車を高く売る方法をまとめました【これを読めば初めての売却でも高額査定が出ます】

査定バカでは、2013年から今まで5年間、多くの記事を書いて来ましたが、いざ査定をする時に全ての記事を読むというのは厳しいくらいの量になって来てしまっています。
そこで、あなたの車を少しでも高く売るには、こうすべき、こう考えるべきという事を1つの記事に総まとめしてみました。
この1つの記事を読めば、査定バカが今までに書いた記事を1記事1記事読まなくても、全てを解決することが出来るようになっていますので、査定をする前、査定依頼をする前に是非とも(ちょっと長いですが)ご一読いただければ幸いです。
この記事があなたの車の査定額を1円でも上げることに、お役に立てると確信しています。

記事内では、車の査定が初めての方でも読みやすい様にざっくばらんにお話しをしていますので、軽い文章に感じることもあるかも知れませんが、内容自体は真面目です^^;
また、記事をアップ後でも必要だと感じた事柄は随時追加して行きたいと思っています。

 

ちなみに、交渉は苦手、時間もないという方は、1社に査定依頼するだけで最大で2000社から査定額が出る(オファーが来る)オークション形式のおまとめ査定サービスUcarPACがお勧めです。このサービスは最近、査定バカのサイトからも多くの方が利用していただいております。

いやいや、自力で満足の行く査定額を手にしたいという方は、このまま読み進めてみて下さいね。

 

最低限の知識が大きな差を生む

車を高く売ろうと思うのは誰でも同じことで、それを目指していくのは至極当然のことだとは思いますが、冒頭でちょっと厳しいことを言いますが、自動車の買取や下取りなどにおいて、明確な誰もが使える高額買取術などありません。
これまでも「こうしたら高く売れる」「こうしたら減額が少なくなる」などということを伝えてきましたが、これらのものは全く効果がないということではなく効果は確実にあります、がしかし、それはある一定の条件をクリアした状況になった時だけです。
その一定の条件といえるのが、売る側である自分と買う側である買取店や中古車販売店との間でこちらが優勢に立った時です。

買取店や中古車販売店で車を売却するという行為を見るだけでいえば、買取店や中古車販売店で車を簡単に売ることができる、誰でも売ることできるといった、さも当たり前のサービスを受けているかのような印象を受けますが、実際には全く違い、特に少しでも高額で売却しようとする場合には相手、要するに買取店や中古車販売店側の人間を打ち負かさなければならないということになります。

これは博愛主義である日本人にとっては違和感を覚えるかもしれませんが、車を売却しようと査定を申し込んだ時点では消費者側と買取側とでは買取側の方がはるかに上位にあるからで、その中でより一層高い金額で売却しようとするには買取側を自分と同じ立場か、それ以下の位置まで下げなければならないのです。
早い話、「その車、買ってやるよ!」といった状況がスタートで、そこから「その車、売ってもいいよ」といったこちら側が上から目線で対応するような形に持っていくことが必要であるということ。
これは、これまであまり言われることがなかった・・・というよりは、こういったことを言えない立場であることが多いため、それが一番の高額買取術であったとしても広く知られることがなかったのです。

要するに買取店や中古車販売店で自動車を「高く」売るということは戦いであるということです。
戦いには必ず武器と防具が必要となりますが、その武器と防具、両方の役割となるのが車に対する知識と買取に対する知識なのです。
知識といっても「大学を卒業した」とか、「なにか資格をもっている」といった一般知識ではなく、買取に関する知識と車に関する知識といった特化した知識でそれは仮に有名大学教授に聞いたとしても全く分からないことです。

 

買取に関する知識

買取に関する知識とは買取店がどういった仕組みで商売をしているのかとか、どうやって買取金額を決めているのか、どういった方法で消費者側を打ち負かそうとしてくるのか、ということです。
細かくは後述する各項目でご説明しますが、ここでは一言だけ

「とにかく値切ってきます」

ということだけは覚えておいてください。
そのためには手段を問わず時々驚くような方法を取ることもありますので、後述することをしっかりと頭に入れて置いた方がいいと思います。

車に関する知識

これは前述した「買取に関する知識」よりも重要かもしれません。
なぜならこの知識を持っているか、いないかが直接、査定額、買取金額に多大なる影響を与えるからです。

では車に関する知識とはどういったものかというと、これから売却しようとしている車のある程度の歴史、生い立ち、性質、用途、そして構造です。

「これから売却して手放してしまう車に関することを改めて勉強することなど無駄だ」

確かにそうかもしれませんが、逆にいえばそれまでずっと乗ってきた車ですので売る時になって勉強するような状態は望ましくないことといえます。

といっても車の構造に関する部分を除いて、それほど難しいことではなくそれこそ車種やグレード名、エンジン形式、エンジン排気量、年式といった程度であるため、売る時になって分からないという方は極少数でしょう、ですからその部分をついてくる営業マンも少ないですね。

 

しかし、構造に関することは違い、実はこの車の構造に関する知識がないこと、浅いことによって大損をすることが多いのです。
「買取に関する知識」の部分でも言った通り、買取側がとにかく何かにつけて査定額を低くしよう低くしようとしてきます。
その1つの手段として買取側が取る戦法が故障による減額です。

例えば、査定をしました、エンジンの下から水がポタポタと垂れています。
これをみた買取店の営業マンは

「うわ~、ラジエーターの水が漏れていますねぇ・・・買い取れないことはありませんが修理をしなければならないので査定額が10万円安くなってしまいますねぇ」

など言ってきます。
そのセリフを受けて売主は下を覗いて水が垂れていることを確認したのちに

「ほんとだ!じゃあ仕方ないですねぇ・・・その査定額で結構です」

といったことになってしまうわけです。
冷却水が漏れているのであれば本当に仕方がないことですので、その査定額で納得するしかありませんが、その水って本当に冷却水ですか?

 

ここです、この部分が知識があるか無いかで大きく違ってくる部分で、エンジンの下から水が垂れているということイコール、ラジエーターの水が漏れていると安易に納得してしまうのは車の構造を知らない方です。

構造のことをそこそこ知っている方であれば、

「垂れている水、ラジエーターの水じゃなくてエアコンのドレンの水じゃないの?」

といったことが言えるのです。

冷却水はいろいろな薬品が混ぜられている液体ですので垂れている水を指で触ったり、匂いを嗅いだり、近くでよく見ればすぐに冷却水であることがわかります。
一方、エアコンのドレンの水は多少なりともほこりやカビ臭さがあるものの単なる水ですのでこちらもすぐにわかるはずです。

 

買取側は悪気はないのですが、日常的によく使うやり方としてこういったことを平然と仕掛けてきます。
それを完全に真に受けてしまうと、この冷却水の一件のように簡単な言葉のやり取りだけで10万円もの損をしてしまうのです。
それ以外にもいろいろなことをけしかけてくることがありますが、ただ突然けしかけてくることはありません。
例えば、先ほどのようなことを整備士として働いている方に言っても簡単に暴かれてしまいます。
そうです、けしかけてくる前に事前にその客の知識レベルを探ってくるのです。

昔からよくこういったことが言われています。

「女性が車を売る時はかならず男性を伴うベし」

これは、【保存版】車査定の交渉で役立つテクニックでもお話ししていますが、要するに買取店などに行ったり、出張買取などで査定を受ける時は自動車の知識、構造の知識がほとんどない女性だけではなめられて、いい加減なことを言われて安く買われてしまうので、知識があるであろう男性をその場においておいた方がいいということですが、知識がある程度あるであろう男性がいれば、へたなテクニックは通用しないので、買取金額が低くなり難くなるということを言っているわけで、それだけ買取側というのは売主側の車に対する知識を嫌がるものなのです。

査定をしてもらう時の「ご連絡ありがとうございます。」「いえいえよろしくお願いいたします。」といった社交辞令のあいさつが終わった時点から客がどれだけ知識を持っているのかということの探りが始まります。
何でもないようなたわいのない会話や車のことにちょっと突っ込んだ話までいろいろな会話から相手の知識レベルを探り、その会話の中でちょっと専門的な質問をしてきて、それにまともな答えを返すことができなかったり、「そういったこと、あまり詳しくないんですよ」などといってごまかすような態度を示すと買取側の心の中では

「この客、何にも知らないなぁ、よし仕掛けてみるか」といったことになるわけです。

こういったことに唯一対抗できるのが車の構造の知識であって、それがあることで買取金額を無駄に安くしてしまうことを極力避けることができます。

ただ、車の構造というのは受験勉強のように丸暗記で覚えられるものではなく、ましては査定を受ける直前の一夜漬けで理解できることではありませんので、専門的な知識をそこそこ持っている買取側の知識を上回る知識を身に付けるということは無理な話ですが、ある程度は知識を身に着けた方が良いに越したことはありません。

 

相容れない売主と買主の交渉での立場作り

買取店や中古車販売店で出来るだけ高く買取ってもらおうとするにはとりあえずは「人対人」であるということは理解しておきたいところです。

買取店や中古車販売店として見れば「1円でも安く買取りたい」わけですし、売る側として見れば「1円でも高く買取ってもらいたい」わけです。
要するにまったく正反対となる考え方を持つもの同士が取引をするわけですから、内心では真っ向勝負となるわけでギスギスした感じになるのは仕方がない部分だと思います。

しかし、だからといってそれをあからさまに表面に出してしまい、眉間にしわを寄せて、鋭い目つきをして取引したり、語気を荒げてしまってはいけません。
なぜなら基本は買取店や中古車販売店側が上に立つ存在だからです。

立場が上の人間にそういった態度を取れば相手にいい印象を与えることができず、その後いろいろと不利な状況に陥ることになりますし、「買取店・中古車販売店 VS 売る側」の戦いにおいても同様に下の立場である売る側が上の立場にある買取店や中古車販売店にそういった態度を取れば、それが査定額となって表れるわけです。

前項でも言った通り、査定額や買取金額を少しでも高くするには何とかして買取店や中古車販売店よりも上の位置に行かなければならないので、そうでない時に暴挙に出てしまうと自分で自分の首を絞めてしまうことになります。
ただ、ヘコヘコと極端にへつらえる必要もなく、表面上はお互いがイーブンな立場でいるような形をとればいいのではないでしょうか。

「言うべきことは言う」、「ノーはノーという」、こういったことをしながらお互いが同じ立場で話すのが一番、物事がスムーズに運ぶのではないかと思います。

 

交渉には心理的なテクニックも有効

買取店や中古車販売店でできるだけ高く買取ってもらおうとするのであれば、心理操作も必要かもしれません。
その1つが洗車や掃除です。

査定額を高くする方法としてよく言われている「洗車」とキャビン内の「掃除」ですが、はっきりいってこの2つは査定額の上下に直接的に関係するものではありません。
なぜなら洗車も掃除も価値を上げるためのものはないからです。

洗車をしておらず、それによってボディに入った深い傷を見落としてしまったり、シートの破れが見落とされてしまったりということで査定額が多少変わることはあるものの、洗車をしていないから、車内が汚いからといって一定額の減額がされるということはありません。

 

実は洗車と掃除は、査定をする人間の心に働きかける作業のひとつなのです。
例えば、価値が全く同じ宝石が2つあったとします。
1つはきれいに磨かれてピカピカになっていますが、もう一つはほこりまみれですが物は全く同じで価値も全く同じです。
さて、あなたはどちらを選ぶでしょうか。

多分、ほとんどの方が磨かれてきれいな状態の方を選ぶことでしょう・・・そりゃそうです、誰だってきれいな方がいいわけですから当たり前です。
コンビニエンスストアにおいても、照明が暗いところよりもLED蛍光灯が煌々と店内を照らしていて清潔感がありきれいに見えるところの方が売上が高くなるといわれています。

車の査定においても同じことが言え、同じ価値を持つ車でも査定をする営業マンの目には、例えキズがあったとしても洗車されていたり、キャビン内がきれいに掃除されている方が、いい車に見えてしまうのです。
これによってもしかしたら減額されるところが見逃されたり、減額される金額が少なくなるかもしれません。
見た目によって査定する人間が持つ印象が大きく変わるということです。

 

それからこれもよく使う心理作戦なのですが、査定をする場所がここだけではないということを分からせるという方法です。
これはある意味で買取店や中古車販売店同士を競わせるといった古典的な方法ともなり得ることですが、店舗同士を競わせるというやり方は既に業者間で解決してしまっている、要するに効き目があまりないことになってしまったので、これによって査定額を上げることはできませんが、例えば査定をして満足のいく金額が出なかった時に「とりあえず保留で・・・」みたいな感覚で売買契約を締結するのをやんわりと断ったとします。
だいたいこういった時は買取側がしつこく、契約を結ぼうとしてきますが、そこでこう言ったとします。

「あっ、ごめんなさい、これから違う買取店に行くことになっているので時間がありません・・・」

この一言で、「他の買取店で査定することになっている」ということがわかるわけです。
買取店としては手間暇かけて査定したのですから、この場で買取れないのはマイナス以外の何物でもありません。
ましてやこの後、他の買取店に行くということは、買取金額云々ではなくそっちの店舗で売ってしまうことになりかねないので、せっかくつかんだチャンスを逃してしまうことになる可能性があるわけです。
ここで買取側としては一種の「焦り」みたいなものが出てくることになるわけで、売り側が懇願しなくても買取側からすすんで査定額のアップなどをしてくるかもしれません。
焦りと競争力をうまく利用した方法です。

 

査定士(営業マン)の主なトークパターンを知る

買取店や中古車販売店の自称「査定士」と名乗る営業マンは査定をする知識だけがあるのではなく、一般の店舗や営業職の方のようにいわゆる接客方法などもしっかりと勉強しています。

それによって査定から売買契約まで持ち込むことができるわけですが、そういった営業マンの言葉にはいくつかのパターンが存在します。

 

一発回答査定額

査定を行った後に少したってから

「この金額でいかがでしょうか」

といったように最初に出された金額、これははっきり言ってその車の本来の価値、買取店や中古車販売店で買い取れる金額の限界値よりかなり低い金額になっていることがほとんどです。
例えば、150万円ぐらいなら買取店や中古車販売店も何とかそれなりの利益を得ることができるといった車であったとしても、客側に一発回答で伝える金額は100万円にも満たないでしょう。

それもそのはず、買取店や中古車販売店は買取額と売却額の差額が利益となるので1円でも安く買取りたいわけですから、最初から満額回答をするわけがありません。
当然ながら査定額を聞いた後に値上げ交渉などが始まるでしょう・・・だから最初から満額回答はせずにかなり安く言っておくわけです。
それに客側がそれで納得してしまうという事実もあります。

どういうことかというと、先ほどの例でいうと売りに来た客としては自分の車が150万円で売ることができるということなど全く知りません・・・素人ですから当然です。
ですから仮に「90万円で買取ります」といわれても「安いなぁ・・・」と思いながらも頭の半分では「そんなものかねぇ」などと変に納得してしまったりします。
そこで更に値上げ交渉を行い100万円で買取れることになったとした時に、売る側としては「10万円も高く売ることができそうだ」と良くとってしまうわけです。
何でもよくとった方が人生、生きやすい・・・などといいますが、これで納得するのも平和に終わらせるにはいいかもしれません。

しかし、買取側として見れば「40万円も安く買取ることができた・・・」といったことを考えられているわけで、実際にはもっと高い金額で売ることができるのです。
もし、これを後から知ってしまったら、ちょっと悔しい思いをするのではないでしょうか。

とりあえず、最初に出された査定額はかなり低い金額であると理解しておいた方がいいでしょう。

 

「期間限定」作戦トークパターン

これは自動車の買取店や中古車販売店だけでなく、ものを売る方であればよく使われる方法になりますね。
セリフとしては「せっかくですので、もし今日売ってくれるのであれば、普段より○○万円高い金額で買取らせていただきます。」とか「この車の価値が下がり始めていますので、この金額で買取れるのは今日いっぱいまでです。」といったようにやたらと「今日限り」「今日なら」を強調してくるパターンです。

