkさん。
こんにちは~
査定バカです^^
査定士の試験頑張って下さいね。
事前に勉強をしているかどうかは、まちまちのようです。
査定士に関しては資格よりも経験がものを言いますので、そこまで重要視されていないですからね。
ただ、信用力と勉強のためであれば、充分に受験をする意味はあるでしょう。
kkkさんは、販売業を開業して3年と言うことですが、努力をされているんですね。
正直、最近の業界間では厳しい現実があるようですので・・・
査定バカの知り合いは、かなり儲かっているようですが、その他の個人経営の会社は厳しいと聞いています。
違いは何か?を考えてみると、仕入れの違いです。
販売が好調な企業は、仕入れの時点で安く良いものを、そしてターゲットをかなり絞っているという特徴があります。
安く良いものを仕入れるのに手っ取り早いのがディーラーからの仕入れです。
正直言いまして、一括査定サイトなどを通じての仕入れは値が吊り上がるので、オススメできません。(査定バカのサイトでは売主(お客さん)目線なので高く売る方法をお話しさせていただいておりますが・・)
ディーラーの下取りではじかれたお客さんを捕まえるのが一番でしょう。
まぁ、これにはディーラーにコネがないとダメですが。
次に、ターゲットを思いっきり絞ることですね。
例えば、査定バカのサイトは【中古車】という大きな枠ではなく【中古車の査定で高く売る】という小さな枠に絞っています。
ですから、愛車を高く売りたい方が大勢見に来てくれているんです^^
その代り安く買いたいという方は訪れません。
この意味は大きいんですね。
kkkさんの査定士のお話しからは、かなりそれてしまいましたが、一経営者(不動産業経営の査定バカ)のたわごとと感じながらも今後の経営の参考にしてもらえればと^^
応援しています。
査定バカ
返信ありがとうございます。
目下受講中です。学科の方はすんなり頭に入ってきますが、車の構造が難しいですね。。今まで車業界と全く違う仕事でしたので…
講師曰く、実技はテキスト持込可だが、合格率は7割だそうです。受講されているのはディーラー系の若い子が多いかなと感じました。
うちは買取はあまり行なっていませんが、(仕入はほぼAAです)やはりAAとのクレームのやりとりにも役立つ知識もあるので受講を決めました。
女性も1-2割受講してました♪みんな会社から費用も出してもらえて羨ましい〜