国産自動車メーカーのそれぞれの個性と特徴
個性や特徴というのは、1人1人違っています。
真面目そうに見えても実はすごい趣味を持っていたり、運動ができなさそうに見えても高校時代は○○部のキャプテンだった何てことも。
個性や特徴は触れてみて知ってみて初めて分かるもの。
それは個人でなく企業であっても同じだとイズムは思っています。
その証拠に自動車メーカーが作る車は、それぞれに違う個性を持ち特徴を持っています。
では、自動車メーカーはどんな個性を持ち特徴を持っているのかをお話ししてみましょう。
日本におさまらない世界のトヨタ
日本で一番販売台数を誇るトヨタ。
シェア率は、50%にも迫るほどの勢いです。
世界でも上位にランクインする大企業。
販売店も最も多いため日本全国まんべんなくあります。
ですので、アフターケアは、万全と思ってもって良いでしょう。
ハイブリッドと言えばトヨタ。
ハイブリッド車を思い浮かべた時に第一に出てくるのがプリウスでしょう。
「21世紀に間にあいました。」のCMで、90年代末に登場したプリウスは保守的なトヨタには珍しく社運を賭けたような車だったのです。
開発費から車両価格を計算すると約1000万円もするプリウスを、約5分の1の価格でハイブリッド車普及のために販売したトヨタには、ハイブリッドカーは実はエコでない車ということを置いておいて、まさに頭が下がる思いがします。
トヨタの省エネ路線は、ハイブリッドが主流です。
ヨーロッパで人気のダウンサイジングターボは、最近になってやっとオーリス120Tが発売になりましたが、本流はやはりハイブリッドで行くのでしょう。
伝統と技術の日産
日産を一言で言い表せば「技術の日産」でしょうか。
実に玄人好みの車作りに徹しています。
3代目スカイラインには、名器S20(直6DOHC」)が搭載され、破竹の50連勝の偉業を成し遂げられました。
日産は伝統を重んじるところがあり、スカイライン・フェアレディーZなど歴史的名車も今なお数多くモデルとして残っています。
日産の省エネ路線は、ハイブリッドと電気自動車でしょう。
ハイブリッドは、トヨタのコンパクトや普通車のハイブリッドではなく、日産では高級車を中心にハイブリッドを展開しています。
フーガやスカイラインなどのハイブリッドに、最近ではエクストレイルハイブリッドなど硬派なSUVもハイブリッドで推進するようです。
電気自動車のリーフは、電気自動車販売台数の50%以上を超えるほど売りまくっています。
今後の電気自動車は、充電スタンドがどこまで伸びるのかが鍵になってくるでしょう。
自動車最後発メーカーのホンダ
バイクからスタートしたホンダ。
しかも、バイク時代からレース志向がとても強くて60年頃には世界に挑戦して、イギリスはマン島TTレースに出場し、みごと優勝を成し遂げています。
バイクで成功した後は、念願の自動車生産に乗り出しました。
ホンダは、日本の自動車メーカーとしては最後発メーカーなのです。
ホンダ車の特徴は何と言ってもエンジンに尽きるでしょう。
ファミリーカーのSOHCエンジンであっても他社のエンジンとは比べ物にならほど気持ちよく回転するのは、まさにバイク屋の作ったエンジンにほかありません。
「ミニバンならホンダ」とCMしてるほど、現在のラインアップはミニバンに偏っています。
しかし、セダン人気が復活するのを願ってかレジェンド・グリレイスなどを新車投入してくれるのは、セダンファンにとってはとてもうれしい限りです。
ホンダの省エネ路線は、ハイブリッドとダウンサイジングターボの二刀流です。
4WD車のハイブリッドの設定もトヨタに比べて多いのがホンダの特徴でしょうか。
ダウンサイジングターボは、今年発売されたステップワゴンやジェイドに採用されています。
今後ダウンサイジングターボの車種を増やしていくのかが注目されるところ。
真のスポーツ、マツダ
「ZooM~ZooM」で、運転の楽しさをアピールするマツダは、世界に唯一無二のロータリーエンジンを生産・販売していた会社でもあります。
ロータリーエンジンの利点を利用して開発された、コスモロータリークーペ、RX-7・RX-8。