これはどんな内容にしても信憑性が低いものであることがわかっており、全てが嘘です。
今日だから高くできる理由もありませんし、毎日のように価値が変わるとしてもたった一日で数万円も変わることなどあり得ません。
査定額的にも実際の限界値よりかなり低いところを行ってきますので、逆にいえばまだまだ上を狙うことができるということにもなるでしょう。

やたらと「今日」を強調してくるのは、買取店や中古車販売店の心理として「せっかく査定までこぎつけた客を逃す手はない」ということで更には「せっかく経費を掛けて査定をしたのだからそれを無駄にしたくない」ということがあるからです。

この作戦は日常的に使われますが、月末や年度末など締めの時期が近くなるとより一層頻繁に使われます。

 

価値がつかない作戦トークパターン

これは年式が10年落ち前後、走行距離も10万キロ前後になっている車や車の見た目があまりよろしくないような車を査定に出した時によく使われる作戦です。

車検証を見て、車の内外を見て、一言・・・「この年式(走行距離・状態)では残念ながら値が付きませんねぇ」そして更に「価値がないので廃車するしかありませんが、こちらでやっておきましょうか?」といった廃車のおすすめもされてしまうというものです。

確かに年式が古くなったり走行距離が伸びていたり状態が悪すぎるものは、中古車としての商品価値がなくなることがあり、買取ができないこともありますが、どう見てもそこまでひどい状態でもなく、さっきまでちゃんと走っていたものがそうであるとは言い切れません。

実はこれも買取店や中古車販売店での1つの買取方法で、売り側が買取のことをまったく知らない人間であると判断するとその無知ぶりをうまく利用して、まだ値がつくような車でも「値がつかない」と言って廃車をすすめる、そして買取店や中古車販売店側で永久抹消登録をするからといって名義変更を求めるのです。

名義変更をしてしまえばその車を焼くなり煮るなり、元オーナーの了解なくできるわけで、必ずしも永久抹消登録をしなくてもいいわけです。
永久抹消登録をしない代わりに普通に買い取った車と同じようにオートオークションに出品して、そこで転売するという形を取るか、実際にかなりひどい状態であっても永久抹消登録ではなく、事故車買取店などといったところに売却して現金を手に入れるといったことをする場合があります。

まあ、知らぬが仏で、廃車する目的で買取店や中古車販売店に無料で引き取ってもらったと思えばそれでいいのでしょうが、実際には多少なりとも現金を手に入れることができるということです。

買取店や中古車販売店の査定を受けて、「値がつかない」はまず嘘です。
もしそれを言われたら他の店舗に行くか、廃車を専門的に買い取っているこちらの様な業者へ査定を依頼してみるのが良いかと思います。

 

「会社の意向があって・・・」作戦トークパターン

この作戦は恐らく買取店や中古車販売店で査定を行って、値上げ交渉をした方全てに対して使うことではないかと思いますが、値上げ交渉も行き詰まって、そろそろ限界が近いかと思った瞬間に買取側から出る言葉に「個人的にはもう少し高くしたいところなんですけど、会社の意向があってこれ以上高くすることができないんですよ・・・これでもかなり頑張っているんですけどねぇ・・・」みたいなセリフがあります。

この言葉を真に受けたとすると「この買取店ではこの金額が限界だ」ということになり、これ以上値上げ交渉をしても無駄なように思えますが、実際にはもっと高値を狙うことができます。

買取店や中古車販売店という場所は何度も言いますが1円でも安く買い取りたいと思っている場所であるため、絶対に本当の意味での限界値を示すことはなく、口に出す時は限界値よりかなり安い金額となります。
先程のようなセリフを言ってもそれは全く同じで、会社の意向や決まりなどで制限されているということもありません。

ただ、このセリフが出た時はいろいろな理由から買取側が値上げするのにかなり消極的になっている、「もういい加減にしてくれ」状態になっていることが多いので、値上げ交渉もかなり難航することでしょう。
高値を狙うことはできますが、決め手となる何かがないとこれ以上は望めないという状態がこのセリフが出る時です。

 

上司作戦トークパターン

これも値上げ交渉の最終段階に近い時に出るセリフです。
値上げ交渉が膠着状態になった時に買取側から「上司(店長)に相談してみます。ちょっとお待ちください。」といったセリフを言った後、店舗の事務所に行って(もしくは電話をして)しばらく帰ってきません。

そして数分後、営業マンが返ってくると「上司(店長)からOKが出ました。しかし5万円の上乗せまでといわれてしまい、これ以上は望めそうもありません。私も強く言ったのですが、これ以上はどうにも・・・私のクビが飛んでしまいますので何とかこの金額でお願いします」てな感じです。

この言葉を聞いてどう思いますか?

「値上げのためにこの営業マンも頑張ってくれている」

そう思った方もいるかもしれませんが残念ながらそう思った方はまんまと術中にはまっています。
上司(店長)に相談?・・・そんなことしていません。
5万円の上乗せでOKがでた?・・・そんな事実はありません。
全ては演技で、事務所へ引っ込んだ時は休憩でもしていたのでしょう。

これは営業マンが「私はあなたの味方です」「値上げ交渉を一緒に頑張っている同志です」的な雰囲気を出して、「本当にもう限界の金額なのです、味方が言うのですから信じてください」といったことを強くアピールして、すぐに契約をしてもらおうとしているだけです。
実際には買取側としてはもう少し金額的に余裕はあります。

 

車検満期作戦トークパターン

これは車検満了の期間がせまっている、車検が切れている車を査定に出した時によく言われるセリフです。

「車検が切れそう(切れている)なので査定額を高くすることができません。」

確かに車検がもうそろそろ切れそう、または既に切れてしまっているといった場合は、買取側が車検を取ったり、中古車を販売する中古車販売店が車検を取ったり、あるいは中古車として車を購入した方がすぐに車検を受ける必要が出てきて、それなりにお金がかかることが想定できる状態となっているため、数日前に車検を取ったばかりの車と比較すると確かに価値は落ち、買取金額も安くなってしまうのはわかります。

しかし、だからといって10万円も20万円も減額されるというのはおかしな話です。
車検を通すには確かにかなりのお金が必要となりますが、その費用は間接的に末端となる中古車を購入した人が賄う形となるため、買取店や中古車販売店が実際にお金を出すことはほとんどありません。
そのため、車検があろうがなかろうが、満了まであとどれくらい残っているのかということはその車の価値にあまり関係の無いことなのです。
ただ、多額の費用が掛かる車検がすぐ後に控えていたり、中古車を買ったら同時に車検を取る必要があるということで購買意欲が少なくなってしまうことに対して、多少値引きして安く売らなければならないため、買取金額も若干、安くなることはありますが、それが車検費用分丸々というのは取りすぎです。

要するに車検に便乗して安く買い取ろうとしているだけと言うことです。

 

欲しがっている方がいます作戦トークパターン

買取店が現在、主に扱っている車のそのほとんどが中古車などを扱う業者だけが参加することができるオートオークションに出品して、そこで競り落としてもらう形で転売されることになるわけですが、そういった仕組みを知らないと思われる客が来た時にこういった言葉を言うことがあります。

「この車、実は欲しがっている方がいるんですよ!その人のためにぜひとも買い取りたいのですが・・・。買う人がいますので今なら高めの金額で買取らせていただきます。」

そしてその後、すぐに査定額が出され、「これでいかがですか?」的な感じになりました。
買取店の営業マンの言葉を鵜呑みにするのであれば、買う人が決まっていて高く買取ることができると言ったうえで出された査定額がその額であるのであれば、きっとその査定額は普通では出ない高額になっているということになります。

しかし、それも嘘であることがほとんどです。
先ほども言いました通り、買取店の転売先は不特定多数の業者が入札をするオートオークションであって、特定の個人ではありません。
稀に買取店でも中古車販売店でも個人的に「○○っていう車、探しておいてよ」といった形で中古車探しを請け負うことや中古車販売店がある一定の車を探す場合もありますが、そういったことで需要と供給がマッチングすることは非常にまれで、少なくとも買取店で日常的に言われるほどの数はないのです。

「買う人が決まっているから高く買取ります」
いかにも・・・といった感じですが、その時に出された査定額は普通の買取を行う時と同じように妥当な買取金額よりはるかに安い金額になっていることでしょう。

 

脅迫作戦トークパターン

これは度が過ぎると法に触れることになるものですが、要するになかなか売買契約をしてくれない方に対して、少しすごんでみたり、語気を荒げてみたりして、恐怖感を与えて無理やり契約をさせるといったものです。
これをまともに行えば脅迫罪や強要罪になってしまうので、それほど派手にやることはありませんが、ちょっとした言葉の中にそういった意味合いのある言葉を入れる場合があります。

例えば、

  • 「そろそろ決めていただかないとこちらにも時間ってものがあるのですが・・・」
  • 「ねばられてもこれ以上高くすることはできませんので、さっさと契約をしてもらわないと困るのですが・・・」
  • 「こちらも慈善事業ではありませんので、ここまで時間を掛けたのですから契約してもらわないと割にあいませんよ」

といった感じです。この様な言葉を発する業者には間違っても売ってはいけません。

 

情けに訴える作戦トークパターン

脅迫と全く正反対となるのが、情けに訴える作戦です。
要するに「泣き落とし」というやつで、「この車をこの金額で買取らせてくれないと店長に起こられてしまいます。」とか「査定額をこれ以上高くしたら、この会社を辞めなければなりません。」とか「この車を買い取らせていただけたらノルマが達成できるのでなんとかお願いします。」などいったセリフを使います。

中には土下座をしたり、涙ぐんだりして文字通りの泣き落としをして売買契約に持ち込もうとするわけです。
そういった話のほとんどが嘘で、すべての客に言っている言葉ですので、信じる必要はないでしょう。

 

最初の査定で提示される査定額は最低額と認識しよう

先程もちょっと触れましたが、査定を行って最初に出された査定額は、その買取店や中古車販売店が出せる金額からはるかに安い金額であることがほとんどです。

買取店や中古車販売店は買い取った車をオートオークションなどを介して転売することで儲けを出す企業ですから転売するための車の仕入れ、要するに消費者から車を買い取る時にかかる費用、買取金額をどれだけ安くすることができるのかというのがその企業の利益に繋がるわけです。
なので仮に100万円で買取ったとしても利益が出る車を馬鹿正直に100万円で買うことなどなどなく、車の価値など知らないはずの素人を相手にしていることから、まずは50万円ぐらいで相手の出方を見ましょうということになります。

50万円という査定額を出した時に素直に納得したり、若干不満げな様子でもあることないこといろいろ説明することで、なんとか納得してくれればそれでOKですし、「その金額では売ることができない」ということになったとしたらそこで初めて査定額をわずかに高くして、再度相手の様子を見て、同じように対応していくという形を取るのです。

もちろん上限はありますので無限に高くなるということではありませんが、最初に出される査定額は、様子見のための最低額と見るべきでしょう。

 

買取店と営業マンそれぞれの思惑を知る

買取店や中古車販売店で査定額(のちの買取金額)を決定づけるのは、中古車市場の動向を見て、車種、年式、走行距離、ボディカラー、グレードなどといった動かさざる事実的な要素から各買取店・中古車販売店が決めた査定価格表なるものからなのですが、その価格表の条件に合致したからといって必ずしもその価格表にかかれている金額が付くわけではありません。
その価格表にかかれている金額はあくまでも上限であって、それよりも低い金額で買取ることで買取店や中古車販売店に大きな利益をもたらすわけですので、買取金額はその表にかかれている金額よりも安くなるのが当然です。

さて、ではどうやってそのいわゆる基準値から実際の買取金額となる金額にするのでしょうか。
それには車体の状態の悪さとか、装備の欠損、客の知識レベル、客の態度などといったものが関係しており、それによって「減額」という形で安くしていくものですが、それ以外にもその買取店の意向、担当した営業マンの意向というものも含まれます。

 

どちらも基本的には「できるだけ安く買い取ろう!」というのは同じなのですが、実は「買取店」という店舗、あるいはその買取店のフランチャイズ会社の思惑と、「営業マン」という個人の思惑にはちょっとした違いがあります。

買取店、フランチャイズの親会社としては、具体的な金額という形で利益を求める傾向が高く、それを1台の車の買取で例えると「100万円の価値を持つ車を30万円で買取る」といった形で1台の車の売買でもしっかりと利益を得ようとするわけです。
企業としてはこういった形で利益を得ようと努力することは至極当然なことですし、そうでもしないと会社を回していくことができませんが、営業マンは違います。

営業マンはその買取店に雇われている単なるサラリーマンですので、会社のことよりも自分個人のことを最優先に考えることがほとんどです。
もちろん会社のために一所懸命になる方もいますが、大多数の方は買取店の営業利益や親会社の利益などほとんど考えておらず、どうやったら毎月の給料を高くすることができるのかということを常々考えています。
そこにありがたいことに営業ノルマというものが課されたり、基本給に成績にあわせた形で能力給などが加算されることになるものですから営業マンは頑張っちゃうわけです。
そしてその営業ノルマとか成績というのは買取を行った台数で決まることが多いため買取店や親会社が持つ、100万円の価値を持つ車を30万円で買い取って70万円の利益を生み出すのではなく、売る側が喜んで売ってくれる高値、例えば「100万円の価値を持つ車を80万円で買う」というかたちをとることで客を逃さない、査定に出された車を確実に買い取るような戦法を取ってくるようになります。

もちろんそれによって1台の車を買い取った時の利益は少なくなりますが、営業マンからしてみれば会社の儲けなど全く関係ないわけで自分に与えられたノルマを達成して給料を上げたい、利益よりも台数を多くして能力給を上乗せしたいということになるわけです。

ですので、一か所の買取店の中で、その買取店の社長なり、所長なり、オーナーなりといったトップに立つ人間よりも末端で動く営業マンの方が買取金額を高くしようとする意欲があることになります。
しかし、会社も馬鹿ではありませんので、自分の成績を重視するあまりに高い金額を提示して買取を行わないようにと歯止めをかけているので極端に高い金額になることはありませんが、おなじ人間でもその会社内での立場によって買取金額を高くしやすい人としにくい人がいるということは確かです。

 

悪徳業者に騙されない為には、手口を事前に把握

いろいろな対策が講じられてきてはいるもののどの世界にも悪徳業者とかそれに類似した詐欺まがいの業者がたくさんいます。
そういったものは法によって厳しく取り締まられるべきですが、残念ながら日本の現在の法律や行政の動きからすると犯罪が起こってから、被害者が出てから初めて動くような体制となっており、犯罪として露呈したり、被害届が出ていない状態では予防策など対策を一切講じてくれないのが事実です。

そういった状況では国や法律に頼ることもできませんので、自分で自分を守るしかありませんが、それには相手がどういった対応を取るのか知る必要があります。
全てではありませんが、よくある手口のパターンを見ていきましょう。

 

再査定詐欺事件

これは悪徳業者でなくてもよくある買取店などでも用いられるグレーゾーン的なものでもあるのですが、売買契約を取り交わした時の買取金額よりはるかに安い金額しか振り込まれないというものです。
例えば、売買契約書には「買取金額:200万円」となっているのに、翌日の買取店から自分の銀行口座に振り込まれた金額を見てみると180万円となっていて20万円も安い金額だったといった具合です。

実はこれはよくあることで、こうなる可能性があることは売買契約書にもきちんと書かれています。
いわゆる「再査定」とか「二次査定」と呼ばれるものです。
買取店では自社を守るために、売買契約書を取り交わした後に必要であればもう一度、査定を行うことができるようになっています。
そして、その再査定によって査定額が変更になった場合は、売買契約書にかかれている買取金額を買取店側の一存で変更することができるようになっているのです。
先程の例でいいますと200万円で売買契約を取り交わした後に再査定を行ったら修復箇所が見つかり、それによって査定額が180万円になってしまったという流れです。

これは契約書にもきちんと書かれていて、それを確認した後に署名捺印を行っているわけですから違法性は一切ありません。
しかし、そういった形になっても買取店側からきちんとした説明があったり、減額される金額もそれほど多くないことがほとんどでとりあえずは納得できる範囲、納得しなければならない範囲であるわけです。
ですから、これをしたからといってその買取店が悪徳業者であるということは言い切れないと思います。

