燃費の良し悪しはどれほど査定額に影響するのか
少し前の話題ですがトヨタからとある車を販売すると発表がありました。
新型車の話ではありません。
2004年に日本国内での販売が終了したあの車。
そうです、史上最強のオフロードカーと言われたランクル70です。
ただし、27年6月生産分までの期間限定。
生誕30年記念ということもあっての再販売でガソリン車のみ。
発売が8月25日なのである程度時間が経過しましたが・・・
実際の人気は、受注状況はどうなんだろうかとトヨタのホームページを見てみると
すげええええええ!
大人気です^^
すでに納車は27年4月以降となっております。
27年6月生産分までの限定なので欲しい方は悩まずに買え!って感じですね。
こんにちは~
ディーゼルでも販売して欲しいと願うイズムです^^
といってもディーゼル規制で販売終了となっていたので無理っぽいです。
ここまで売れるとはトヨタもびっくりでしょう。
月販目標は200台で3000台は軽くオーバーしましたからね。
さて、ランクル70の話はおいといて、今日は燃費の良し悪しと買取査定の話を。
みなさんもご存じの通り、今は低燃費の時代です。
エコ、エコ、CO2が悪だと世界中が騒ぎ出して、車の排ガスこそが悪だと悪者扱いされて何とかしろ!の大合唱。
まずはディーゼルエンジンがやり玉に上がり、規制、規制の大ラッシュ。
おかげでクリーンなディーゼルになりました^^
それでも収まらず、今度はガソリンエンジンに飛び火しメーカーは環境最優先で大変なことに。
飛び火ついでか、時を同じくしてガソリンの価格はどんどん上昇。
世間がガソリン代を気にし始めたころにトヨタが初代プリウスを、ホンダがインサイトを発売開始。
しかし、時代が早過ぎたのか、高額すぎたのか両車とも不発に。
スポーツカーやセダン車の人気は影を潜め、ミニバンや軽自動車が人気のころに飛び火が引火したかの如く登場したのが
2代目プリウス!
これが大ヒットを飛ばし、世間の車への評価は燃費の良さと環境へのやさしさに。
2代目プリウスから数年、自動車メーカーが圧力をかけたのかエコカー減税が導入され、買わなきゃ損のような状況に(笑)
で、今や世間的なイメージでも低燃費=環境にやさしい=高性能ではないでしょうか。
と、かなり独断で昨今の低燃費ブームを表してみました^^
日本自動車工業会の乗用車市場動向調査によると、消費者が車に求める価値は経済的で実用性があることが実証されています。
ここ数年の新車販売ランキングを見てもそうですね。
軽自動車や次世代エンジンの人気は当分続きそうなので、中古車市場、買取市場でも同じ傾向だろなと考えますよね。
ただ、一概には言えないのが中古車市場、買取市場の面白いとこなんです。
何故だと思います?
中古車というのは新車と比べると購入に必要な金額は安くなりますよね。
中古車を選ぶことによって経済的なメリットはあるわけです。
すると中古車を選ぶ方は、新車を選ぶ方よりも燃費を最重視するのではなく、欲しい車かどうかが重要と考える方が多いんですね。
買取市場においては、輸出人気も絡んできますし、輸出向きの車両に燃費の良し悪しなどはさほど重要ではありません。
(プリウスは人気ですけど)
これからハイブリッドだけではなく、水素エンジンなどの次世代の車が発売されてきます。
もちろん旧来のエンジンもまだまだ無くなることはないでしょう。
では、どうなるのか?
日本自動車工業会の乗用車市場動向調査のデータでは、ハイブリッドなどの次世代エンジン志向は2009年から横ばいのデータが出ています。
これは今のところ、人気は落ち着いてきているということ、市場は形成されつつあるということではないでしょうか?
大きく動くことがあるとすれば下記の2つが考えられますね。
ガソリン価格が90年代のような価格、びっくりするくらい安くなった時
燃費の悪い車が売れるのではなく、車を購入する際の燃費の重要性が低くなるということ。
ガソリン価格が200円を超えた時
日本自動車工業会の乗用車市場動向調査のデータによると人は、ガソリン価格が200円を超えた時に購入に関し何らかの行動をとると。
つまり、購入しない又は経済性を最重要視するということ。
と、燃費から色々と考えて書いてみましたがどうでしたか?
新車では低燃費であることが重要されているのは間違いないのですが、例外もあります。
そうです、冒頭で述べたランクル70です。
この低燃費全盛時代において、燃費はリッター6km程度で超最悪なんですよ。
もうすぐ新車では買えなくなるので、買取市場でも下がることはないでしょうね。
数年後にはモノによっては新車価格を超えて売られているかも?
来年発売の新型ロードスターも注目ですね。
結局は日々の情報収集が大事ということか^^
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