栃木県の中古車の販売・買取状況

栃木県は茨城県と似ていて広大な土地が特徴の県になります。

違う点と言えば、海に面していない県なので、塩害などの心配はないということです。

また、電車やバスなどの交通網は、神奈川県などに比べると整備されておらず、バスですら通っていない土地もあるほどです。

そういった面から、茨城県と同じで交通手段が車に限られている地域が多く、車社会とも言えるでしょう。

栃木県の最大の都市は、餃子で有名な宇都宮市で、中古車の販売台数割合（下記参照）でも栃木県最高の４２％を占めているほどです。

宇都宮市に続いて、小山市、佐野市、那須塩原市という順番になっています。

栃木県の市区郡別販売台数割合

多くの市と郡がありますが、この４つの都市で販売台数割合全体の７４％を占めているので、人口がこの４つの市に集中しているのでしょう。

栃木県の全体の人口数は、1,987,119人となっております。

全国全４７都道府県中では、１８番目の多さですが、関東圏内では下位２位で群馬県の次です。

ただ、群馬県都の人口差も数千人レベルなので、ほぼ同じと言えるでしょう。

関東圏内での東京、神奈川、千葉、埼玉に比べてしまうと、人口の数が圧倒的に少ないので、中古車流通もそれに比べるとスケールは小さいと言わざるを得ません。

実際に下記の栃木県の車保有台数を見て下さい。

栃木県の車保有台数割合

人口の数が圧倒的に少ないと言ってしまえばそれまでですが、東京、神奈川、千葉、埼玉の半分以下の台数というのが現状のようですね。

注目をしたいのが、人口がほぼ変わらない（少し）群馬県（1,769,837）よりも保有台数が７万台も少ないというのが気にかかります。

栃木県内で中古車を販売するという意味では、厳しい状況は目に見えていますので、基本的に栃木県内で買取った車は、東京や千葉などに運ばれてオークションにかけられるというのが基本の流れになってくるでしょう。

そういった意味では、買取店もある程度シビアな価格で買取を迫ってくる可能性が高いので、査定交渉は確り行わないと損をする確率が極めて高いと言えます。

次にメーカー別で、どのような企業の車が多く販売されているのかを見て行きましょう。

栃木県のメーカー別販売台数ランキング

国産車

スズキとダイハツが上位に来ていますので、軽の割合が高いことが分かりますね。

全国的に軽自動車の人気は高いですが、田舎に行けば行くほどに、その人気は高くなっていますので、当然といえば当然でしょう。

輸入車

フォルクスワーゲンが１位に来るのは珍しいですね。

多くの県では、メルセデス・ベンツかBMWのどちらかが１位に来ていることが多いですから、少し特殊と言えば特殊なのかも知れません。

栃木県は買取をしている店舗も、他の県と比べると少し少ないという面もありますし、人口が少ないために中古車流通の動きが少ないという面もあるので、東京や神奈川のような大幅な査定額のアップを期待できるかというと、何とも微妙な感じではありますが、 買取業者も少し遠くまで運べば千葉などにあるオートオークション会場まではすぐですので、ある程度の査定額は期待できるでしょう。

あくまでも査定は、１社などで決めてしまわずに複数社に渡り行い、確りとした価格交渉を行うことです。