 

本当の悪徳業者は違います。
まず、最初に提示する査定額が他のところよりもはるかに高い金額となることがほとんどです。
これは買取店を渡り歩き、査定額を比較することがもはや当たり前のように行われていることに対する顧客獲得のための対策で、他の買取店が出す査定額よりも高い査定額を出して、とりあえず足を止めさせます。

そして、その高い査定額を買取金額として売買契約書に記入し、署名捺印を行って契約の成立とします。
当然ながら車と必要書類を渡してその日は帰ることになり、あとは翌日入金されるのを待つだけとなりますが、翌日になって入金を確認したら明らかに低い金額、200万円だったものが50万円しか振り込まれていないことに気が付きます。

急いでその買取店に連絡を入れると再査定をしたらあちこちに修理の跡が見つかり、フレームが曲がっていることがわかりましたので「修復歴あり車」として処理し、買取金額を50万円に変更したという回答が返ってきました。
その車は一度も事故を起こしたこともなく、大きな修理をしたこともないのでそれはちょっとおかしいと言っても「再査定で発見されたので仕方がない」の一点張りで対応してくれません。
ならばということで、今回の取引はなかったことに、契約のキャンセルを申し出たら、キャンセルはできるがもう既に修理に出してしまったとかオークション会場に運んでしまったなどといった理由をつけて、莫大なキャンセル料を請求されることになってしまいました。

こういったことは今でもよく起こっていますので、ずば抜けて高い査定額を提示してきた買取店、特にあまり知られていないその地域だけにある買取店では少し警戒をした方がいいでしょう。

正当なやり方をしている業者は、減額があった場合は振り込む前に必ずなぜ減額となるのかの説明があるはずです。

 

名義変更をしない事件

買取店で車を売却するということは法的にその車の所有者としての権利を自分からその買取店へ移行させる手続き、いわゆる名義変更手続きをすることが伴います。
それもそのはず、車を売って自分のものではなくなったわけですから当然のことです。
そのために売買契約を成立させた時に名義変更手続きに必要な書類を作成したり、お役所からとってきたものを渡さなければならず、その書類をもって買取店はしかるべきところで名義変更手続きを行うことになるのですが、それをいつになってもしてくれないことがあります。

名義変更手続きをきちんとしないと、元オーナーにいろいろな災難が降りかかってきます。
まずは自動車税の納税義務です。

自動車税は、毎年4月1日時点の所有者を納税義務者として、国がその方に納税通知書と振込用紙を送付することで納税を促し、その車のオーナーはその振込用紙を用いて納税を行います。
しかし、すでに売却して名義変更手続きをするための書類も手渡しているのにも関わらず、納税通知書が届く場合があるのです。

 

例えば3月の中頃以降に売却をして名義変更手続きが4月1日に間に合わなかったとか、うっかり忘れていたということであれば、その買取店に連絡を入れればしかるべき処理をしてくれるので問題ないでしょう。
しかし、悪徳業者は違います。
連絡を入れても買取店という存在自体がないとか、電話番号が全く関係の無い個人宅であったりとか、連絡はついても何もしてくれずそのうちどこかに雲隠れしてしまうなどといったことがあるのです。
こういったことになっても悲しいかな、法的な自動車税の納税義務者は4月1日付けで所有者となっていた元オーナーであることには違いはなく、車がどこにあるのか分からない状態でも自動車税を納税しなければ、差し押さえなどの処分を受けることになってしまいます。

大手チェーンの買取店ではまずないことですが規模の小さなところとかWebサイト上とかメールだけとか、電話だけで実店舗の存在を感じないようなところ、相手が感じさせないようなところではあり得ることですので注意が必要です。

 

減額ポイントを明示しない事件

買取店の査定を受けると、この部分に修理箇所があるからとか、キズがあるから、へこみがあるからなどといって査定額が減額されることがありますが、身に覚えのある部分を指摘されるのであればこちらとしても納得がいきます。

しかし悪徳業者では、相手に自動車の知識がないことがわかると身に覚えない部分なのに故障しているとか修理された跡があるなどと言いがかりをつけて査定額を安くする場合があります。
知識がなければ、結局のところ買取店側の言い分を信じてしまうことになり、本来の価値よりぐっと安い金額で売却することになってしまうでしょう。

あまりにもあちこちが壊れているといわれたり、事故やそれに伴う修理をした覚えもないのに修理の跡が見つかったなど言われるようであれば、どこがどのように壊れているのか、どういった状態になっているのかということをメモ書きでもいいですから書類として明示してもらいましょう。
その時に素直にそういった書類を作ってくれるようであればいいですが、なんだかんだ言ってはぐらかそうとする場合は査定の時に言われたことはすべて忘れていいと思います。
そして他の買取店や中古車販売店に行ってそちらで査定を受けましょう。

悪徳業者としては、自分のところで行った査定で発見したとする減額ポイントが全くの嘘であることがわかっているわけですから、それを証拠として書類という形で残るのを嫌う傾向があり、もしその書類をもって他のまっとうな買取店に行って「○○ってところでこの部分がダメだといわれました」などといいながら見せられてしまったら嘘であることが明確になってしまいます。
そしてそこから噂が広がり、客が寄り付かなくなってしまうことも想定できますので、そういったことを避けるために書類を残したくないわけです。

 

売却時期やタイミングには惑わされるな

日本には明確な四季というものがあり、その季節の移り代わりにあわせていろいろなものを変えていきます。
一番わかりやすいのが洋服でその季節にあったものをチョイスすることになり、それは洋服を売る側にも当然ながら影響があり、季節に合わせて売れる洋服が変わってくるわけです。

それと同じように中古車においても時期によってよく売れる時期と売れない時期があり、それは中古車の仕入れ先となる買取店や中古車販売店の買取金額においても同じことが言えます。

では、どの時期が買取金額が高くなりやすいのかということになりますが、実はこれにはかなり多くの諸説があり、明確に「何月がいい」とは言い切れない部分があります。
ただ、買取というのは中古車を売ることを前提として行うことですので、逆算すれば中古車がたくさん売れる時期を探ればだいたいいつぐらいに売れば高くなりやすいのかということがわかります。

中古車がよく売れるといわれるのは・・・

  • 新年度の準備として3月
  • 新年度の4月
  • 夏のボーナスが出る6月から7月
  • 半期前の9月
  • 半期の10月
  • 冬のボーナスが出る12月

などがあげられます。
ならばこの時期に買取店の査定を受ければ査定額が高くなるのでは・・・ということにはなりません。
これらの時期はあくまでも中古車が売れる時期であって、この時期に売りに出したとしても中古車販売店で中古車として販売される頃にはとっくにその時期は過ぎてしまっています。

最近ではかなりスピーディーな動きとなってきましたが、それでも買取店から販売目的として中古車販売店に車が届くまで、1か月から2か月ぐらいは掛かります。
そのタイムラグを見越した時期が本当の売るタイミングです。

  • 新年度の準備として3月を見越して1月から2月
  • 新年度の4月を見越して2月から3月
  • 夏のボーナスが出る6月から7月を見越して4月から6月
  • 半期前の9月を見越して7月から8月
  • 半期の10月を見越して8月から9月
  • 冬のボーナスが出る12月を見越して10月から11月

といった具合です。
あれ?そうなると12月以外はどれも該当する形になってしまいます。
実はこれが諸説ある理由で、実際の買取金額の推移を見ても特に安くなる時期というものはなく、しいて言えば1月、2月、5月、8月、11月あたりが高くなりがちであるといえる程度のものです。
いうなれば、あまり情報に惑わされない方がいいということかもしれません。

ただ若干ですが高くなることは明確ですので、この時期を狙って、そして更に時期から外れないように査定申し込みから売買契約までスピーディーに処理をしていくことが大切だと思います。

 

事前にあなたの車の査定相場を知ることは必須!調べ方

「あの買取店で売れば高くなる」「あそこの中古車屋ではミニバンが高く売れるようだ」などといった話を見たり聞いたりすることがありますが、こういった言葉はどうして出てくるのでしょうか。
いくらになれば高く売れたといえるのか?どれくらいの査定額が出されれば騙されていないと判断できるのか?

それはそういった人間がその車のだいたいの価値を知っているからです。
ただ、そもそも中古車市場における車の価値などその時々で大きく違いますし、はっきり言って言い値であり案外いい加減だったりしますので、「この車は100万円で売れる!」などといったはっきりとしたことは言えません。
なのにどうしてこういった方たちは、その車の価値を正確に知っているのか?
これには2パターンの理由があると思います。

  1. 1つは、内部の人間で現実的な金額を知ることができるから・・・例えば買取店や中古車販売店のオーナーである、そこの従業員である、それらの方の家族や友人であるといった人間が中古車市場の価値が記載されている通称「レッドブック」と呼ばれるものや、そのレッドブックを元にして作った店舗ごとの査定額一覧表なるものを見ることによって正確な金額を知ることができるというものです。ただ、これはこの業界である意味「社外秘」となっているものですから中々表に出ないものですし、知り合いがいるからといって簡単に教えてくれるようなものではないため、このパターンはかなり限られた方だけということになります。
  2. 自ら相場を計算できる・・・ある程度の車の知識があれば売りに出ている車から逆算して相場を導き出すことが出来ます。例えば、ある車が150万円でインターネット上に売りに出ているとすると、そこから店舗の利益、諸経費を差し引いた額が買取の相場となります。
  3. 実際に買取店や中古車販売店で査定を受けた方・・・一般的にはこちらの方が多いでしょう。これは明らかです、査定額を知るためには実際に査定を受けることが一番です。しかも、買取店や中古車販売店では査定を受けたとしても必ずしも、その店舗で売らなければならないというわけでもありませんし、ディーラーの下取りのように査定費用が掛かるということでもなく、無料でうけることができるのですからこのサービスを利用しない手はありません。

査定を受けるには直接、買取店や中古車販売店に連絡を入れて、ここから査定に進むという形を取るのが普通の流れですが、インターネット上にある一括査定サイトから複数の買取店や中古車販売店に打診するという手もいいでしょう。
その方法ですといっぺんにたくさんの店舗に連絡を入れたような形になりますし、暫定的ではありますが査定額が出され、そこから買う意思やその店舗の価値観というものも知ることができますのでメリットがあるといえばそうかもしれません。

まあ、査定額の相場を知るだけですから、そこまで必要ないとしてもたくさんの店舗で査定を受ける段取りとしては使える機能ではないかと思います。

 

売却時期を明確にし短期勝負が命!

車を買い取る業者側からすると、本当に売るのかどうか分からないお客さんよりも、既にいつまでに売らなければならないとケツが決まっているお客さんの方を相手にする方が良いに決まっています。これはすなわち業者の本気度も違って来るということですね。

業者の心理としては、売るか分からないお客さんに対して上司を説得し良い査定金額を出そうとは思いません。対して売ることが決まっているお客さんに対しては上司への説得にも力が入るでしょうし、その営業マン自身のやる気度も断然違って来るはずです。

ですから、車を査定に出す場合には、ある程度の売却時期を明確にして(ケツを決めて)短期勝負をする方が交渉はしやすくなります。取り敢えず金額が知りたいというレベルの方は良いとしても、必ず車を売ると決まっているのであれば、いつまでに売らなければならないなども交渉のカードとして利用するのが良いですね。

査定バカが今までに試した売却の中では、査定バカのフィットを一括査定で売ってみました。でお話ししている複数の買取店を呼び競りを目の前で行ってもらうという方法が最も良かったと思いますが、この方法は競りが終わった時点で最も高い金額の買取店に必ず売るという約束をしますので、前述した様に売却時期を明確にした方しか出来ない方法になります。次に詳しくこの競りに付いて見てみましょう。

 

査定時に一気に集まってもらい業者同士の競り(オークション)開催も面白い

複数の買取店で査定を受けて、その査定額の中から一番高い金額を出したところで売却するという手段が現状で一番浸透している方法ですが、例えば2社ぐらいであれば休みの日に時間を取って、それぞれの買取店の査定に対応することでできますが、3社以上とかあまり時間が取れない場合は中々対応できず、それによって新車を買う時など「面倒臭いから下取りでいいや!」なんてわざわざ損をする方法を取ることになってしまいます。

それならどうでしょうか、複数の買取店の査定を一度にやってみては・・・?
何も買取店同士がかち合ってはいけないという決まりもありませんので、同じ日、同じ時間に来てもらうようにしたらどうでしょうか。
ついでにそこで即興オークションを開催してみるのもいいでしょう。
オークションといってもそれほど大げさなことではなく、全ての買取店の営業マンに車を見てもらったら、一塊に集まってもらいあなたが決めた最低額からスタートして競りをしてもらうというだけです。

他にも各々名刺の裏に査定額を書いてもらい、それを同時に提出してもらうという入札方式もありますね。
そして、一番高いところで話を進めて行くという流れになります。

 

ただし、2つほど注意点があります。

  1. 1つ目は、必ず売却するということ、買取店もその車を買い取るために必死になって、他の買取店との駆け引きも考えながら査定額を出しているわけですから、せっかく出した査定額を見て、「想定していた金額より安い」ということで売るのをやめるということはかなり失礼なことです。即興オークションを開く場合は、最終的にどんな査定額が出ても一番高い金額を出したところで必ず売るという約束をしましょう。これは、スタートの金額を自分で売っても良いと思える額にすれば解決しますよね。
  2. 2つ目は談合に気を付けましょう。こういった方法ではお互いが競い合うことはある意味で自社に不利益をもたらす可能性があるため、即興オークションを開くと買取店同士が談合をして、査定額が高くならないように譲り合ったりすることがあるのです。「今回はおりますから次回はお願いしますね」的な感じです。これを防ぐためには買取店の営業マン同士を近づけないこと、会話をさせないことです。一番いいのはそれぞれの営業マンの立ち位置をあらかじめ決めておき、その位置にいてもらうようにしてもらい、会話もしないようにしてもらうといいでしょう。

 

査定は複数業者に依頼すべき理由、でも多くの業者を相手にするのが嫌ならおまとめ査定のユーカーパックがお勧め

車を売却する際に少しでも高く売るためには、それぞれの買取店、中古車販売店の価値観の違いを見いだして、その車に高い価値をつけてくれるところを探すか、複数の業者間で競合させて値を吊り上げて行くという方法が最も良いでしょう。
そういったことでは、インターネット上にあふれている一括査定サイトが有効だと言えますね。

しかし、これは昔から思っていたことなのですが、1台の車を売却するためにそれぞれ買取店、それぞれの中古車販売店で査定を行い、そして更に違う査定額が出されるというのもおかしな話だと思います。
それは恐らく、他の買取店や中古車販売店で買い取られないように、自分のところで売ってもらいたいがために競争する意味で査定額を上乗せしたことやその店舗における必要性、その車を買い取りたいのか、今はいらないのかといったことで査定額に違いができているのだと思いますが、価値にほとんど変化のない1台の車にこれだけいろいろな査定額が出されるのはかえって無駄なような気がします。
「だから高く売ることができるのだよ」
こういわれてしまえばそれまでですが、一括査定サイトなどを利用して査定額の違いを比較して高い査定額を出したところで売却するというのも、ここ最近では買取店同士であまり差が出なくなってきたため、それほど効果が高いとは言えなくなりました。

現状ではとりあえず、一括査定サイトを利用したり、各買取店のオンライン査定から査定を申し込み、実際に査定を受けてその査定額の中で一番高いところで売るのが妥当なやり方といえます。
ただ、最近ちょっと面白い売り方がメジャーになりつつあるのでちょっとここでご紹介を・・・。

その売り方というのが「ユーカーパック」というものです。
ユーカーパックの仕組みはこんな感じ・・・

  1. Webページ上でオンライン査定を申し込みます。
  2. ユーカーパックから指定された近隣のユーカーパックに加盟しているガソリンスタンドや出張査定で査定を受けます。
  3. 査定で出された査定額と自動車のデータがWebページ上で公開されます。
  4. ユーカーパックに加盟している買取店や中古車販売店(現在では約2000社)などがそれを見て、適当と思われる車を買い取ります。