オープンカーのマツダ・ロードスターは量産オープンカー販売台数世界№1のギネス記録を保持しています。
たぶん、本当のスポーツカーを作れる国産メーカーはマツダしかないでしょう。
マツダの省エネ路線は、スカイアクティブエンジン・ボディーで進んでいます。
目玉は、他社がやらなかったクリーンディーゼルエンジンです。
ガソリン代高騰などの影響もあり、クリーンディーゼルエンジンの売り上げは絶好調です。
ハイブリッドは、トヨタから技術提供されてアクセラ・ハイブリッドがあります。
本家・プリウスよりも運転していてとても楽しい車に仕上がっているのは、マツダが提唱する「ZooM~ZooM」運転する楽しさを追求した結果なのでしょう。
マニア向けのスバル
水平対向・AWD(4WD)が基本理念のスバル。
スバルの前身は、中島飛行機。
もとをただせば、BMWと同じですね。
国産車で唯一水平対向エンジンを生産するメーカー。
4WDは、70年代東北電力からの要請でレオーネ・バンに実験的に開発したものをさらに熟成させて市販化したのです。
80年代末、倒産寸前のスバルは社運を賭けてレガシィを発売しました。
まさに背水の陣であったレガシィは、信じられないほどの大ヒットを記録しレガシィのシャーシを利用して誕生したインプレッサも続けてヒットしスバルを倒産の危機から救ったのです。
しかも、レガシィ・インプレッサがヒットしたあとは若者が好んで選ぶメーカーへと大変身!したのです。
スバルは、分かる人だけ分かれば良いとのマニアック路線へ。
しかし、トヨタとの業務提携から少しそのマニアック度は薄まったかもしれません。
また、トヨタとの業務提携から自社開発していた軽自動車は、トヨタグループのダイハツからのOEM供給車となってしまいました。
スバルファンにとってはとても悲しいことです。
レガシィ・インプレッサが主要車種で、あとはそのシャーシを小改良した車種なのでラインアップは他社に比べると、とても少ないのは仕方ないかも知れません。
ハイブリッドは、トヨタからの技術供給でAWDのSUV・XVハイブリッドがありますね。
絞り込んだ車種で勝負する三菱
軽自動車からトラック・バスまでフルラインアップの三菱。
日本の自動車メーカーでここまでつくれるのは三菱だけです。
WRCで大活躍したランサーエボリューション。
2000年代に入ってからのリーマンショックなどから収益悪化が芳しくなく、現在はWRCから撤退しています。
リコール問題などから、かなりの車種が統廃合されて今は少数精鋭で頑張っているところでしょうか。
パジェロやデリカなどのSUVは、もっとも得意な分野。
ラリーで鍛えた電子デバイスは高いところにあり、電気自動車のアイ・ミーブやアウトランダーPHEVなどの独自なエコ路線を展開中です。
最古の自動車メーカー、ダイハツ
実は社歴で一番古いのがダイハツ。
「大阪の発動機」を略して大発=ダイハツ。
オート三輪のミゼットや、オープンモデルのコンパーノスパイダーなど個性的な車が多数あります。
トヨタとの業務提携をより強化した結果、軽自動車生産に特化したメーカーになりました。
2000年以前には、シャレードやロッキーなどの1500ccクラスの車も販売していましたが、トヨタを気にしてか5ナンバークラスの車は、最近かなり少なくなっています。
コペン・タント・ウエイクなど個性的な軽自動車で軽自動車市場をスズキと、ともに2分しています。
デザインセンスのスズキ
元がバイク屋なのもホンダと同じですが、ホンダがレース志向なのに対して、スズキはとにかく安くて早いまるで吉野家の牛丼のような車つくりに専念していますね。
こう言ってしまうと語弊があるかも知れません。
もちろん、スイフトスポーツやSX-4などのようにWRCで活躍した車も多数あります。
昨年発売されたハスラーや新発売となったアルトラパンなどは、釣り目ばかり目立つ最近の国産車の中にあってはまさに癒し系の秀逸なデザインです。
スズキのデザインセンスには素晴らしく光るものがあります。
他にも国産自動車メーカーはありますが、長くなり過ぎたので、割愛させていただきます。
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