セダン不人気の影響によりセフィーロは二束三文
サングラスとちりちりパーマのミュージシャンと言えば井上陽水さん。
陽水さんのものまね「皆さん、お元気ですか~。」は、初代セフィーロのCMでした。
インパクト絶大のCMでしたね。
ちょうど、昭和から平成に時代が変わる頃。
昭和天皇が崩御された時は、「皆さん、お元気ですか~。」が、「宮様お元気ですか。」に聞こえることから急遽その部分が口パクになってしまったとか。
初代セフィーロは、ローレルの兄弟車。
ローレルは、スカイラインとの兄弟車でこの時期の日産はライバルのトヨタマークⅡ三兄弟(マークⅡ・クレスタ・チェイサー)のライバルとしてスカイライン三兄弟(スカイライン・ローレル・セフィーロ)で対抗したのです。
初代(1988~1994年 A31)
当時、まだ搭載車が少なかったプロジェクターランプのヘッドライトに特徴的なリヤテールランプ。
中身はローレルベースながら洗練されたデザインで、セダンブームの到来と超人気車種となりました。
ボディースタイルは、オーソドックスな4ドアセダン。
ローレルは落ち着いた高級セダンとしてセフィーロは、30才をターゲットに若々しい雰囲気に仕上げられました。
搭載エンジンは、2000ccのスカイラインにも使われていた名器RB20で、SOHC・DOHC・DOHCターボの直6・3種類。
初期型のマイナーチェンジ前モデルは、グレードがなくセフィーロコーディネーションと呼ばれるセミオーダーシステムが採用されました。
3種類のエンジンに、3種類のサスペンションそして4速ATか5速MTが選択可能。
駆動方式は、FRのみ。
せっかくのセミオーダーシステムだったのですが、購入者はあまり車に詳しくないのか一番高いか一番安いかの選択が多かったため、マイナーチェンジでセフィーロコーディネーションは残念ながらなくなってしまいました。
1990年マイナーチェンジされて、4WDモデルが追加されました。
特徴的だったリヤテールランプは、横長長方形の面白みのないデザインに変更。
1992年マイナーチェンジでは、スカイラインGTに搭載されている2500cc直6DOHC・RB25DEが搭載されたのです。
後年、スカイラインなどのパーツが流用可能なことからドリフト小僧から絶大な支持を受けました。
もし、あなたが初期型セフィーロをお持ちで売却をお考えなら、普通の中古車店に売るよりも絶版スポーツ車専門店で査定してもらうのがよいでしょう。
絶版スポーツセダンなので高査定が期待できますよ。
2代目(1994~1998年 A32)
ブルーバードの派生車であったマキシマとセフィーロが統合されて2代目セフィーロが誕生。
それまでのローレル臭かった趣から一転して、ローレル臭さは全くしなくなった代わりに高級感やスポーティー感も残念ながらなくなってしまいました。
ボディースタイルも乗り味もまさに、サニーを3ナンバーにしたような良く言えば日産らしい質実剛健。
悪く言えば、真面目すぎて面白みに欠けるモデルになってしまいました。
しかし、その分故障する箇所も少なく、今でも街中でよく見かけるモデルでもあります。
特筆すべき点は、それまでのFR駆動からFF駆動に一新されたことでしょう。
4WDの設定はベースモデルの関係から設定されませんでした。
シリーズ唯一のワゴンもあったのは2代目のみです。
ワゴンモデルもセダン同様の理由からFF駆動のみ。
ワゴンの販売期間はわずか2年ほどの短期間でした。
3代目(1998~2003年 A33)
デザインは、イルカをモチーフデザインされフロントヘッドライトやリヤランプが特徴的です。
内装は、2代目モデルよりはかなりよくなり初代モデルの高級感を取り戻しました。
駆動方式は、FFのみで4速ATです。
搭載エンジンは、V6DOHCの2000ccと2500ccの2種類。
2500ccは、技術の日産が誇るNEO-Di直噴エンジン。
しかしながら、出力・燃費などは完全に一昔前のエンジンなのであまり期待しない方が良いでしょう。
セフィーロの人気と査定
残念ながら、ミニバン・エコカー全盛の現在ではセダン人気はもはや消滅寸前。
昔からず~っとセダンを乗り継いできたセダン好きにしか需要は見込めません。
しかも、もはやモデル消滅してしまったモデルなので人気は下がる一方ですので、査定してもらうのも、まだ車名が人々の記憶にあるうちにやってもらう方が高い査定になるでしょう。
査定は、モデル末期の走行距離が少ない極上ものでやっと約20万円ほどです。
走行距離が多いものは、1~5万円の査定にしかならないかもしれませんが、年式と人気を考えると妥当な線かもしれませんね。
一方で、1代目の初期型セフィーロの売却では、高い査定額が想定されますので、絶版車専門店などで査定をお願いしましょう。
面白い結果が見れると思いますよ。
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