といった具合です。

これまでの買取店での売り方を「売り込みに行く」とするとこのユーカーパックは「買いに来てもらう」「売りに出す」といった感覚となり、どちらかというと売り手有利になることから、それによる優位性はかなりあると思います。
買取店や中古車販売店で車を売却するとなると、どうしても査定額を高くしてもらおうと買取店や中古車販売店に対して下手に出る形になってしまい、「買い取ってもらう」といった買い手有利となってしまいがちですが、このシステムは買取側があえてその車を選んで買い取っていきますので、売る側がヘコヘコする必要もなく、気分良く取引できるのではないでしょうか。

手間を考えてもそれまで各買取店でそれぞれ査定を行っていたのに対してユーカーパックはたった一度の査定で済みますので、無駄な時間も手間もかけないで売ることができます。

ただ、現状ではまだ普及し始めたばかりであまり知られていないものですが、システムとしては優れていると思われますのでこれからもっと普及して行くことでしょう。

ちなみに、買取査定額が明示されますが、その金額に納得できなかった場合は、出品から5日間経てば出品が終了するので売却を止めてしまうことも出来る為に安心感もありますね。

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これは間違いなくマイナス査定になる具体的な例

買取店や中古車販売店での査定額の出し方は、中古車市場の状態から割り出したその買取店ならではの査定価格表によって出された基準価格から車の状態や装備の有無などによって減額する形で割り出されます。

高い買取金額を得るためにはその減額されるポイント、マイナス査定となる部分を少なくすることが必要なわけです。

では、どういった部分がマイナスになるのか見ていきましょう。

 

マイナスが多いもの

修復歴、フレームの歪み、エンジン・トランスミッション・ドライブトレーン・サスペンションなど走りに関わる部分の故障や不具合、安全装備の故障や不具合、ボディの錆、ボディ塗装の色あせ、エクステリアパーツを外した後のボディの穴、エアコンの故障、キャビン内の悪臭(タバコのニオイ、ペットのニオイ、ゴミのニオイ、強い芳香剤のニオイなど)、シート生地の破れ、本革シートの傷み、ガラスのひび、オプション以外のエアロパーツなど・・・。

以外と大きな影響を与えるのがキャビン内のニオイ、運転している間はずっとその匂いを嗅いでいなければなりませんので神経質になるのもわかります。
特に嫌がられるのはタバコのニオイと体臭、若年層では汗臭さ、高齢者では加齢臭が染みつくことがありますので、これはかなりのマイナスとなってしまうでしょう。

それとニオイによって他のマイナス要素が露呈する場合もあります。
それは水が腐ったようなニオイ、洗濯物の生乾きのようなニオイで、ここから想像されるのが大量の雨漏りか水没です。
水没車は買取を断られることが多いので、その匂いから買取の話が進まなくなることもあるでしょう。

 

マイナスが少ないもの

カーナビゲーションシステムの故障、サンルーフやオートスライドドア、パワーシート、キーレスエントリーなど快適装備の故障、シートの汚れ、シートのへたり、フロアカーペットの汚れ、大きなへこみ、地が見えるほどの深いキズ、大幅にインチアップされたアルミホイール、タイヤのスリップサインなど。
ちなみにサンルーフやオートスライドドア、パワーシート、オートリヤゲートなどは故障しているぐらいであれば、最初からついていない方がマイナス額が少なくなることが多いようです。

 

合わせ技でマイナスされるもの

ボディの細かいキズ、小さなへこみ、キャビン内の軽い汚れなど。
これらのものは一か所で何円マイナスということではなく、全体的に傷が多い時とか他の減額ポイントと併せてマイナスされるぐらいで金額的にもそれほど大きくはなりません。

ちなみに派手なドレスアップやチューニングは程度によってマイナスされることが多いため、そういった車の場合はできるだけノーマル状態に戻してから査定を受けた方がいいでしょう。

 

なお、これらのマイナスとなる故障や傷などは間違っても修理しないようにしましょう。これから売るのに修理をしてしまうとかかった修理費分が無駄になります。減額されるとしても修理費よりは高くないというのが通常ですので、壊れたまま査定に出すというのが正解です。

 

逆にプラス査定となる具体的な例と共通点

査定でマイナスになるポイントがあるのであれば、逆にプラスになるポイントもあるのではということになりますが、正しく言えばプラスになることはありません。
そもそも買取店の査定というものは、その買取店や中古車販売店、そのグループ企業で作成した査定価格表なるものに車種や年式、走行距離、グレード、ボディカラーなどをあてはめて基準額を割り出してから、その基準額から車の状態などによる減額をして行く形で最終的な査定額をはじき出します。
要するに減点法で額を決めていくということです。

ですので、車の状態によって査定額が高くなるということはなく、それは状態によって基準額自体が高くなったか、その時に言われた査定額がそもそも低すぎたのでしょう。

例えば、何か快適装備が付いていたからということで査定額が10万円ほど高くなって110万円になったとします。
それは・・・

ノーマル基準額100万円+快適装備がついていることによるプラス査定額10万円=査定額110万円

ということではなく

快適装備付き基準額110万円=110万円

といった形になっているということです。

合計額をみるとその快適装備がついていることで後から10万円加算されたように見えたり、営業マンがこれ見よがしに「10万円上乗せさせていただきました!」などというものですから、その装備がついていることで「プラスになった」と勘違いしてしまい、それを世の中では「プラス査定」などと呼んでいますが、実際にはプラス査定ではなく、基準額が高くなった、マイナス査定がされなかったということになります。

 

どちらにしても査定額合計が高くなり売る側として見ればメリットがあるわけですが、ではどういったものがついていると基準額が高くなるのでしょうか。
この判断は意外と簡単で、そのほとんどはメーカーオプション、ディーラーオプションとして用意されている装備などがついている場合となります。

車両システムと統合している形を取るメーカーオプションカーナビゲーションシステムとかAVシステムのグレードアップキット、有名オーディオメーカー製のスピーカーシステム、サンルーフ、パワースライドドア、パワーシート、オプションのアルミホイール、ドレスアップパーツ、デュアルエアコン、リヤオートゲートといったような車によってはですが、完全に標準装備となっているものではなく、グレードによってはオプション設定となっていたり、あるいはすべてのグレードでオプション設定となっているものが基準額をアップさせる要素を持っているのです。

それからオプション設定されている特別なボディカラーや最近流行の2トーンボディカラーなども基準額が上がるでしょう。

 

車の人気度やアピールポイントを調べよう!

買取店や中古車販売店での査定額や買取金額は上限があるものの、はっきり言えば言い値です。
店舗側が「○○万円!」といった金額が査定額であり買取金額になるため、最終的にはそれに従う形となります。

ただ、前述している様に店舗側が提示してきた金額は絶対ではなく、高くすることができる、いわゆる値上げ交渉をすることができるわけで、その値上げ交渉は店舗側と売り側とでの1つの戦いであるわけです。
その戦いに勝つにはそれ相応の知識が必要となるわけですが、その中でかなり重要なことにその車の人気傾向があります。

早い話、中古車販売店で飛ぶように売れている車であれば、それを売る中古車販売店でもその間接的な仕入れ先となる買取店でも多少値が張ってもどんどん買取りたいわけで、それによって値上げがしやすくなるのです。
しかし、買取店も商売です、できる限り安く買い取ろうとするわけですので、「この車、人気が高いから高く買取ります」などといって本当に相場より高い金額で買取ることや最初から高い査定額を出してくることなどあり得ません。
たいていは「欲しい!」という衝動を抑えながらごく普通に買取できる限度額よりもかなり低い査定額を提示してくるものです。

 

そこでです、もしあなたがこれから売ろうとしている車が中古車市場で大人気となっていて、中古車としてもかなり高額で売られていることを知らなかったとしたらどうでしょうか。
多分、そのかなり安い金額で売ってしまうから、わずかな値上げをした後に売却してしまうでしょう。
本来、150万円で売るべき車を100万円で売ってしまっていることになるわけです。

この時にその車が人気であること、人気が高ければ高い金額で買取れるということを知っていれば、「いや、そんなことはない、人気があるのだからもっと高い金額で買取ることができるはずだ!」と強く言うことができて、もっとしつこく値上げ交渉をすることができますし、それでもシラを切って値上げ交渉に応じなければ店舗を変更するという手段を取ることもできます。

逆に何の知識もなく、高い金額で買った新車だからといって、中古車として全く人気の無い車を「もっと高くしろ!」とせがんでも買取店としてはどうすることもできず、それによってインターネット上で悪いうわさを流されて評判を落としてしまうのでは買取店がかわいそうです。

そのため、「今いくらぐらいで売ることができるか」といったことの他に、これから売ろうとしている車が中古車市場でどれくらいの人気があるのだろうかということも知っておく必要があると思います。
では、それをどこで知るのか?ということですが、これも買取相場と同じようにその業界に身を置く人間に聞いてみるのが一番いいですが、そう簡単には教えてくれません。
ならばどうするかといったら、やはりインターネットなどを使っていろいろな買取店や中古車販売店の噂を見ることや商売のためにでっち上げた嘘の記事を掲載するWebサイトではなく、正しい情報が掲載されているWebサイトの記事などを見たり、それから中古車販売店のWebサイトに掲載されている中古車の価格を見て、その金額や売られている台数を見ればだいたいの人気傾向を知ることができるでしょう。

 

具体的な人気傾向

人気傾向も買取金額と同様に流動的なものですが、一般的によく言われている中古車市場での人気傾向を見てみましょう。

人気がある

  • スポーツモデル:新車として売られている数が少ないのと車両価格が高いことから中古車から購入する方が多いため人気が高い。
  • ワンボックスバン:発展途上国などで中古車人気が高いことからほとんどが輸出されてしまうため国内でも台数不足から人気が高くなっている。
  • 1.5リッタークラスのセダンモデル:東南アジアで安い税金で乗ることができる丈夫な日本製の車ということで人気がある。
  • クロスカントリー4WDモデル、SUV:丈夫で長い間乗り続けることができるため東南アジアやロシア、アフリカなどで人気がある
  • 軽自動車。コンパクトカー:いまや日本の大衆車の代表となるため、かなり人気がある

人気がない

  • 大型セダン:新車市場も中古車市場も人気薄
  • トヨタのハイブリッドモデル:新車市場では人気のようですが、中古車にまわるぐらいになると途端にハイブリッドシステムの故障が多発するため人気がない
  • ダイハツのタント:数年、数万キロでボディにガタやヨレが出始めるため、中古車としては年式、走行距離が若くないと人気がでない
  • ディーゼルエンジンモデル(クリーンディーゼルも含む):振動、騒音、黒煙が極端に増えるため人気がない
  • 輸入車:故障が多発するため5年落ち以上のものは人気がない

など

 

少しでも高く売るには時期とあなたの車の状況が重要

買取店や中古車販売店での査定額を決めるのはレッドブックとそれをお手本にして作られたその業者ならではの査定価格表などと呼ばれるものですが、それらのものの中で査定額を決める重要な要素となっているのが走行距離と年式です。

走行距離は生産ラインを降りてから走った距離を表すものですが、その数字によって車に使われている部品の金属疲労、機械的な疲労、摩耗の程度を知ることができるもので、要するにどれだけ自動車として使われてきたのかということがわかります。
この数字が少なければ少ないほど傷みが少ないであろう、多ければ多いほど酷使されているから傷んでいる可能性が高いとされています

年式はその車の経歴、モデル遍歴、使われている部品の種類、グレードの有無などがわかるようになっているほか、初年度からどれくらいの年月が経過しているのかということから車体の経年劣化なども知ることができます。
年式も古いより新しい方がいいとされます。

基本となる査定額はこの2つの要素で決まるといっても過言ではなく、この2つの要素からはじき出された金額からいろいろな理由をつけてマイナスしていくのが査定額の出し方です。

 

こういった流れがある中でできるだけ高い金額で売却しようとするには、とにかく早めに売ってしまうのが一番で、極端な言い方をすれば新車で買った車が納車された翌日にすぐ売りに出してしまえば、新車購入価格の(車種により)8割ぐらいの査定額はつきます。

しかし、それはあまりにも現実的ではなく、だいたいが車検時期を絡めたり、その車がモデルチェンジされたりマイナーチェンジされた時のタイミングに絡めて売ることになるのではないでしょうか。

実はこの売るタイミングというものも査定額の基本額決定に大きな影響を及ぼし、特にモデルチェンジやビッグマイナチェンジは価値を大きく左右します。
車検に関しては要するに車検を通してから売った方がいいのか、それとも車検を通さずに残りわずかの期間を残して売った方がいいのかということになりますが、車検に関していえば車検満了まであとどれくらいあろうが数万円の違いしかありませんので、売るタイミングとして考える必要はないでしょう。ただし、車検を通してすぐに売るというのは無駄でしかありません。

対して、モデルチェンジやモデルチェンジにかなり近い規模のマイナーチェンジは、要するに新しいモデルが出る、新しい仕様のものが発売されるということで車自体の価値が大きく変動することから買取店や中古車販売店での査定額にも大きな影響を与えます。
車の価値は新車登録をしてすぐに目減りしていき、そこから年式や走行距離が進むのに合わせて緩やかに低下していくのです。
そして、マイナーチェンジやモデルチェンジなどで新車に何かしらの仕様変更、相違点が出ると大幅に価値が低下してしまいます。
新型モデルが発売されることだけで古いモデルの価値が下がることがわかるかと思いますが、中古車市場ではそれだけでなく、そのマイナーチェンジやモデルチェンジにあわせて売りに出される車の数によっても価値に変動が出るのです。
同じ車でも10台が売りに出ているのと100台が売りに出ているのとでは台数が多い100台が売り出ている方が価値が低くなるもので、それと同じことがマイナーチェンジやモデルチェンジの際に起こります。

 

それはインターネットや雑誌などで「新型モデルが発売されるのではないか?」といった噂から始まります。
その時点では具体的に何年の何月何日のどういった車が出るのかというところまでは明確にはなっていませんが、新しいモデルが出るということは想定できる形となっていることからそのモデルの現行モデルを持っている方の心に動揺がはしり、一部のオーナーの中には「買い替え」を考える方も出てくるようになります。

その後、続報としてだいたいの車の仕様と発売時期などがわかるようになると「買い替える」ということを考える方がもっと増えてくるわけです。
ただ、この時点では中古車市場における価値に大きな変化はありませんが、ここから更に新型モデルの詳細がわかるようになり、具体的に何月何日に新型モデルが発売されるということがわかると早めに売って、より高い買取金額で売却しようと思う方による現行モデルの売却が進み、中古車市場に台数が増えてくるために価値が急激に下落していくわけです。
この下落傾向は新車が発売された後、半年ぐらいは続きます。

より高く売りたいのであれば、この下落傾向に入ってから売るのでは時すでに遅しです。
そうなる前、具体的に「何月何日に新型モデルが発売される」ということがわかる前に売却する、遅くてもわかった時と同時に売却するのが一番でいいでしょう。あくまでも売るという前提での話しなので、売る気がないのに、こういったことを気にする必要はありません。

 

修復歴がある場合は素直に伝えるべし!

