交通事故の過失割合
豊田通商が水素ステーションの起工式を行いました。
燃料電池車(FCV)に水素を補給するための水素版のガソリンスタンドですね。
トヨタが水素自動車を発売するので、そのためのステーションなのでしょう。
さて、どうなることやら^^
こんにちは~
水素よりもディーゼル推しのイズムです^^
ここ最近、自動車保険など保険の話をチラホラとしています。
事故は無い方がいいに決まっていますが、誰にでも起こるのが事故であもあります。
自身の不注意での事故や相手の不注意、交通ルールを守らない危険運転による事故など。
不幸にも事故があった場合に問題になるのが「どちらが悪いの?」「原因はどっち?」ということ。
その事故に対する責任の割合のことを過失割合といいます。
この過失割合によって実際の賠償額が変わってくるので過失割合はかなり重要なことなんですね。
というわけで今回は交通事故の過失割合についてのお話。
車対車の交通事故の場合、双方に何らかの原因(過失)があることが多いですよね。
そこで双方の過失を決めるわけですが、双方が保険に加入していれば保険会社の担当者同士の話し合いによって過失割合を決めます。
話し合いするにしても、実際の事故の状況は事故ごとに様々なので、過去の判例に基づいた基準があり、その基準を参考に修正しながらの話し合いとなるわけです。
保険会社さん同志の話し合いといっても、力のある保険会社の方が優位だったような気も^^(これはイズムの経験から)
その話し合いによって決着した過失割合がAが70%でBが30%の7対3で、Aの修理費用が30万、Bの修理費用が100万の場合。
Aの過失が70%なのでBの修理費用100万の内、70万をBに対して支払うことになります。
一方Bは過失が30%なのでAの修理費用30万の内の9万をAに対して支払うことになるわけです。
保険屋さん同志での話し合いなので、過失割合のことはあまり気にする必要はないような気はしますよね?
ところがです!
気をつけてください。
AもBも賠償金で足りない分は自己負担となり、自己負担分を車両保険で補うとしても次年度から等級が変わるのであれば考えないとダメです。
車両保険を使わないのであれば過失割合によって、自己負担する金額が大きく変わってきますよね。
上記の例で考えるとAは30万の修理費用の内、Bから9万を賠償してもらうので21万が自己負担です。
一方Bは修理費用100万の内、Aからの賠償が70万なので30万が自己負担となります。
70%の過失があるAの自己負担が21万で30%の過失であるBの自己負担は30万・・・
双方に何らかの原因がある交通事故なので仕方ないとしても気分的に納得できないですよね。
また、保険会社さん同士ではなく、自身が交渉しなければならない場合は過失割合について特に注意が必要です。
相手方の保険会社の担当者と交渉するということはプロ対素人。
プロである保険会社の担当者に
- 「今回の事故の過失割合については○対△になります」
- 「過去の判例に基づいて決められています」
と説明されると納得してしまいますよね。
しかし、冷静に考えてみてください。
それは本当に妥当な過失割合でしょうか?
保険会社の提示する過失割合は基本となる一例に過ぎないのです。
事故の状況は、その時々で千差万別なので過失割合の修正が必要なのが常。
即答で了承するのではなく、詳しい人に聞くとか自分で調べてみることを必ずしてください。
保険会社というのは営利企業なので自社に不利なことはしません。
当然、余計な支出はしない、保険金の支払いが少なくするようにするということ。
すっかり忘れられていますが、数年前に業界最大手である東京海上日動で保険金の不払い問題がありましたよね。
その数14万件超、18万件超とも言われた不払いで、単なるミスなどではなくて意図的な不払いです。
で、不祥事があったからもう大丈夫、他社の保険会社なら大丈夫なのか?
いいえ、安心はできません。
昔から保険会社が取り組んでいるのは「合法的に支払いが少なくなるような仕組みづくり」です。
実際に保険会社からの過失割合が6対4と言われたのを10対0になった事例もあります。
保険会社の言うことを鵜呑みにしないで、納得できるまで自分で調べることを忘れないでくださいね。
※保険会社のホームページに、過失割合についての基本となる事例がアップされているので見てみてくださいね。
※たまに勘違いされている方がおられますが、過失割合について警察は一切関与しません。
警察の仕事は現場の確認と当事者への状況確認、事故の事実の記録であり、過失割合などの民事上の問題には介入できないので。
交通事故を起こせば、必ず絡んでくる過失割合。
あまく見ないで、事故が起きたのなら確りと事故内容を把握して自分自身でも対処できるようにすることが重要ですね。
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