どこも壊れていないのであれば、そのまま堂々と査定に出せばいいわけですが、一度でも事故を起こし、更にはフレーム修正やフレームを構成する部品の交換をした、いわゆる修復歴がある車を売る場合は気が気ではないでしょう。
それもそのはず、事故歴ならいざ知らず、修復歴があるという場合では査定額の多額の減額は当然のことですし、場合によっては買取を拒否されてしまうことがあるからです。

そうなると査定に出した時にばれないようにと何か隠ぺい工作をしたり、査定の際の会話の中で「事故を起こしたことありますか?」などといった質問に対して、「ありません」と嘘をついたり、「ちょっと軽くぶつけたことはあります」などとオブラートに包んでふわっとさせた形にしたりすることもあると思いますが、それはやるだけ無駄です。

査定をしている買取店や中古車販売店の営業マンはプロです。
自分の店舗が損をしないようにと減額できるところをとことん探すための教育・訓練を受けている「あらさがしの達人」ですから素人の隠ぺい工作や嘘の申告など簡単に見抜きます。
ボルトのキズ、ボディカラーの微妙な色の違い、プレスラインのチリのずれ、左右の高さの違い、フレーム修正機のクランプの跡などすぐに見つけ出します。

こういった方に対して嘘をつくのは無駄ですし、逆に悪い印象を与えてしまい「オオカミ少年」ではありませんがその後、本当のことを言ったり説明したりしても全てに疑いが掛かってしまいます。
当然のことながら営業マンも気を悪くしてしまうため、減額がより一層多くなってしまいます。

事故を起こしたことがある、あるいは修復歴のある車である場合は査定を始める時に前もって営業マンに伝えておくべきかと思います。

ちなみに、修復跡を営業マンが見逃し、修復歴なしで契約をしたとしても2次査定時に見つかれば減額は間違いありませんので注意しましょう。

 

事故車と修復歴車は明確に違いがある!その基準とは

事故を起こした車は買取店や中古車販売店での査定額が低くなるもので、中には買取を拒否されてしまうこともあります。
しかし、事故を起こした車だからといって必ずしもこういった仕打ちを受けるわけではなく、ほとんど減額されることもなく、事故車とは思えないような買取金額になることもあります。

査定額が極端に低くなる、買取拒否をされるといったことになるのは事故車は事故車でも修復歴車である場合だけです。
意外と勘違いされている方が多いのですが「事故車」と「修復歴車」は違うものです。

  • 事故車とは、読んで字のごとく過去に交通事故を起こしてその時に車が損傷を受けてしまったもの、それを修理したもののことを言います。交通事故といっても様々で、単独で電柱にドアミラーをぶつけてしまい傷をつけてしまったというかなり軽症なものから正面衝突などを起こして廃車するしかないような状態になってしまったものまでいろいろあります。こういった事故車を買取店や中古車販売店で査定に出すと、軽いキズだけであるものは他の部位との合わせ技で数千円の減額となったり、まったく減額されない場合もありますし、買取を断られることもあります。
  • 対して修復歴車というのは、交通事故を起こして車体になにかしらの損傷を追うのは同じですが、車体の基本となる部分、いわゆる「フレーム」とそれにかかわる部分に損害があり、それを修復したものだけを言います。サイドメンバー、フロントクロスメンバー、フロントインサイドパネル、各ピラー、フロントバルクヘッド、ルーフパネル、フロアパネル、トランクフロアパネルなど車体を力学的に支える部分が該当箇所です。

これらの部分は生産工程で既に完成された部品として持ち込まれ、それらを溶接やボルト止めなどで既定の寸法に収まるように組み立てられていて、その形を保つことで性能をフルに発揮できるようになっているため、この部分に一度でも変形するような大きな力が加わると完全に元に戻すことができなくなりますし、その車の性能もおかしいままになってしまいます。

それではこの先どんな故障に見舞われるかもしれませんし、まっすぐに走らせることもままなりません。
当然ながら安全性も失われてしまいますので、車としての価値が低くなっても当然です。

それでも最近はコンピューター制御のフレーム修正機などがつくられ、それによってひしゃげたフレームを正常に近い状態に戻すことができるようになりましたが、それでもあくまでも「正常に近い状態」どまりで完全に新車の時と同じ状態に戻すことはできません。
一度曲がってしまったフレームは、現在の技術を持ってしても二度と元に戻すことができないということです。
大きな事故を起こした場合ですとフレーム修正機でも直しきれないことがあり、ある程度まで直して後はほったらかしといった状態となりますがこういった車は買取店や中古車販売店では買い取ることはまずありません。

こうしてみるとわかるかと思いますが、「修復歴車」というものは「事故車」のひとつであるということで修復歴車も事故車ではありますが、イコールではないということは理解しておきましょう。

ここでお話しした内容をもっと詳細に解説している事故車や修復歴有り無しの判断基準という記事もありますので、詳しく知りたい方は読んでみて下さいね。

 

事故車(修復歴車)と一般車の売り方は全く違う

買取店や中古車販売店では、大型トラックやバス以外であればたいてい何でも買取ってくれます。
もちろん買取金額も気にしないのであればの話ですが、とりあえずは査定に持ち込んで値がついたらそれでOKをするだけで勝手に現金を振り込んでくれて、名義変更もしてくれます。

しかし、それはあくまでもそれらの車が健全な状態になっていることが条件で、事故を起こしてあちこちに損傷が残る事故車やフレームまで逝ってしまっている修復歴車は例外です。

買取店や中古車販売店は基本的にすぐに商品として転売するものだけを買い取るところで、商品にするために修理や何かしらの修繕作業を行わなければならないような車は好みません。
なぜなら買取った車を自社に長期間置いておくことでいろいろな経費が掛かるのと、すぐに転売して現金化しなければ業務を回すことが難しくなるからです。
自転車操業とまではいきませんが、買い取った車をスピーディーに現金化することは扱う商品の価値の高さやリスクの面からすると至極当然のことだったりします。
そのため1週間以上にもわたって自社の車として所有する形になり、その間に修理をしなければならない故障車や事故車、修復歴車ははっきり言ってありがたくないのです。

そこで買取店や中古車販売店は「何でも買取ります」といった都合上、はなから買取を断ることはできませんので、査定額を低くすることで売主自らが売却をあきらめる方向にもっていこうとします。

では、買取店や中古車販売店が嫌がる事故車や修復歴車はどこで売ればいいのでしょうかという話になりますが、これには2つの可能性があります。

 

輸出目的の買取業者

車によっては国内ではあまり人気がない割には海外で中古車が人気となるものがあります。
これにはいろいろな理由があるのですが、簡単にいえば日本の車の特徴である「故障が少なく丈夫で長持ち」ということと「性能がいい」ということがあるからです。
こういった理由で日本の車の中古車を好んで購入していく方の多くは東南アジアやロシアなど国産車がない、あっても性能や耐久性が悪い車しか作られていないといった国の方なのですが、日本人が中古車を選ぶ時の選び方とは全く違う視点で中古車選びを行います。

例えば、日本人が日本の中古車販売店で中古車を買おうと選ぶとなると車種や年式、走行距離、ボディカラーといったものの他にボディにあるキズやへこみの状態、キャビン内の汚れ、事故歴、修理歴、修復歴なども気にしながら選ぶことになります。
そのため、中身には全く問題がなくてもボディに錆が浮いていたり、大きくて深いへこみがあったり、爪が引っかかるような深い傷が入っているだけで価値がぐっと低くなってしまうわけです。

しかし、日本の中古車を好んで買う国々の方は違います。
とりあえずは日本人が中古車を選ぶのと同じように車選びをしますが、その方からすれば海外の車を買うこととなるわけで、中古車といえどもそれなりの高額な買い物となります。
そのため、できるだけ安く買いたいということで、多少のキズやへこみ、錆などボディの傷みや修復歴など実際の走行の大きな弊害がないものは無視するようになり、要するに「実用的に使える程度に走れば何でもいい」といったような視点で選ぶようになるわけです。
そういった視点で中古車選びをするのであれば、見た目や過去の経歴は悪いですが、安く買うことができ、とりあえず走らせることができる事故車や修復歴車というのはちょうどいい車になります。

こういった傾向があることから日本国内向けの中古車として売るのが無理なら、次に海外向けの中古車市場をあたってみる・・・こういった流れができたのです。
その流れにあわせた中古車ルートというものも確立されており、最近では大手買取チェーン店でも扱うようになりました。
輸出を目的とした車だけを買い取るという買取店も多く、そういうところでは一般の買取店で買取を拒否されたり、かなり安い査定額しか付けられないような事故車や修復歴車でもそれなりの値がついたりします。

 

事故車買取店

事故車買取店は自動車解体業者が副業的に行っていることが多く、一般の買取店では値がつかないような事故車や修復歴車などを買い取っています。
そんなもの買い取ってどうするの?・・・といいたくなりますがそういった車でもお金を生み出すことができるのです。

1つが中古部品の摘出です。
大事故を起こして車両火災で全焼とならない限り、相当な大きな事故を起こしたとしても必ず健全な形で残っている部分はあるわけで、その部分に付けられている部品も取り外しさえすれば再利用することができます。
例えば、正面衝突をして前半分がつぶれてしまったとしても、リヤコンビネーションランプやトランクリッド、リヤサスペンション、リヤウィンドウガラスなどは全く損傷を受けていないので、取り外してしまえば中古部品として販売することができるわけです。

更に取り外した部品をそのまま売るのではなく、リビルトパーツとして再生するためにリビルトパーツ屋さんに転売することもできます。

そして中古部品にもできない、リビルトパーツのベースにもできない部分や壊れてしまっている部分は分解して鉄とアルミと樹脂に分けてリサイクル材料として転売することができるため、事故車でも修復歴車でもそこそこ利益を生み出すことができるわけです。
いうなれば事故車買取店では、その車を「自動車」として買い取るのではなく「中古部品の塊・リサイクル材料の塊」として買い取っているということになります。

なので、自動車としての価値は全く踏まえられていませんので、買取金額はあまり高くはなりません。
しかし、一般の買取店で値がつかない状態とか数千円でしか買取れないといったような状態よりはまだましです。

 

事故車や故障車の買取ならこちら

 

売却前は車にお金をかけない!お金をかけずに出来ること

買取店や中古車販売店での査定は基本的にどれだけ新車の状態に近いのかといったことで判断され、新車により近い方が高い査定額を期待することができるものです。

新車の状態というのは当然ながらボディにキズやへこみなど一切なく、内部に至っても故障など全くない状態ですから、それなら査定を受ける前にこれまで付けてしまったキズやへこみ、壊してしまった部分を直して、新車同然にした方がいいということになります。

確かにキズやへこみを直して、エンジンオイル漏れやトランスミッションの調子の悪さを修理してからの方が断然、査定額は高くなり、高い金額で売却することができます。
しかし、果たして査定額を高くすることが目標でしょうか、買取金額を高くすることが目的でしょうか。
それは違います、その車を売って、より高い対価を得るために買取店とやりとりをしているわけで、ただ単に査定額の数字を大きくすることが目的ではないはずです。

 

要するに査定額を高くすることに目を奪われてしまい、それを実現するためわざわざお金を使ってしまうのは無駄だということです。
例えば、ボディにへこみがあるからといって鈑金屋さんで2万円かけて直したとしましょう。
それで査定に出せばそのへこみによる減額は一切ないことになりますが、へこみの修理をしないでへこんだままの状態で査定に出したとしても数千円の減額程度でたいしたマイナスにはならないのです。
早い話、2万円もお金をかけて直すほどのメリットはないということです。

これは何もへこみ修理だけではなく、エンジンの故障やサスペンションの故障、ボディのヨレなどに対する修理全般においても言えますし、一大イベントである車検に関しても全く同じことです。

車検が切れていて公道を自走できないような状態でも車検満了まで1年以上の猶予がある状態でも査定額の違いは高くてもたった数万円ぐらいで、かるく10万円ぐらいかかる車検をわざわざ取得する必要はありません。

基本的には査定を受ける前にお金がかかることを一切しないのが当たり前であると理解しておきましょう。
何かするのであれば、お金が全くかからないこととか自腹を切ってもたいして痛くない程度のことぐらいで、例えば洗車とか、キャビン内の掃除とか、コンパウンドで小傷消しをしたりといったもの程度で止めておくのが得策かと思います。

 

DIYは確実にマイナスになるのでやめておこう

マイカーを手にすると愛着からかいろいろと車に手を入れることがあります。
それにはチューニングやドレスアップ、実用性の向上といった目的で行われることが多いのですが、場合によってはそういったことが買取店や中古車販売店での査定でマイナスに働くことがあります。

例えば社外品パーツをつける時に両面テープを使って貼り付けるとか、既存の穴を使って取り付けるとか、既存のボルトとナットで共締めするといった形で取り付ける分には、車を売る際にその部品を取り外してノーマルに戻す際に傷をつけることなく、きれいな状態に戻すことができますが、DIYで何か取り付ける時に不要な穴をボディや樹脂パーツなどに開けてしまい、部品を取り外した時にその穴が残ってしまうと減額されてしまうことがあります。
特にボディパネルに穴が開いてしまっている場合はそこから水分が入り込んでしまうことや錆の発生などが懸念され、更には見た目も良くないことから減額される金額が大きくなってしまいます。
車をいじる時はそういったことを考えて何をどうやって取り付けるのか、それは自分でできるのかなどといったことをしっかりと考えてから取り付け作業をした方がいいでしょう。

それからボディのキズやへこみなどがある場合に自分で修理したくなるのはわからないでもないですが、よほど自信がない限り、DIYではやらない方がいいでしょう。
鈑金屋さんが修理をしているところを見ると簡単そうに見えますが、それは長年の経験と知識、そして専用の道具や設備があるからで、それと同じことを素人が自宅前の駐車スペースで短時間で行おうというのはかなり無理な話です。

特に最後の仕上げ作業となる塗装工程は意外と難しく、研磨作業などもきちんとやらないと他の部分と違う色合いになってしまって余計にその場所が目立つようになってしまいます。
キズやへこみなどがあってもたいした減額にはなりませんので、へたに手を出してひどい状態にするぐらいであればそのままの状態で査定に出した方がいいかと思います。

 

社外品などを装備していて純正品が残っているなら、それを伝えるだけで大きく違う場合も!

自分の車をチューニングしたりドレスアップする方も多いかと思いますが、査定を受ける時にはドノーマル状態の戻すことが求められます。
なぜなら買取店や中古車販売店が、オートオークションで高値で落札されるような不特定多数の人間に受け入れられるような車を好む傾向があるから、要するに何かに特化した車より大衆車が好まれるということです。

しかし、チューニングやドレスアップをしてしまうとそのオーナーの好みや趣味趣向が強く出ることになるため、それをそのまま中古車として販売したとしても偏った需要しか得ることができず、売れるまで時間がかかったり、売れ残ったりする可能性が高くなってしまいます。
ですので、売る時にはドノーマル状態に戻しましょうということが言われるわけです。

しかし、部品のなかには取り外すことができないわけではありませんが、取り外してノーマルパーツに付け替えるのに相当な手間がかかる、あるいはプロにお願いしなければならないので費用が掛かる、自分でできないことはないが面倒臭いし、やる時間がないといったことからドノーマル状態に戻せない場合があります。
その場合、そのまま査定に出せば多少なりとも減額対象となるわけですが、ノーマルパーツが手元にある場合はそれを査定の際に伝えることで減額が少なくなったり、減額されなくなる場合もあるようです。
要するにノーマルパーツがあれば買取店や中古車販売店でいつでもドノーマル状態に戻すことができるからです。

特にアルミホイール、車によっては必要以上にインチアップされる場合やデザインもメッキ部分が多い派手派手なものに付け替えられたりされることがありますが、その場合もノーマルのタイヤとホイールがあれば付け替えなくてもラゲッジスペースなどに積み込んでおいて、ノーマルパーツがあることを伝えれば恐らく減額はありません。

新しい部品を購入して付け替えるとついついもう二度と戻すことはないとしてしまい、ノーマルパーツを友人を上げてしまったり、オークションで売ってしまったりしがちですが、そのままの状態でいつでも元の戻せるような状態でとっておいた方がいいでしょう。

ちなみに、ここで言っているチューニングは一般大衆車に対してのお話しです。スポーツカーなど当たり前にチューニングが行われる車種はノーマルに戻す必要性はありません。

 

細かい話だけど、税金や保険の還付を知って手取り総額(内訳)を把握しよう

自動車は個人がたくさんのお金を払って購入し維持しているものですが、一部を除いて国に管理されています。
それは国土の上に作られた道路を走るためという理由があるからなのですが、もう1つ格好の税金徴収手段であるからです。
車1台買うにしても自動車取得税、自動車税、自動車重量税、消費税、自賠責保険料、リサイクル預託金などいろいろな税金やそれに準ずる費用が掛かりますが、買取店や中古車販売店で車を売却した時にこれらの一部が間接的に戻ってくることがあります。

 

還付されるもの

還付といえば税金ですが、買取店や中古車販売店で車を売却した、すなわち名義変更をしたことで税金が還付されるという法律は存在しません。
しかし、実際には買取店や中古車販売店のひとつのサービスとして自動車税が月割で還付される形になっています。

ただ、還付される一部の自動車税は、買取金額に含まれる形・・・これも買取店や中古車販売店の上手いところなのですが、「買取金額○○円、自動車税還付分××円」と明確に内訳を決めるのではなく「買取金額(自動車税還付分も含む)○○円」とすることがほとんどなのです。

これによって自動車税還付分を含めた金額をあたかも車の対価として売り側に言うことができるため、査定額を若干高めに言える、すなわち高く買取ることができるということを印象付けて自分の店舗で売ってもらおうとするわけです。
それを証拠に「自動車税還付分を除いた金額で査定額を出してください。」と言うといい顔をしなくなります。

ちなみに、売却による名義変更において還付される可能性(強制ではないのであくまでも可能性となる)があるのは、この自動車税だけで自動車重量税は帰ってくることはほとんどありません。

 

返金されるもの

名義変更によって返金されるものとして、自賠責保険料とリサイクル預託金があります。

自賠責保険は自動車保険のように人間単位にかける損害保険ではなく自動車単位にかける損害保険であるため、車は同じでもオーナーが変わった場合は1度、保険を打ち切りにして清算をする必要がありますが、自賠責保険料は新車登録時、あるいは車検時に車検満了期間分の保険料を前払いしている形になっているため、名義変更をした時から残りの分を月割(完全なる月割ではないが・・・)で返金される形で清算されることになります。
ただし、名義変更と自賠責保険は全く違う次元にいるもの同士であるため、名義変更手続きをしたからといって自動的に返金されるようなものではなく、自賠責保険として加入している損害保険会社において自賠責保険の名義変更手続きを取る必要があります。

それからリサイクル預託金ですが、これは廃車をした時に費用を前もって国に預けておくことで、廃車時の不法投棄などの違法行為をなくす意味合いで作られたものですが、このお金はその車の名義人となっている人間が支払うことになっており、売却したことで名義が変わった場合は新しい名義人から元の名義人に対してリサイクル預託金を支払うことでオーナーの持ち回りをすることが義務付けられているのです。

買取店や中古車販売店で車を売却した時は基本的に次の名義人は買取店や中古車販売店となります。
ということは買取金額とは別にリサイクル預託金を買取店や中古車販売店からもらう形を取ることになるのですが、ここでも買取店や中古車販売店はそのリサイクル預託金も含めた形で査定額を出してくるので、明確に「これがリサイクル預託金です」といった形でお金を受け取ることはありません。
ここでも上手くやるものです。

 

買取金額は車の対価ではない

このように買取店や中古車販売店で車を売却した時に、銀行口座などに振り込まれる買取金額は単純に車を売ったことに対する代金ではなく

買取金額=自動車の対価+自動車税の還付分+リサイクル預託金

といった形になります。
もしこういったことをフワ~とさせたくない場合は、それぞれを明確に出してもらうといいでしょう。
その方が買取金額が高くなったりしますのでおすすめです。

 

ローン残債を事前に確認しておくこと

自動車ローンで車を購入することがさも当たり前のようになっている現在ですが、自動車ローンは借金以外の何物でもありません。
当然ながら現金一括で車を買った時より制約があるわけで、その1つが信販系の自動車ローンを使った時の名義の担保です。
銀行系の自動車ローンの場合はそういったことはないのですが、信販系の自動車ローンを利用すると自動車を買った方がその車の所有者、持ち主ではなく持ち主は自動車ローンを組んだ信販会社となります。
そして車を買った本人はその信販会社から車を借りて乗らせてもらっている「使用者」となるのです。

ということはもうこの車に飽きたから、新しいモデルが出たから乗り換えるなどといった理由で、その車を売却することができないということになります。
それもそのはず、その車の持ち主は信販会社ですので、使用者が勝手にそのような大それたことをしていいはずがありません。
それならどうしたら売ることができるのかというと、要するにその車の所有者が自分ではなく信販会社であるからいけないわけですから自分が所有者になればいいのです。
それには借金を返済するしか手段はありませんが、自動車ローンを使って車を買ったぐらいですので所有者になりたいからといって、まとまったお金を払うことなどできるわけがありません。

しかし安心してください、買取店や中古車販売店では、車を売却した代金を自動車ローンの残額の一括返済に充ててくれ、名義を信販会社から本来のオーナーに切り替える手続きをしてくれるのです。
名義が自分のものになってしまえば売ろうが何をしようがオーナーの勝手です、自分から買取店や中古車販売店へと名義変更ができるようになりますので車を売却することができます。

 

ただ、ここで問題があります、自動車ローンの残額、ローン残債といいますが、このローン残債がその車の買取金額を上回っていたとしたらどうでしょうか。
例えば自動車ローンのローン残債が200万円あって、その車の買取金額が150万円だったとしたら買取金額だけではローン残債をすべて払いきることができず、名義変更をすることができなくなってしまいます。
この時のポケットマネーから足りない部分を補充することができればいいのですが、それもできない場合は売ることすらできないということになるわけです。

実はこういったことにも買取店や中古車販売店は対応してくれ、その足りない分のローンを組むことで名義変更を可能とする手段を持っています。
それが残債ローンというものです。

先程の例で言いますと50万円分が足りなかったので新たに50万円のローンを組んで借金をして、買取金額の150万円と新たに借りた50万円をあわせて200万円として自動車ローンの残債を一括で返済し、名義変更を行ってから売却、そして再度、名義変更を行うという形になります。

この時に重要なのが車を売却したいと思った時にあとどれくらい自動車ローンの残債があるのかです。
計画的な方であれば、返済予定表などを見ながらだいたいの残債を計算してだすことができますが、そうでない場合は自分では知ることができないので信販会社などに問い合わせる必要があります。
ただ、このご時世ですので、電話をして「あといくらぐらい残っていますか?」と聞いてもすぐに答えてはくれません。
信販会社に所定の書類や身分証明書類を添えた形で申請をする必要があります。

ローン残債と車の買取金額によってどういった方法を取るのかが変わってきますので、ローン残債がある方で車を売ろうと考えている場合は必ずローン残債額を確認しておきましょう。

 

買取りと下取り、選ぶべきは買取り

ここまで来て言うのも何ですが、買取と下取り、どちらがいいでしょうか。
そもそも買取と下取りの違いを明確にわかっている方も少ないのではないかと思いますので、ここでもう一度勉強しておきましょう。

 

下取り

下取りとはディーラーで新車を購入する時に今乗っている車を「下取り車」としてだし、その車の対価を新車購入代金の値引き額としてあてがうことで車を安く買う手段です。
あくまでも新車購入の値引きとして扱われますので現金の授受などは一切ありません。
従って新車購入無しで下取りだけというのは事実上ないことになります。

車の対価の決め方はそのディーラーの自動車メーカーごと、ディーラーごとに決めた下取り査定金額表を参照して算出されます。
この辺は買取店が参照するレッドブックやレッドブックを元にして作られた業者ごとの買取査定金額表などを見て査定額の基本値を決めるのと同じですが、下取りの場合はその査定金額表にかかれている金額を重視し、実際の車を見た時のボディの傷みとかキャビンの汚れなどはあまり影響しません。
基本となる査定金額も車種、グレード、年式、走行距離、ボディカラー、メーカーオプションの有無などによって単純に決められており、買取店での査定のように中古車市場の値動きに左右されることもあまりないと言えるでしょう。

それによって買取店などとの査定額と大きな差額が生まれることになり、それによって下取りに出される台数が少なくなってしまったことから最近では中古車市場の値動きに同調した査定額を出すようになり、買取店の買取査定額にかなり近い数字を出すようになってきたと言われますが、まだまだ安いというのが現状ですね。

 

買取

買取は買取店、中古車販売店などで消費者から車を買い取るといった手段のことを言い、車の対価として現金を手にすることができます。
買取は下取りのように「新車購入」とは全く別の次元の作業ですので、新車を買おうが買うまいが関係なく、車と現金の引き換えをするだけという形になるということです。

車の対価の決め方は中古車市場の価値を掲載した通称「レッドブック」と呼ばれる機関紙に記載された金額を参照にして、業者独自で作成した買取査定金額表を見て基礎となる金額を決めます。
そして、実際に車を見た時の車の傷み具合、故障具合によって、減額していく形で最終的な査定額を提示することになります。

下取り査定と比べて、車の状態による減額幅、中古車市場の価値の変動によって査定額が大きく動くことがあり、タイミングを逃すと損をしてしまうことになる可能性を秘めていますが、買取業者は車を買い取ってそれを転売することだけで利益を得るところですので、買い取ることができないと死活問題につながることになることから、積極的に買取台数を増やすために下取り金額と比べると高めの査定額が出されることが多いでしょう。

 

下取りと買取は同じではない

このように下取りと買取には明確な違いがあるわけですが、いろいろなWebサイトを見てみると意外とこの部分を間違っているものがあります。

  • 「買取店で下取り価格を上げる方法」・・・買取店とディーラーって裏でつながっているのかぁ、知らなかった!
  • 「買取店で下取りをした方がお得!」・・・最近の買取店は新車も売っているのかぁ・・・。
  • 「ディーラーでの買取価格相場」・・・ディーラーって買取もできるのか・・・

こうも言いたくもなります。

上記のような「うたい文句」はありえません、そもそも買取は買取店や中古車販売店で行うこと、下取りはディーラーで行うことです。
この2つをごっちゃにしているようでは、そのWebサイトの記事は知らないことをさもありげな形で掲載している信頼性の無いものであることがわかります。

それから下取りと買取とでは得られる対価に若干の違いがあり、一般的に中古車として売ることができるような車の場合では買取店や中古車販売店での買取の方が確実に高くなります。
特別な事情がない限り、この関係はほぼ確実なものとなっていますのでこれを同じとして見るのはまずいです。

もっとしっかりと「買取の方がメリットがある」と言い切るべきだと査定バカは思いますね。

 

だけど価値がない車と買取店に言われたら下取りで値引きに盛り込もう!

ほとんどの場合、新車を買う時には下取りに出すより買取をしてもらった方が高い対価を得ることができるものですが、年式が10年落ち以上の古いものとなっている、走行距離が10万キロをオーバーしている、車の状態がひどいことになっている、人気が全くない、故障がとにかく多いトヨタのハイブリッドモデルだ・・・などといった理由が組み合わされた場合に時として買取店では値がつかなくなることや、たった数千円、数万円といった査定額になってしまうことがあります。

一方で、その車を新車を買うディーラーでダメもとで下取り査定に出したらなんと10万円の査定額がつく、こんなことも実はあることなのですが、これは買取店の買取とディーラーでの下取りで目的に違いがあるからです。

 

買取店はあくまでも中古車の仕入れという形を取っていて、転売先となるオートオークションの人気傾向、はたまたそのオートオークションで車を競り落としていく中古車販売店の人気傾向、そして更にその中古車販売店で中古車を買っていく消費者の需要傾向を踏まえて車の買取をしなければなりません。

人気の高い車はどんどん買取をしなければなりませんが、人気ない車ははっきり言っていらないというのが買取店の考えであるわけです。
そういった中で考えてみると10年落ちオーバー、10万キロオーバー、キズだらけ、へこみだらけ、月間平均で500台も作られないモデル、新車保証がなければ破産してしまうトヨタのハイブリッドモデルなどは中古車としての商品価値が低く、できれば買取をしたくないと言うのが本音です。
その意思が表れているのが査定額で、気持ちで数千円や数万円といった査定額を出すか、明確に「いらない!」ということを表すために買取を拒否するわけです。

対してディーラーでの下取りは、下取りをしてその車を転売することがディーラーの本来の目的ではありません。
ディーラーの仕事は「新車を売ること」、これを達成させるために何でもします。
その「何でも・・・」に含まれるのが下取りで、通常では全く価値のつかないようなものでも半ば無理やり価値をつけ、それを値引きとして扱うことで新車を買う人にメリットを持たせることで新車の購買意欲を増そうとするわけです。

しかし、ほとんど価値のないような車を下取りして、それをどうするのか?ということになりますが、状態がいいものは修理などをして、多少高めな値をつけたディーラーや自動車メーカー認定の中古車として販売したり、それができない場合でも修理の代車とか、営業用の車などに利用しますので、ディーラーがすべてを背負いこむということではないようです。

もし、買取店や中古車販売店で「価値がつきません」「買取できません」といったことになり、新車を買う予定があるのでしたら、無理して買取ではなく下取りを選び、値引き額を上げることに活用した方がいいかもしれません。

 

査定から売却、入金までの基本的な流れと期間

細かいところをきちんと知る必要がありますが、「車を売ろうかなぁ・・・」と思った時から現金を手にするまでの一連の流れも知っておく必要があるでしょう。
また、査定の前にやっておくべき事もありますので、その辺りも合わせて見ていきましょう。

 

自分の車のことを復習する

「売る前になって何を今さら・・・」

こう思う方もいるかもしれませんが、実はこれは非常に重要なことです。
買取店での買取金額とは、中古車市場の価値から買取店側の利益と費用を差し引いた金額で、元となるのは中古車市場での価値です。
その中古車市場での価値は基本的に車種、年式、走行距離で基礎となる額が決まり、更に中古車市場での人気傾向によって上下する形で決まります。
車種や年式、走行距離といったものはおのずと決まってしまう事柄であるため、あとから変えることはできませんが中古車市場での人気傾向は、芸能人の人気ランキングと同じように後からどんどん変わっていくものです。

その部分を知るためには、これから売ろうとしている自分が車が中古車市場でどういう扱いをされているのか、得てしてそれは新車市場での扱い、日本の自動車界の中での扱いにほぼ比例しているので、それを知ることでその車がどれだけ珍重されているのか、どれだけ不要とされているのかなどといったことがわかるわけです。

 

こういう例があります。
1000万円も出して購入した高級輸入車を売ろうとしたAさん、3年落ちで車検前でしたが1000万円もする車ですので、さすがにそんなに安くはならないだろう、安くても800万円ぐらいにはなるだろうと予想して査定を受けたなんと300万円にもなりませんでした。
これは「輸入車は壊れやすく、価値が低い」ということを知らなかったばかりにがっかりしたパターンです。

それから国産車だけを見てもこういった例があります。
今流行りのハイブリッドカーのプリウス、燃費も良くて税制面も優遇されるということで人気がありますが、それを購入した方がまだ高いうちに売っておこうということになりました。
人気が高いから1年落ちでも200万円ぐらいにはなるだろうと思って査定に臨んだらなんと110万円にしかならず買取店に文句を言ったら・・・

「トヨタのハイブリッドカーってとにかく故障が多いから中古車は人気がないので高く買えないのですよ」

といわれました。
自分の車が中古車市場でどう見られているか知っていればこんなことで悔しい想いをしないですんだはずです。

 

それからこれは車の性質を知らなかった方が大恥をかいたパターン、トヨタのC-HRですがクロスオーバーSUVとして販売されていますが中身はプリウスとほぼ同じ、クロスオーバーSUVらしく多少の悪路走破性も持っていない「なんちゃってクロスオーバーSUV」として作られているのに、クロスオーバーSUVだからといってSUV専門店で査定を受けたら・・・

「トヨタのハイブリッドカーはすぐ壊れるし、第一この車はSUVでもないし、クロスオーバーSUVとしても見ることができないから当店では安くなってしまいますよ」

なんてことを言われてしまいました。
これも世の中の風潮に左右されずに自分の車をきちんと理解していれば、「なんちゃってクロスオーバーSUV」をSUV専門店で売ろうとするといった暴挙に出ることもなかったはずです。

要するに自分の車が中古車市場でどう見られているか、どれくらいの価値が付けられているのかということがわかっていなければ高く売ることなど決してできず、買取店に大きな利益をもたらす「カモ」となってしまうということを理解しておくべきで、そういったことにならないにともう一度、自分の車のことを勉強する必要があるというわけです。

 

自分の車の価値を知る

自分の車がどういう車であるかということを再確認したら今度は具体的にどれくらいの金額で買取がされているのかのということを知りましょう。
これは今後査定をした時に出された査定額が、まともなものなのか妥当な金額なのかを判断する時に必要となります。

例えば、何も知らないで査定を受けて、査定額が100万円となっても果たしてそれが妥当な金額なのか、高額買取をうたっているほどの高い金額なのか・・・といったことが全く分からないと思います。
しかし、前もってその車がいくらぐらいで買い取られているのかということがわかれば、その買取店の判断基準がわかりますし、それだけでなく極端に安ければ利益重視の悪質店舗であることがわかります、極端に高ければ再査定でガッポリと減額してくる詐欺まがいの買取店であることがわかるといったように、その店舗の健全性まで知ることができるのです。

ではどうやってその金額を知るのかということですが、残念ながら文明の利器であるインターネットを使って調べても正確な金額は出てきません。
出てきたとしてもそれは、買取店のいわゆる宣伝広告的なWebサイトによる本来の買取金額より2割以上、はるかに高いいい加減な金額です。

それからこれは後述する買取店選びにもつながることなのですが、インターネット上にある多数の無料一括査定サイトを利用して実際に買取店や中古車販売店から暫定的な査定額を聞くという方法、この方法はいい加減なWebサイトに記載されている金額よりぐっと信頼性が上がりますが、これも自分のところで査定をしてもらいたいがためにかなり高めの金額を暫定査定額として知らせてきますし、現在は実車を見ないと価格は提示できないと言われることも多いと思います。
オンライン査定も同じで、入力したデータでわかる範囲で一番状態がいいものの査定額を知らせてきますので、特に事故を起こしていなくても、故障がなくても実際に人に乗られている車はいわゆる経年劣化があるわけですから、この金額には絶対になるわけがないと言うのが実情です。

といって、買取店に電話して、「これこれこういった車っていくらで買取ってくれますか?」と聞いたところでまともに取り合ってくれないばかりか、そこから査定を受けるような営業活動をされてしまいます。

はっきり言えば、具体的な買取金額を知るすべはありません。
しかし、得ることができるデータから以下のように推測はできます。

  • 買取金額・査定金額が掲載されているWebサイトの金額の2割引程度
  • 一括査定サイトを利用してえた暫定査定額の2/3程度

といった感じです。

 

店舗選び

自分の車がだいたいいくらぐらいで売ることができるのか、ということがわかったら次は売る場所を探します。
買取店、中古車販売店などいろいろな場所がありますが、とりあえず売ることができればいいと思っている方であればどこでもいいでしょう、何かと利便性の高い近くにある買取店に飛び込めばいいと思います。

そうではなく、できるだけ高い金額で売りたいと思っている場合であれば、この店舗選びは非常に重要です。
方法としてはインターネットを駆使していろいろな買取店、中古車販売店を探して、問い合わせやオンライン査定などを行ったり、一括査定サイトを利用してたくさんの買取店・中古車販売店とやり取りして、暫定的な査定額を知り、そこから店舗選びをしてもいいでしょう。

しかし、ここで大事なことはあまりにも査定額にこだわらないということです。
「高く売りたいから暫定的な査定額も高い方がいい」
こう思うのは至極まっとうなことだと思いますが、いきなりとんでもなく高い暫定査定額を提示してくるところは明らかに客引き目的であることがわかり、実際に査定をしたらやたら細かくチェックをしてどんどん査定額を下げていったり、契約後再査定でなんだかんだ文句をつけて、一般的な買取金額よりかなり安い金額しか振り込んでくれないということになる可能性があります。

暫定的な査定額も大事ですが、問い合わせをした時の電話の態度、メールの文脈などもみて、どういう店舗であるのかということもしっかりと吟味するべきでしょう。

 

査定を受ける

2~3店舗ほど選んだら実際に査定を受ける形になりますが、ここからはある程度スピーディーに動かなければなりません。
なぜなら査定額というものは「水もの」で、ある一定の期間を過ぎると大きく変わってしまう可能性があるからです。

査定には2つの方法があります。
その1つは昔ながらのやり方で、買取店や中古車販売店の店舗に車を持ち込んで査定を受ける方法で、あらかじめ日付と時間を予約して持ち込むパターンと飛び込みでも受け付けてくれる店舗であれば予約なしで持ち込むパターンがあります。

そして、もう1つは出張査定と呼ばれるもので、日時を指定したうえで買取店の営業マンが自宅や指定した場所まで来てくれて、その場で査定を行うというものです。

 

現状ではほとんどの方が出張査定を利用しているので、店舗での査定は行われていないかのように思われてしまいがちですが、店舗での査定ももちろん行われており、自宅に訪ねられることを嫌う方、近所の目が気になる方などから利用されています。
店舗査定と出張査定どちらがいいのか、どちらが査定額が高くなるのかということはほとんど差はないでしょう。
自分の都合に合わせて利用するといいですね。なお、複数社同時に査定を受ける場合は出張査定しか選択肢はありません。

そして、査定額が出されたらすぐにOKを出すのではなく、とりあえずは値上げ交渉に入ります。
値上げ交渉を行いこれ以上高くなる可能性がないと判断したら、他の買取店や中古車販売店の査定を受けるのであれば一度引き取って、他に査定を受ける予定がない場合もできれば引き取って、家に帰ってから冷静な判断をした方がいいかもしれません。
その場合、買取をしてもらう返事は遅くても1週間以内、できれば3日以内にした方がいいでしょう。
査定額は中古車市場での相場によってコロコロ変わるものですので、あまり時間を置いてしまうと相場の価値が変わってしまったり、もう一度査定を受けなければならなかったりすることもあり、面倒なことになってしまうことがあります。

 

売買契約をする

査定額に納得が言ったら売却の手続きに移ります。
売買契約を結んで、必要書類と車の引き渡しを行いますが、契約書の条文はサインをする前に必ず確認しておきましょう、特にキャンセル規定などを確りと理解しておいた方が良いですね。書いている内容の意味が分からなければ、担当者にきちんと確認しておくことも忘れずに。キャンセル規定をなぜ理解しておいた方が良いのかは、買取店に対してキャンセルをする場合に知っておきたいことで詳しくお話ししていますので、参考にしてみて下さい。

 

入金を待つ

売買契約を結んだらあとはお金を手にするだけです。
売却代金の入手方法は昔は現金払いというところもありましたが、最近では再査定をする都合上、契約日の翌日以降に指定口座への振り込みで行われることがほとんどです。

その際に売買契約書にかかれている金額より安い金額が振り込まれることがありますが、それは再査定で減額するポイントが見つかったことによるもので、それ自体も契約書にかかれていることですので文句は言えないことになります。多くの買取店では減額があった場合は事前に連絡があるはずです。

 

細かく書かれているけど契約書は確認する!だけどどこを見れば良いか分からないあなたの為に最低限見るべき条項はココ!

どんな世界のものでも契約書というものは見にくくわかりにくいものです。
わざと難しい言葉を並べてだまそうとしているのかと思うくらい日常では絶対に使わないような言葉を並べてくるので厄介です。
しかし、多額の金銭と自動車を保有する権利が絡んでくることですので、売買契約書の内容はきちんと読むべきでしょう。

とはいってもすべての文章を読むのは面倒臭いものです。
そこで、すべてでなくとも最低限ここだけはきちんと読んで理解したうえで印鑑を押してもらいたい、というところを上げてみたいと思います。

 

売買金額

これは一番大事なところです。
いくらで車を売ったのかという金額が明示されていますので、それを確認します。
その際に同時に内訳も確認します。
買取店では一般的に前納した自動車税を月割で返金してくれるサービス(法による強制力はないので還付ではない)を行っていますが、明示された買取金額にそれが含まれているのか、いないのかを確認しておく必要があります。
これは査定を受けて査定額を出された時にその査定額に自動車税の返金分が含まれているのか、いないのかということを確認したうえで売却のOKを出した際に、その約束がきちんと反映されているのかということを確認するためです。

例えば査定の時に何も言わないで査定を受け、それで100万円といった査定額が出された場合、通常は自動車税の返金分も含めた金額となり、仮に自動車税の返金分が1万円だったとして、

自動車税の返金分1万円+自動車の価値99万円=100万円

となり、売買契約書には

「金額:100万円(自動車税の返金分含む)」

といった形になりますが、査定を受ける際に「自動車税の返金分を除いて査定額を出してください」といって、お互いが確認の上で100万円と査定額が出された場合は

自動車税の返金分1万円+自動車の価値100万円=101万円

という形にならなければおかしいですね。
買取店の中にはそういったことをあたかもなかったかのようにしてしまうところもあるため、契約書の金額がどういった内訳になっているのかを確認して、約束がきちんと反映されていない場合は「特記事項」欄などに文言を追加して約束を果たしてもらわなければりません。

これと同じことが所有者が持ち回りで支払うことが義務付けられているリサイクル預託金にも言えます。

 

支払期限・支払方法

これは売買契約に基づいた売却代金がいつまでに、どういう形で支払われるのかということです。
通常は売買契約から2日から7日以内、売主指定の銀行口座への振り込みとなっていることが多く、実際には何もなければ翌営業日に振り込まれるという形になりますが、場合によっては提出書類がそろってからとか、一方的に1週間後とされてしまうこともありますので必ず確認を取りましょう。

 

キャンセル

「キャンセルするぐらいなら契約するな」といいたいところですが、もし万が一、不可抗力でやむを得なくキャンセルしなければならないこともありますので、この部分もきちんと確認しておきたいところです。

ただ、キャンセルについては悪徳業者がキャンセルを利用して多額のキャンセル料の支払いを求めるなどのトラブルが多発していたことから業界団体も神経質になり、法律的にも一定の条件が揃わない限りキャンセル料の支払いを求めてはならないとされたことから基本的に売買契約後7日以内のキャンセルはキャンセル料などが発生しないようになりました。

売買契約書にもそういったことがかかれているはずですので、それがあるかどうかの確認だけはしておきましょう。
稀に独自にキャンセル方法などが書かれていることや別紙でキャンセルについての説明書類などが用意されることもありますのでそれも漏れなく確認します。

 

再査定

これは何も言わなければ必ず行われるものです。
再査定とか二次査定などといわれますが、売買契約後に再度査定を行い、その際に出た査定額と事前に行った査定による査定額に違いがある場合は、再査定での査定額を適用することができるというものです。

要するにオーナーが見ている前で行われた査定で出された査定額より、売却金額が明記された売買契約を取り交わした後にオーナーがいないところで査定を行った時の査定額の方が優先されるということです。
売る側からすれば、理不尽な話であるわけですが、このことは売買契約書に書かれていることですので、それに印鑑を押したということはそれを認めたということになるわけですから、仮に金額が安くなったとしても文句は一切言えません。
まずはその確認をすることが重要です。

そして1つ、査定額が提示されてその金額でOKを出す際に「再査定を行わない、再査定による減額をしない」ということを約束の上、OKを出した場合はその文言を契約書から削除してもらわなければなりませんのでそれの確認も必要です。

 

特記事項

特記事項欄には契約書の定型文書以外に何かしらの文言を追加したり、文言の削除理由、文言の変更などを記入する欄で、売主側、買主側双方の売買契約書に同じ文言が書かれてそれに対する変更を認める印鑑が押されていなければなりません。

契約に至る前に口約束をしたことが、ここに書かれることで初めて法的に認められた約束になるわけです。
それがきちんと書かれているか、双方の契約書に同じ文言が書かれているかを確認しましょう。

 

先ほどもお話しした様に、契約書の約款は細かい字で尚且つ普段使わないような分かり難い言葉を使っているので、初めて見る方は敬遠してしまいがちですが、買取額を交渉して決めることよりも、この契約書に書かれている約款を理解することの方が大事なことだと理解しましょう。どんなに買取額が高く決まったとしても、この契約書の内容次第でひっくり返されてしまう可能性もあるのです。ですから、最低限として前述した項目は理解するようにして下さい。

 

当たり前だけどキャンセルするなら契約しないこと!冷静に大人な判断を。

買取店や中古車販売店で車を売却するという行為は法的に認められた売買契約を締結するということです。
それを身勝手な理由で破棄しようとする、要するにキャンセルするということは特別な理由がない限り、迷惑この上ない行為です。

買取店や中古車販売店も商売ですので、車を買い取った時点ですぐに転売する準備にかかります。
契約書の一項目として数日間は無償でキャンセルできますとなっていることが多いのでキャンセルできないことはありませんが、買い取った側は既にいろいろと動いていることは事実です。

その中でキャンセルをする、それも身勝手な理由でとなると買取店や中古車販売店も気持ちの良いものではありません。
これは法的にキャンセルできるできないではなく、人として迷惑をかけないようにしましょうということで、お互いに気持ちの良い取引をするために心がけておかなければならないことだと思います。

買取店や中古車販売店での売買契約は基本的にキャンセルはなし、特に他の買取店の方が高く買取ってくれそうだからとか、やっぱり気が変わったといったような個人的で勝手な理由でのキャンセルは絶対にしてはいけません。

そうならないためにも査定を受けるまではいいとしても、売買契約書に署名・捺印をする際はよく考えてから行うようにしましょう。

 

契約が決まったら、その買取業者の売却後の流れを確認しておこう

査定を受けて納得のいく金額が出た、そうしたら次は売買契約の締結となります。
売買契約の締結は、売主、買主が売買契約書の内容に目を通し、それを確認したうえで署名と捺印をするだけですが、その前に契約後にどういった流れで売買を完了させるのかということも確認しておくべきです。

スムーズな流れとしては・・・

契約書の作成→必要書類の提出→契約の締結→車の引き渡し→翌日以降、売却代金の振込→名義変更手続き

といった形になることが多いかと思いますが、例えば必要書類を持ってきていない、用意できるのは明後日となったとなると・・・

契約書の作成→契約の締結→車の引き渡し→明後日、必要書類の提出→売却代金の振込→名義変更手続き

となりますし、更に車の引き渡しを書類提出まで待ってもらうとなると・・・

契約書の作成→契約の締結→明後日、必要書類の提出→車の引き渡し→売却代金の振込→名義変更手続き

といった形になります。

車を売却するにしてもいろいろなパターンがありますので、状況にあわせて店舗側にどういった流れで進めていくのか、どのタイミングでどういったことが行われるのかということを聞いておいた方がいいでしょう。

 

査定時に最低限必要な物と売却時に必要な物

今さらながら査定を受ける時に必要となるもの確認しておきましょう。

既に売却期限が決まっていたり、急ぎの場合は事前に用意しておくことで売却後の流れがスムーズに運びますよ。

 

査定を受けるために必要なもの

  • 車検証:自動車の戸籍謄本みたいなもので、自動車に関わる手続きをする際には必ず必要になります。グローブボックスなどに入れられている車検証入れなどに入っていると思います。
  • 点検記録簿:点検記録簿はこれまでにディーラーや整備工場などで受けた法定定期点検の記録が書かれているもので、これが書かれていることで「きちんと点検を受けている整備状態の良い車である」ということをアピールすることができます。

 

売買契約を見越して用意しておいた方がいいもの

  • 自賠責保険証書:いわゆる「強制保険」と呼ばれる自動車を登録し、行動を走る際に必ず加入しなければならない損害保険の証書です。有効期限内のものが必要となります。
  • リサイクル券:リサイクル預託金を支払っていルことを証明する書類で、これがあることで売買契約後にリサイクル預託金の返金を受けることができます。ただし、査定額に含まれてしまうことが多く、うやむやにされてしまいがちです。
  • 印鑑登録証明書(住民票):これは売買契約後の名義変更手続きに必要になるもので、登録車は印鑑登録証明書が、軽自動車は住民票がそれぞれ必要です。ちなみに車検証と現住所が違う時などは登録車でも住民票が必要になることもあります。
  • 実印(認印):これは名義変更の手続きのためと買取店や中古車販売店での売買契約書に捺印するために必要になります。基本的には登録車は実印、軽自動車は認印ということになりますが、買取店や中古車販売店によっては軽自動車でも名義変更のためではなく、売買契約に実印を必要とすることがありますので、その場合は認印と実印の両方が必要です。

 

個人売買やオークション代行はダメ!

買取店や中古車販売店で売却する以外に、個人売買やオークション代行という手段を取る方もいると思います。
どちらの方法も内容を具体的に見てみれば、買取店や中古車販売店で車を売るよりもメリットがあるように見えますが・・・。

例えば、個人売買は買取店や中古車販売店、それから中古車オークションなどにかかる費用がないため、売る方も高く売れる、中古車を買う方も安く買えるというように見えますし、業者しか参加することしかできない中古車オークションに直接参加することができるということから、こちらも何やら高く売れそうな気がしますが、それぞれに以下のようなデメリットも存在するのです。

個人売買・・・

  • 買ってくれる相手を見つけるのが大変
  • 金額交渉が面倒
  • 金銭の支払いでトラブルが多い
  • 法的な手続きである名義変更などに手間がかかる、トラブルが多い
  • 個人情報が垂れ流しになる可能性がある

オークション代行・・・

  • 買取店や中古車販売店の中間マージン同様に手数料としてお金がかかる
  • 必ずしもすぐに落札されるとは限らない
  • 再出品ごとにお金がかかる
  • 再出品ごとに出品価格が安くなる
  • 再出品が続くと相場より安い金額でオークション代行業社が買い取ろうとする、結果的に買取りよりも安くなってしまう

などといった、こちらにとっては嬉しくないことが起こる可能性があります。

なんとなく言われていて全く保証の無い「高く売ることができる」というメリットを天秤にかけた場合、どちらが重たいかということを考えていただきたいです。

やはりデメリットが大きいので、買取店や中古車販売店で売却した方がいいと査定バカ個人的には思いますが・・・

 

こんな車は頑張って交渉しなくても自然と高く売れる

買取店や中古車販売店で車を売る時にできるだけ高く売ろうとするのは世の常ですが、そのために情報を集め、いろいろなことをして高く売れるように努力をしているのではないでしょうか。

しかし、世の中にはそういった努力もせず、普通にそのまま査定を受けただけで高額買取を実現することができるものがあるのです。

 

スポーツモデル

昨今のエコブームの影響によってパワーや走行性能より燃費という傾向が強くなったことから、買う自動車メーカーは燃費性能を高めることが事実上無理であスポーツモデルの生産に乗り気ではありません。
生産している、販売しているものがあっても一部のモデル以外は「なんちゃってスポーツモデル」であってパワーもない見た目だけのスポーティーモデル、ドレスアップモデル以外に何物でもないのです。

だからと言ってスポーツモデルの需要が少ないのかというわけではなく、それなりに燃費が悪くても走りを楽しめる車が求められています。
需要があっても新車市場では選択肢がかなり少ない、2018年現在でいえば日産のGT-R、フェアレディZ、ホンダのNSX、S660、スバルのWRX STIの中から選ぶしかない状況で、更にS660を除けばどれも価格がかなり高いのでスポーツモデルに一番興味をもつ若年層が買うことができないのです。

そこで新車市場から中古車市場へと目を移して、少し前のスポーツモデルを買おうとします。
これによって現在の中古車市場ではスポーツモデルの人気が高く、それによって価値が高まっていることから高く売ることができます。

 

大型ミニバンの廉価モデル

ファミリーカーの王様といえる大型ミニバン、これも高く売ることができる車のひとつなのですが、そうなるのはすべてのモデルではなくエンジン排気量の小さい方のモデル、要するに廉価モデルだけとなります。

大型ミニバンには、日産のエルグランド、トヨタのアルファード・ヴェルファイア兄弟車、エスティマといったものがありますが、エルグランドでは3.5リッターエンジンモデルの他に2.5リッターエンジンモデルがあり、アルファード・ヴェルファイア兄弟車には3.5リッターエンジンモデルやハイブリッドモデルの他に2.5リッターエンジンモデルが、エスティマは3.5リッターエンジンモデルの他に2.4リッターエンジンモデルと価格を安くした廉価モデルとしてエンジン排気量の小さなモデルも用意されています。
これらは車両価格が安いというメリットだけでなく、自動車税が3.5リッターエンジンモデルと比べて2ランク下となり、税額がぐっと安くなるというメリットもあるわけですが、それが新車で車を買うことができない・・・要するに経済的な厳しさを持っていることから中古車でしか車を買えない方にはかなり大きなメリットとして見えるわけです。

それが3.5リッターエンジンモデルやハイブリッドモデルではなく、廉価モデルの人気が高くなる、要するに高く売ることができる理由です。

 

中型ミニバンのガソリンエンジンモデル

ファミリーカーであるミニバン、その中で一番ミニバンらしい大衆性を持って売るのが中型ミニバンです。
日産のセレナ、トヨタのノア三兄弟、ホンダのステップワゴンあたりがそうなのですが、これらのモデルも中古車価格がこなれていること、子供が大きくなるまでの短期間しか使わないことなどといった理由から、中古車市場で大人気となっており何もしなくても高く売ることができます。

ただし、すべてではありません、高くなるのはガソリンエンジンモデルだけです。
例外としてセレナのS-HYBRIDモデルは簡易型ハイブリッドモデルですのでガソリンエンジンモデルのひとつとして考えます。
要するにトヨタのノア三兄弟に用意されている3代目プリウスのハイブリッドシステムをそっくり移植して作られたものは高く売れないということです。

その理由は、何かの力が作用してあまり表に出てきませんが、実際のところかなり故障が多いこと、思ったより燃費性能が良くないことがわかっているからです。
経済的な面が大きく左右する中型ミニバンクラスですから、こういったことは中古車でも強く影響を受けます。

これ以外の中型ミニバンであれば意外と高い金額で売ることができるでしょう。

 

ライトバン

商用モデルとして使い勝手の良いライトバン、中古車市場でもかなり人気が高くなっています。

その理由はライトバン自体が趣味の車であったり、自分が好きで買うような車でなく、仕事で必要になるから仕方なく用意しなければならないという性質を持っているからです。

  • 「自分のための車ならお金を費やすが、仕事のための車にはお金をかけない」
  • 「荷物が詰めて、そこそこ走ればいい」

こういった考えを持つ方が多いことからわざわざ高い新車ではなく、中古車から選ぶという流れができているわけです。

 

SUV・クロスカントリー4WDモデル

SUVといっても最近はやりのクロスオーバーSUVでは、SUVの定義に完全に一致した正真正銘のSUVのことですのでお間違いなく・・・クロスオーバーSUVは掃いて捨てるほど出回っていますので、軽自動車よりも安くなります。

SUVやクロスカントリー4WDモデルは・・・といっても現実的にクロスカントリー4WDモデルとしてはランドクルーザーとジムニーだけ、SUVとしてもランドクルーザー・プラド、FJクルーザー、ラッシュ、ビーゴ、デリカD:5ぐらいしかここ最近は出回っていませんが・・・これらのモデルはスポーツモデルと同様に車種が非常に少なく、選択肢がないことから中古車市場も台数が少ないことで価値が高まっています。

特にクロスオーバーSUVが大量に出回るようになったことで、本当のSUVやクロスカントリー4WDモデルを求める声が大きくなってきていることから最近はこの傾向が強く出ています。

 

軽自動車

高く売れるといってももともとの価値が低いので新車販売価格と比較して割合的に高く売ることができるといった程度ですのでお間違いなく、金額的にはあまり高くはなりません。

軽自動車は言わずと知れたコストパフォーマンスの高い車です。
当然ながら中古車市場でも経済的に厳しい方でも購入できる金額で売られていることが多いので人気は高まっています。

 

海外向け:1500ccクラス大衆セダン

日本ではあまり人気の無い小型セダンモデル、カローラとかグレイスとかラティオといった車のことですが、日本に近い海外、東南アジアではこれが大人気となっています。

人気の秘密はとにかく耐久性が高いこと、そして粗悪なガソリンでもそこそこ走ってしまうこと、そして1500ccであれば税金が安くなることなどメリットがあるからです。
なので、ハイブリッドモデルではなくガソリンエンジンモデルだけとなります。

日本国内では価値が低いものでも海外で人気が高いことから、それにつられて価値が高まるといった感じです。

 

海外向け:ワンボックスバン

これも小型セダンと同様に国内での本来の人気は高くないのに海外での人気につられて国内でも価値が高まってしまったというパターンです。
いわゆる商用大型バンとよばれるもので、日産のNV350キャラバンやトヨタのハイエースバンといったモデルです。

東南アジアでは経済的に1台の車を買うのもやっとで、買った車をそれこそ乗りつぶすまで乗り続けます。
その中で必要となるのは故障しにくいこと、耐久性が高いこと、故障しても簡単に直せること、万能であること、質の悪いガソリン、軽油でもきちんと動くエンジンを搭載していることです。

これらすべての条件を満たすのが日本製のワンボックスバンで東南アジアではかなり人気があります。
そのためワンボックスバンが中古車として売りに出されると、高い値が付く海外へどんどん輸出されてしまうことから日本国内に残る台数が少なくなってしまうために希少価値がつくことで価値が上がってしまうのです。

しかし最近では、海外需要の高さから「ワンボックスバンが高くなる」という情報が広まり、それを目当てにワンボックスバンを買う方が急増してしまったことから海外需要も国内需要も満たされた形となってしまったため、安くはありませんがだいぶこなれてきました。
この価値の低下傾向はハイエースバンに強く出ています。

 

トヨタのハイブリッドモデルは意外と安くなる

何もしなくても高く売ることができるモデルがあるのであればその逆もあるということになりますが、ここ最近のモデルの中でそれが言えるのはトヨタのハイブリッドモデルです。

これはそもそも中古車として車を買う人が何を最優先しているのかということでわかると思います。
まずどうして新車ではなく、中古車を買うのか?
一部のスポーツモデルなどでは新車で買うことができないものが中古車で買えるというまっとうな理由がありますが、それ以外の一般的なモデルでいえば、新車を買うほどのお金がない(勿体ない)、自動車ローンを払い続ける経済力がないということから泣く泣く価格の安い中古車を選ぶわけです。
要するにお金をかけたくないわけです。

そういったことからトヨタのハイブリッドモデルは一見すると、燃費が良くガソリン代をケチることができるから金銭面で有利であると思うことができますが、それは間違いなくそうでしょう。
しかし、燃費が良いことで浮いたガソリン代の何倍ものお金がかかることがトヨタのハイブリッドモデルにはあるのです。
それが修理費用です。

 

残念ながらトヨタのハイブリッドシステム、THS-II系はトラブルシューティングがまだ終わっておらず、新しいモデルが発売されるたびに新たな故障事例が出てきている状態です。
ハイブリッドシステムが故障すると「修理」で直すのではなく「部品交換」で直しますので、修理費用がかなり掛かります。
少なくとも30万円以上はかかるでしょう。

ただ、新車を購入して新車保証が使えるのであれば、それらのほとんどは無償修理となるため、オーナーが大金を払うことはまずありません。
しかし、新車保証の継続もしなかったり、その期間もとっくに過ぎていることが多い中古車ではすべて実費で支払わなければならないのです。

それならガソリン代は多少高くついても多額の修理費用を払う可能性が低いハイブリッドモデルではない車を買った方がいいということになることから、トヨタのハイブリッドモデルの中古車需要が少なくなっています。
需要が低いということは価値が低い、すなわち買取金額が安くなるということです。
買取店などで「ハイブリッドカー高額買取」とかWebサイトなどで「ハイブリッドカーが人気で高く売れる」など書かれたり言われたりしますが、それは販売戦略上のいわゆる「商売文句」というやつで実際には価値が落ちているため高く買うことができません。

ちなみにこの傾向は同じハイブリッドモデルでもトヨタのハイブリッドモデルだけで、それ以外の自動車メーカーのものはここまで極端ではありません。

 

トラブルがあった場合はここに相談!

自動車の売買は多額のお金と権利が絡むものであることから、時としていろいろなトラブルが発生します。
そのほとんどが売り側が買取店のシステムを知らない、売買契約書をほとんど読まずに印鑑を押してしまったということから起こることになっているようですが、稀にそういったことをきちんと確認しておきながらもトラブルに発展してしまうことがあります。

こういった時にどうすればいいのか?ということになりますが、怒りに任せて怒鳴りつけたり、捨て台詞のように「訴えてやる」などいったところで何もならないどころか、逆に罵詈雑言を浴びせられたとか、脅されたなどと逆に訴えられてしまうことにもなりかねません。

こういった時によく国民生活センターとか中古車業界団体の相談窓口に相談した方がいいといわれますが、国民生活センターは調査や相手に対して平和的に解決するように働きかけてはくれますが、法的に強制力もなく、最後まできちんとやってくれないことも多いですし、業界団体の相談窓口はあくまでも業界団体の組織であるため、ほとんどが店舗側の味方に付きますので納得のいく解決などできません。

 

はっきり言って非常にまどろっこしいことになりますので、ここはすぐに法的手段に訴えるのが一番いいかと思います。
法的手段というと、事を荒立てたくないという気質を持つ日本人にとってはちょっと敷居が高いように思えますがそれほど難しく面倒なことでもありませんし、相談だけなら無料でしてくれるところがあるのでそこに相談するといいでしょう。

その場所が「法テラス」というところです。
正式名称「日本司法支援センター」、法務省所管の公的な法人で法律相談から弁護士の紹介、弁護士費用の立て替えなどを行っています。
法的な面から攻めることができますので効果抜群で、国民生活センターが半年がかりで行うことを数日で行い、法的な解決をすることができます。

弁護士とか裁判というと何かと煙たがる日本人ですが、逆にそういった権利、効力があるのに使わないのはもったいないことだと思います。

 

車を売るのも勉強が必要です

ここまで自動車の買取についていろいろと書いてきましたが、その中で恐らく「そんなこと知らなかった」とか「ヤバい、勘違いしていた」などと思ったところもあったでしょう。

それがわずか数か所で、あとはなんとなく知っていたということであればまだいいのですが、何もかも初耳だったといった場合はかなりまずい状態です。
しかし良かったです、これを読んだことでトラブルに巻き込まれることや大損をすることを免れたのですから・・・間に合いました^^

 

自動車の売却という行為は単なる「ものと現金の交換」ではなく、多額のお金ももちろんですが、権利や法的な手続きが伴うものです。
自動車を売却する相手の中古車業界・業者はボランティア団体ではなく利益を求める企業です。
1円でも多くの利益を生むために試行錯誤いろいろな手を打ってくるわけで、それに従って言われる通りに動いていては損をすることは確実になります。
そもそも取引というものは、お互いにメリットがなければならないわけで、自動車の売買においても売る側にとっても買う側にとっても同等のメリットがなければなりません。
それには中古車業者と対等にとまではいいませんが、だいぶ深いところに突っ込んだ話ができるぐらいの知識をつけなければならないのです。

知識は重要ですし、「知らない」ということは怖いことです。
受験をするために受験勉強をする、資格を取るために勉強する・・・これらと同じように車を売るために自分の車のこと、中古車業界のこと、中古車業者のことも勉強する必要があるのではないでしょか。

 

今更知識をつけたりするのは無理、知識なしで売りたいという方は、1社に査定依頼をするだけで2000社の中から買いたいと手を上げてくれる業者を探してくれるオークション形式のUcarPACがお勧めです。

 

車を高く売るなら

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査定バカが一括査定で愛車のアルファードを査定依頼してみると、最低査定額がカーチェンジA1の105万円、最高査定額はジーアフターの145万円でしたので、査定価格の差額は40万円にもなりました!


愛車を売却する際には、一括査定は避けては通れないですね^^

車を高く売るには一括査定

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一括査定は業者からの電話がいっぱいなるので嫌!という方は、おまとめ査定がオススメです^^

連絡が来るのは1社のみなのに買取参加は2000社。



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もし、内容が少しでも気に入っていただけましたら、いいね!等お願い致します。

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